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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

事故後は女の子が多く生まれる福島県飯舘村

 7月中の福島県飯舘村の赤ちゃん誕生数を見たら
  男の子 1人
  女の子 3人
でした。これでは、数が少ないので事故後(2011年3月)を福島県の発表(1)から集計すると
  男の子 165人
  女の子 211人
で、女の子が多くなっています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら、統計的な差があるとさえる5%(2)を下回っています。通常は男の子が多く生まれるので(3)異常な事態です。放射線影響研究所は広島や長崎で遺伝的影響が無かったことの根拠に、生まれて来る赤ちゃんの男女の比率(出生性比)(3)に異常がなかったことをあげています(4)。広島や長崎で見つからなかった事が福島では起こっています。
 福島事故直後に二種類の避難区域が設定されました。警戒区域と計画的避難区域です。警戒区域は事故直後の2011年3月12日に設定されました。計画的避難区域は事故後にしばらくしてから放射線量が高いことが判明し設定された避難区域で、設定されたのは事故から1ヶ月以上が過ぎた2011年4月22日です(5)。さらには、警戒区域では残された家畜は殺処分となりました(6)。一方で、計画的避難区域では一定の条件下で家畜の持ち出しが認められました(7)。計画的避難区域は逃げ遅れた、さらには家畜の持ち出し等の為になかなか逃げなった避難区域です。飯舘村の全域と葛尾村の大部分が計画的避難区域になりました。また、逆に全域ないしは大部分が計画的避難区域に指定されたのは飯舘村と葛尾村だけす(5)。事故前の飯舘村には「飯舘牛」なるブランド牛がありました(8)。葛尾村では3,448頭の牛と3,863頭の豚が飼育されていした(9)。これは葛尾村の事故前の人口1,531人(10)を超えます。。両村とも畜産が盛んでした。家畜の移動で被ばくした方も多いと思います。福島事故で何かが起こるとすれば、この2村で強く出るはずです。以下に位置を示します。
事故8年目も汚染されている福島
 ※1(11)の数値データを元に(12)に示す手法で8月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(5)による
 図-1 旧計画的避難区域

 図に示す通り国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(13)を超えた地域が広がっています。事故8年目の福島も汚染されています。 
 2017年7月中の人口動態が発表(1)になったので、飯舘村の赤ちゃん誕生数をみたら
  男の子 1人
  女の子 3人
でした。女の子が一寸多いので、事故後の赤ちゃん誕生数について調べてみました。
事故後に女の子が多く生まれる福島県飯舘村
 ※1(1)を集計
 ※2 各年3月からの1年間、ただし2018年は7月まで
 図―2  福島県飯舘村の赤ちゃん誕生数

 図に示す様に事故後に女の子が多く生まれるようになっています。2011年3月から18年6月を合計すると
  男の子 165人
  女の子 211人
で、女の子が多くなっていますこのような事が偶然に起こる確率を計算したら、統計的な差があるとさえる5%(2)以下の1.8%でした。通常は男の子が多く生まれるので(3)異常な事態です。
 以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法な(=^・^=)の過去の記事による(14)
有意差検定表(飯舘村)

 同じような事が、葛尾村でも起こっています。同村の2011年3月から18年7月までの赤ちゃん誕生数は
  男の子 32人
  女の子 52人
で、女の子が多くなっています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら、統計的な差があるとさえる5%(2)以下の3.7%でした(15)。
 福島県県民健康管理調査によれば
「将来生まれてくる自分の子や孫など次世代以降の人への影響(次世代影響)が起こる<中略>『可能性は高い』は 20.9%、『可能性は非常に高い』は 15.2%であった。」 
と(17)、福島事故による遺伝的影響を36.1%の方が心配しています(「可能性が高い」、「可能性は非常に高い」の合計)。ABCCは1947年にアメリカ政府で設立された研究機関で、広島や長崎に投下さえた原爆の影響について調査しました。その後1972年に日米共同の「放射線影響研究所」に改組され(18)、現在も続いています(4)。放射線影響研究所は我が国において放射線影響に関し最も実績のある研究機関です。そこが広島・長崎の原爆投下では遺伝的影響がないとしています。その根拠の一つに生まれて来る赤ちゃんの男女比(出生性比)に異常がなかったことあげています(4)(19)。 ABCCは長崎と広島の両方を調査したようです(19)。以下に2村合計の赤ちゃん誕生数を示します。
事故後に女の子が多く生まれる福島県飯舘村・葛尾村
 ※1(1)を集計
 ※2 各年3月からの1年間、ただし2018年は6月まで
 図―3  福島県飯舘村の赤ちゃん誕生数

 図に示す通り事故後は女の子が多く生まれるようになりました。合計すると
 男の子 197人
 女の子 261人
です。こにような事が偶然に起こる確率を計算したら0.2%でした。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―2 偶然に起こる確率の計算結果(2村合計)
 ※計算方法な(=^・^=)の過去の記事による(14)
有意差検定表(2村合計)

 福島は事故で汚染されました。特に全域ないしは大部分が計画的避難区域に指定された飯舘村や葛尾村では避難が遅かったので、影響が出やすいはずです。ここでは生まれて来る赤ちゃんの男女比(出生性比)の異常が認められます。一方で、放射線影響研究所(前身のABCCを含む)は、広島や長崎で遺伝的影響が出ていない根拠の一つに出生性比に異常がない事をあげています(4)(19)。長崎や広島では見つからなかった事が福島では見つかっています。広島や長崎の結果を元に福島は「安全」する説明は(20)、「非科学的」です。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 31回福島県「県民健康調査」検討委員会で福島程度の被ばくでは遺伝的影響は無いとする資料が提出されました(21)。放射線影響研究所は、放射性影響研究所は広島や長崎で遺伝的な影響が無かった根拠としてあげているものうち、前政権時代に計画されながら、安倍が出戻ったらウヤムヤになった福島でのDNA調査(22)、事故後に福島では増えた「自然死産」(23)や、本文で取り上げた出生性比の異常は根拠から消えていました。以下に福島県の自然死産率の推移を示します。
全国の1.5倍の福島県死産率(グラフ)
 ※(23)を転載
 図―4 福島県の自然死産率の推移

 福島では不都合な事実は隠されるようです。これでは福島の皆様は不安だと思います。
 福島県須賀川市は、市町村としては「夏秋キュウリ」の生産量が15年以上連続で日本一の市です(24)。TOKIOの皆様のテレビCMも流れています(25)。
TOKIOの福島産キュウリのCM
 ※(25)をキャプチャー
 図―5 福島産キュウリのテレビCM

 福島は今、キュウリのシーズンです。福島のキュウリは「うまい」そうです(25)。福島県は福島産キュウリは「安全」だと主張しています(26)。でも、福島県須賀川市のスーパーのチラシには福島産キュウリはありません。
他県産はあっても福島産キュウリが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ
 ※(27)を引用
 図―6 福島産無い福島県のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県須賀川市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県の推計人口(平成30年8月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
2)有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書
(3)出生性比
(4)原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 – 公益財団法人 放射線影響研究所 RERF
(5)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)警戒区域内の家畜の安楽死処分の対応に関するQ&A:農林水産省
(7)計画的避難区域及び緊急時避難準備区域における家畜の取扱い等について:農林水産省
(8)「飯舘牛」復活へ向け、牧草地に放牧の実証実験 : 福島原発 : 読売詳報_緊急特集グループ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
(9)わが葛尾村の農業 -022/036page
(10)葛尾村 - Wikipedia
(11)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(12)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(13)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(14)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(15)めげ猫「タマ」の日記 事故後は女の子が多く生まれる福島県葛尾村
(16)第31回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成30年6月18日)の開催について - 福島県ホームページ
(17)中の資料2-1 平成28年度「こころの健康度・生活習慣に関する調査」結果概要 [PDFファイル/332KB]
(18)原爆傷害調査委員会 - Wikipedia
(19)全文 - 放射線影響研究所
(20)放射線 放射性物質 Q&A これから生まれる子どもに被ばくの影響は | 東日本大震災 | 福島民報
(21)(16)中の 参考資料4 放射線の遺伝的影響について [PDFファイル/767KB]
(22)(新)福島におけるゲノム解析による放射線遺伝影響調査(福島ゲノム調査)
(23)めげ猫「タマ」の日記 福島の自然死産率は全国平均の1.5倍
(24)きゅうり生産日本一の須賀川が生み出した。その名も「かっぱ麺」!/ファミリーロッジ旅籠屋・須賀川店
(25)ふくしまプライド。
(26)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(27)ザ・ビッグ須賀川店 | 宮城県、福島県のイオングループのスーパーマーケット「ザ・ビッグ」 | マックスバリュ南東北
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  1. 2018/08/27(月) 19:45:51|
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