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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月17日発表)―福島夏野菜はセシウム入り復活―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。7月27日までの食品中の放射性セシウムの検査結果が10月17日に82日遅れでやっと発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先回に続き今回もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(4)。しかも基準超もあります。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数827件中1件の基準越え
  ②平均は、1キログラム当たり3ベクレル、最大183ベクレル(宮城県産クマ)。
  事故から7年半が過ぎて、見つかるセシウム汚染食品
 ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2018年2月1週)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

 福島産からは基準超はありませんでしたが
 ①茨城、岩手のヒラメからセシウム、福島産は199件連続ND
 ②汚染が酷い主要産地を検査せずに、福島産リンゴは検査で「安全」を主張する福島県
 ③福島夏野菜はセシウム入り復活
今週の発表からなどの特徴が読み取れ福島産は安全とは言えません。

1.岩手、茨城産ヒラメからセシウム、福島産は199件連続ND
 岩手、茨城産ヒラメからセシウムが見つかったと発表がありました(7)。以下に各県の検査結果をしまします。
隣県では見つかっても福島産ヒラメからは見つからないセシウム
 ※1(1)(2)を集計
 ※2 日付けは捕獲日
 ※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
 図―2 ヒラメの検査結果

 図に示す通り岩手、茨城だけでなく、宮城産からもセシウムが見つかっています。でも、福島県が検査した福島産ヒラメからは見つかっていません。厚生労働省(1)や福島県の発表(2)をを数えると199件連続で検出限界未満(ND)です。海は繋がっており、汚染源は福島にあるのにおかしな話です。
 厚生労働省の発表(1)を見ると、マダイに限らず福島産の農水産物の出荷前検査は全てを福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(8)が実施しています。中立性に疑問があります。福島産は他よりも低く出る検査で「安全」とされ出荷されます。

2.汚染が酷い主要産地を検査せずに、福島産リンゴは検査で「安全」を主張する福島県
 福島はくだもの王国を自称しています。リンゴが食べごろです(9)。福島のリンゴは福島市、伊達市が主要な産地です(10)。以下に示します。
 福島市・伊達市産リンゴを検査しない福島県

 ※1(11)のデータを元に(12)に示す手法で10月1日に換算
 ※2 避難区域は(13)による。
 ※3 は検査1件を示し(14)による。
 図―3 福島県のリンゴの主要産地と相馬市・南相馬市

 図に示す通り福島のリンゴの主要産地(福島市、伊達市)は国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(15)エリアが広がっています。福島のリンゴは事故から8シーズンの間、汚染された地域で作られています。
 これに対し福島県は福島産リンゴは「検査で安全を確認した」と主張しています(15)。
福島産リンゴは検査で安全を主張する福島県
 ※(16)を引用
 図―4 リンゴの安全宣言をする福島県

 でも図―3に示す様に主要産地の検査結果はありません。今の所、地元の農協の自主検査結果も発表されていません(17)。
 福島のリンゴの主要産地(福島市、伊達市)の葬式数を福島県の発表から(18)集計すると
 事故前(2010年1月から年8月)2,468人
 今年(2018年1月から8月)  2,794人
で13.2%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算すると0.001%でした(19)。
 福島県にあるひらた中央病院は、福島産米や野菜について避けるか否かのアンケート結果を発表しています。以下に示します。
表ー1 福島産を許容すかのアンケート結果
 ※ (20)を集計
郡山・三春で許容される福島産米

 表に示すように地域差があります。主要なリンゴ産地ではない相馬市・南相馬市では715人中530人が福島産野菜を避けており、許容しているのは26%((1-530÷715)×100)です。同様に福島県の発表(18)から、相馬・南相馬市の葬式数を集計すると
 事故前(2010年1月から年8月)878人
 今年(2018年1月から8月)  880人
で殆ど増えていません。
 福島県は、汚染が酷く葬式が増えている主要産地を検査せずに、検査でリンゴの安全を確認したと主張しています。

3.福島夏野菜はセシウム入り復活
 福島を代表する夏野菜にトマトやインゲンがあります(21)。福島産トマトとサヤインゲンからセシウムが見つかったと発表がありました(23)。以下に推移を示します。
再びセシウムが見つかり出した福島夏野菜
 ※1(1)を集計
 ※2 日付けは収穫日
 ※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
 図―5 福島産夏野菜の検査結果

 図に示す様に2014年以降はしばらく検出限外未満(ND)だったとですが、再びセシウムが見つかるようになりました。
 この他にもカボチャ、エダマメからもセシウムが見つかっています(24)。夏野菜のシーズンが終わってから、セシウム入りを発表されても困ります。福島産野菜を食べると、放射能も一緒に食べるリスクを負います。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・82日後に発表される検査結果
 ・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
 ・検査されていなくても検査で安全とされる福島産
 ・セシウム濃度が上昇する事がある福島産
福島の皆様は不安だと思います。
 福島県相馬市で田んぼアートの稲刈りが行われました(25)。同市は新米の季節です。同市産米の全量全袋検査数が約7万件になりました(26)。同市は人口3万人台の市なので(27)、市民が食べるには充分な量です。同市辺りのお米は銘柄米です(28)。福島県は福島産米は「安全」だと主張しています(29)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
 ※(30)を引用
 図―6 福島産米が無い福島県相馬市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県相馬市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。



―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1094報)(東京電力福島原子力発電所事故関連)
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(9月13日発表分)―検査結果発表は55日遅れ―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(3)中の「1 自治体の検査結果⇒ 検査結果(PDF:922KB)のNo6(岩手県産)、No4952,4989、4993(茨城県産)」
(8)農林水産部 - 福島県ホームページ
(9)旬のくだもの情報 ? くだもの消費拡大委員会
(10)くだものづくりがさかんな福島盆地
(11)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(12)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(13)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(14)福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報⇒果物⇒ら行⇒り⇒リンゴで検索
(15)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(16)(15)中のりんご [PDFファイル/189KB]
(17)農作物自主検査 | 農業 | JAふくしま未来
(18)福島県の推計人口(平成30年8月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(19)めげ猫「タマ」の日記 福島でリンゴ狩り始まる。行って大丈夫?
(20)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(21)夏 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(22)(3)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒検査結果(PDF:149KB)
(23)(22)中のNo348(トマト)、No350(サヤインゲン)
(24)(22)中のNo24,345、354(カボチャ)、No346(エダマメ)
(25)相馬田んぼアート🌾10/27大収穫祭🚌(@somatamboart)さん | Twitter
(26)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(27)福島県相馬市ホームページ
(28)特産品情報 | 地区別くらし情報 そうま地区 | JAふくしま未来
(29)全量全袋検査に関するよくある質問 - 福島県ホームページ
(30)Webチラシ情報 | フレスコキクチ中の相馬店
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テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2018/10/18(木) 19:45:45|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

福島の復興には、農業・漁業が良く取り上げられます。
食べて応援とか。
それより、東京から新幹線で1時間ちょっとの時間距離。東京はニューヨークのイメージで。日本のワシントンを作るのです。
国の主要機関を,ほとんど人が居なくなった川俣辺りに移転したらよいのではないでしょうか?
土地の買収も簡単でしょうし、全国から仕事で人が押し寄せるので、宿泊も飲食も沢山必要になります。
放射能などものともしない、自然と調和した、日本の技術を駆使した未来型都市。
アメリカのワシントンに並ぶ政治都市を作ったらいかがでしょう。

  1. 2018/10/18(木) 21:48:59 |
  2. URL |
  3. あん #-
  4. [ 編集 ]

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