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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂)―その2「日常の被ばくだけを強調」

 今年10月に改定された「放射線副読本」では、3と3分1ページに渡り、私たちの身近に放射線がある旨を記載しています。これは、放射線についての記載(2と3分2ページ)より多くなっています。(=^・^=)なりに調べると、避難地域周辺では都内に比べ一桁以上高い放射線量ですが、記載されていません。
 文部科学省は「放射線副読本」を作成しています。今年10月に4年8ヶ月ぶりに改定されました(1)(2)。前回(2)に比べ、大幅に増えている記述に私たちの身近に放射線がある旨との記述です。前回は自然放射線等の記述は12ページに少しあるだけでした。
自然放射能の記述が少なかった改訂前の副読本
 ※(2)を引用
 図―1 自然放射線を僅かに記述する改定前の「放射線副読本」

 改定後は、身近にある放射線の記述が大幅に増えました。3ページ目は放射線の軌跡を捉える装置(霧箱)がとらえた、自然放射線の軌跡を載せています。
自然放射能を強調する副読本
 ※(1)を引用
 図―2 霧箱がとらえた自然放射線の軌跡

4ページ目はページの全てを使い改定前は表題だでであった4種類の自然放射線(宇宙から、空気から、食べものから、台地から)について解説しています。8ページの下側3分の1は、日常生活でどれだけ被ばくしているか図示しています。
日常の被ばくを強調する副読本
 ※(1)を引用
 図―3 日常生活での被ばく線量

 さらに9ページはページの全てを使い放射線量を測定を勧めています。学校用教材として放射線量計を貸し出す団体もあります(3)。面白いと思ったのは日常生活で使い、放射線を多く出す物も一緒に貸し出すそうです(3)。カリウムの同位体カリウム40は放射線を出し、天然に存在します(4)。カリウムは放射線を出す物質です。昆布(5)やカリ肥料などのカリウムを多く含む物は放射線を出します。貸し出すのは乾燥昆布、カリ肥料の他に放射線を多く出す湯の花や花こう岩(6)があります。その他に「遮蔽用鉄板」、放射線を遮る効果があるクリスタルガラス(7)や遮蔽用鉄板も貸し出すそうです(3)。
 まず、子供達に空間線量を測定させ、周りに放射線があることを実感させます。次に例えば乾燥昆布の表面線量を測らせます。スーパーの乾燥昆布売り場の放射線量を測ったら毎時0.1マイクロシーベルトだったそうです(8)。子供達は身近にも放射線源(あるいは放射能)があることを知ります。最後は「クリスタルガラス」や「遮蔽用鉄板」を乾燥昆布と放射線量計の間にれ、放射線量が下がったことを確認し、放射線が遮蔽できることも知ります。
 これで子供達は、放射線や放射は身近にあり、遮蔽もできるので放射線に対する警戒感が大幅に減るかもしれません。福島の放射線や放射能も原発の放射能も恐れなくなるかもしれません。
 ただし、福島の放射線とたとえば東京の放射線では量が違います。避難区域外なら子供達も自由に出入りできます。以下に避難地域周辺の市町村を示します。
汚染が酷い福島の避難地域周辺
 ※1(9)のデータを(10)に示す手法で10月1日に換算
 ※2 避難地域は(11)による。
 図―4 避難地域周辺の市町村

 図に示す通り、国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(12)地域が広がっています。福島は人工放射能によって汚染されています。特に、避難地域や周辺市町村の放射線量が高くなっています。昨年末に実施されて航空機モニタリングでの測定値の平均を取ると1時間当たりで
 ・南相馬市 0.71マイクロシーベルト
 ・飯舘村  1.27マイクロシーベルト
 ・川俣町  0.44マイクロシーベルト
 ・葛尾村  1.32マイクロシーベルト
 ・富岡町  1.08マイクロシーベルト
です。汚染地ではない東京都の放射線量はモニタリングポストの値で毎時0.03~0.04マイクロシーベルトです(13)。福島には1桁以上高い場所があります。
 改定された放射線副読本は、身近に放射線があることは強調していますが、福島の放射線量が異常に高いことには触れていません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
この副読本にはおかしなところが他にも、いっぱいあります。デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂)にまとめています(14)。よかったら見て下さい。
 福島県富岡町にはサッカーのナショナルトレーニングセンターであるJヴィレッジがあります(15)。U-17女子日本代表が合宿もしているので(16)、子供達も行くことがあるかもしれません。ここで合宿すれば、他より高い放射線にさらされ、放射能入りかもしれない福島産で作った食事を食べることになるかもしれません。安倍出戻り内閣は、放射能は何処でもあるから「安全」を主張したいようです。本文に記載の通り福島の人工放射線は自然放射線に比べけた違いに大きいです。これでは福島の皆様は不安だと思います。
 10月に入り福島はリンゴの季節です(17)。福島県会津若松市ではリンゴ狩りが楽しめます(18)。同市辺りのリンゴの味は格別の味わいだそうです(19)福島県は福島産リンゴは「安全」だと主張しています(20)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産リンゴはありません。
他県産はあっても福島産リンゴが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
 ※(21)を引用
 図―5 福島産リンゴが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県会津若松市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)放射線副読本(平成30年10月改訂):文部科学省
(2)放射線副読本(平成26年2月改訂):文部科学省
(3)放射線測定器の貸出 | かんげんこん | 関西原子力懇談会
(4)カリウム - Wikipedia
(5)カリウムの多い食品と食品のカリウムの含有量一覧表 | 簡単!栄養andカロリー計算
(6)放射線の実験―測定編―
(7)クリスタル・ガラス - Wikipedia
(8)昆布の放射線量 ( その他の病気 ) - 料理しま専科 - Yahoo!ブログ
(9)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(10)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(11)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(12)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(13)東京都の放射能情報一覧
(14)めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂)
(15)Jヴィレッジ - Wikipedia
(16)W杯へ「練習集中」...サッカーU17女子代表がJヴィレッジ合宿:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(17)くだもの図鑑 ? くだもの消費拡大委員会
(18)フルーツランド北会津
(19)りんご | JA会津よつば
(20)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(21)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
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  1. 2018/10/09(火) 19:44:35|
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