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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

審査が止まった柏崎刈羽原子力発電所

 柏崎刈羽原発の審査会合が2017年8月29日を最後に開かれていません(1)。事実上、1年間審査が止まったままです。
 柏崎刈羽原発は新潟県にある東京電力の原子力発電所です(2)。ただし、新潟での評判は良くないようです。6月10日に新潟県知事選挙が行われましたが(3)、選挙に合わせて朝日新聞が実施した出口調査で、柏崎刈羽の再稼働への賛否に絞った質問でも、反対(65%)が賛成(30%)をダブルスコアで上回わりました(4)。新潟の読者に事情を聴くと
 ・新潟に電気を供給してない東京電力の発電所である(5)。
 ・福島事故を起こした東京電力の発電所である(6)。
 ・2007年の中越沖地震では、火災(2)や放射能漏れ事故(7)をお越し、新潟県の海水浴客が半減する等(8)の被害を出しました。
2007年の柏崎刈羽原発火災映像を放送したBSN
 ※(9)を転載
 図-1 煙もくもく柏崎刈羽原子力発電所

 福島事故では福島から、大量の放射能汚染物が流れ着きました。新潟県には1018トンの1キログラム当たり8000ベクレル以上のセシウムに汚染された指定廃棄物は、事故8年目になりましたが処分の見通しがただず保管されたままになっています(10)。
 6月10日に新潟県知事選挙が行われました。選挙の結果、与党系候補が当選しました(3)。前知事は野党系でしたので(11)、新潟県知事は野党系から与党系に代わりました。ただし、与党系の現知事も選挙公約では柏崎刈羽の再稼働には慎重な姿勢をしめしています。以下に選挙公報を示します。
再稼働慎重をうたう当選した現知事の選挙公報
 ※(12)を転載
 図―2 当選した現知事の選挙公報

 図に示す様に柏崎刈羽の再稼働への慎重姿勢を公約のトップに上げています。
 昨年12月27日の原子力規制員会は柏崎刈羽原発6,7号機の適合性審査(安全審査でない)のうち設置許可に合格しました(13)(14)。審査合格との報じられていますが、これで原子力規制員会の審査が全て終了した訳ではありません。
柏崎刈羽「合格」と報じるTV朝日
 ※(14)をキャプチャー
 図―3 柏崎刈羽合格と報じるTV朝日

 原子力規制員会の審査しには設計の妥当性を審査し、妥当であれば出される「設置許可」、設計に従っての工事の詳細を審査し、妥当であれれば出される「行為計画認可」、原発の運転規則を定めた保安規定を審査し、妥当であれば出される「保安規定認可」、最後に完成した原発を検査する「使用前検査」です(14)(116)。このうち、柏崎刈羽は合格していりのは「設置許可」だけです(13)(14)。再稼働にはこれとは別に立地自治体(柏崎刈羽の場合は新潟県、柏崎市、刈羽村(17))の合意が必要です(18)。
 ところが審査会合は2017年8月29日(1)以降は開かれていません。この1年間、審査が止まったままです。ヒアリングは続けられていますが(19)、あまり実質的な内容は無いようです。最新の平リングは8月9日ですが、内容は東京電力社長が柏崎市長と面談したことを原子力規制庁に報告するもので(20)、審査とは余り関係がありません。
 日本の原発に大きく分けて加圧水側(PWR)と沸騰水型(BWR)があります(21)。柏崎刈羽は沸騰水型(BWR)の中では審査が優先されて進められていました(22)。沸騰水型原発の一つに東海第二原発があります(23)。7月4日の原子力規制員会で「設置許可」の審査書案が了承されました(24)。その後にパブリックコメント(意見募集)や原子力委員会、経済産業相への意見聴取を経て、間もなく合格する見込みです(25)。工事計画認可の審査も8月24日には終ったそうです。このあと、審査内容を反映した補正書の提出、「工事計画認可」になります(26)。上手くいえば11月27日までに手続きを終えそうです。ただし、この日までに手続きを終えないと現行制度では「廃炉」が不可能になります。東海第二の再稼働には、茨城県知事と東海村、水戸市等の6市町村の同意が必要です(27)。昨年(2017年)8月の茨城県知事選では東海第二に再稼働反対の現職を、与党が推薦する新人が破り当選したので、知事の同意は間違いなく得られると思います(28)。水戸市議会は東海第二の再稼働に「反対」の意見書を可決しました(29)。これに対応いたと思うのですが、水戸市は日本原子力発電(原電)東海第二原発(東海村)の再稼働の是非を判断するための有識者会議を設置します(30)。このままですと、東海第二の再稼働が早いようです。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 東京電力は柏崎刈羽について
「私たちはコミュニケーションを大切にし、皆さまからのご意見を伺うとともに」
 と言っています。皆様は電気を供給しない原発は再稼働しない事を望んでいるようです。東京電力はこのような話には耳を貸すはずがありません。東京電力は事故で福島を汚染しました。それなのに、福島を避ける行為を「風評被害」と断じています(31)。こんな東京電力では福島の皆様は不安だと思います。
 福島を代表する果物にナシがあります(32)。福島県郡山市ではナシの出荷が始まりました(33)。同市のナシは美味しいどうです(34)。福島県は福島産梨は「安全」だと主張しています(35)。でも、福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産ナシはありません。
福島産梨が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(36)を引用
 図―4 福島産ナシが無い福島県のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)柏崎刈羽原子力発電所 6・7号炉 関連審査会合 | 原子力規制委員会
(2)柏崎刈羽原子力発電所 - Wikipedia
(3)2018年新潟県知事選挙 - Wikipedia
(4)花角氏、再稼働反対票も取り込む 新潟知事選、出口分析:朝日新聞デジタル
(5)東京電力ホールディングス - Wikipedia
(6)福島第一原子力発電所事故 - Wikipedia
(7)柏崎刈羽原子力発電所6号機の放射性物質の漏えいについて|TEPCOニュース|東京電力
(8)[PDF]PDF形式 858 キロバイト - 新潟県
(9)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい東電原発(3月1週)―柏崎刈羽・安全審査の申請書を再提出―
(10)指定廃棄物について|放射性物質汚染廃棄物とは|放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト|環境省
(11)新潟県知事一覧 - Wikipedia
(12)めげ猫「タマ」の日記 福島第二廃炉、狙いは柏崎刈羽の再稼働
(13)第57回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会
(14)柏崎刈羽6・7号機が正式合格 東電では事故後初めて(17/12/27) ANNnewsCH
(15)原子力施設等の安全規制 - 原子力施設と法律 | 電気事業連合会
(16)新規制基準適合性に係る審査・検査の流れ | 原子力規制委員会
(17)新潟の原発立地自治体3首長、7日に会談  :日本経済新聞
(18)原発周辺自治体:再稼働の同意権要求5割 立地自治体と差 - 毎日新聞
(19)柏崎刈羽原子力発電所 6・7号炉 事業者とのヒアリング概要・資料 | 原子力規制委員会
(20)平成30年08月06日⇒議事要旨【PDF : 57KB】
(21)日本の原子力発電所 - Wikipedia
(22)柏崎刈羽原発の先行審査を再開 規制委方針  :日本経済新聞
(23)東海第二発電所 - Wikipedia
(24)第18回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会
(25)日本原電・東海第二、新規制基準に適合/“40年超運転”へ正念場 | 電気新聞ウェブサイト
(26)東海第二工認審査、論点を全て消化/補正提出へ向け着実進展 | 電気新聞ウェブサイト
(27)東海第二原発、再稼働見通せず 規制委は新基準「適合」:朝日新聞デジタル
(28)茨城知事選:自公推薦の大井川氏が初当選 - 毎日新聞
(29)茨城)東海第二の再稼働、水戸市議会「反対」 意見可決:朝日新聞デジタル
(30)東京新聞:東海第二「再稼働」検討 水戸市有識者17人公表 「市民の声反映」疑問の声:茨城(TOKYO Web)
(31)風評被害に対する行動計画の策定について|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社
(32)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(33)郡山産「梨」ゆうパック全国へ JA選果場で出発式、日本郵便支援:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(34)直売所紹介/JA福島さくら梨共同選果直売所/郡山市
(35)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(36)シミズストア-店舗案内中の「金谷店」
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