東京電力が今日(3/29)に、福島第一原子力発電所の放射性物質ばら撒きの保障に充てるた為に、8,459億円を追加で申請したみたいです(1)。でも、すでに1兆5,803億円を受け取っています(2)。そして、支払ったのは4,455億円です(3)。また、1兆円以上も残っています。だから、まだ申請する必要はないと(=^・^=)は思います。
そこで、お金(現金)がどれだけ不足したかを(=^・^=)なりに計算してみました。2兆4131億円でした。そして、今回の申請を合わせると2兆4262億円のお金が保障に必要なので申請しています。あまりに金額が近いのでびっくりしましした。
金額の内訳は以下の通りです。
①社債の償還 5,489億円
東京電力の資料によると、2011年度中に返済(償還)しないといけない社債が5,489億円あります(4)。
②燃料費 7,600億円
去年4月から今年3月で、燃料代が7,600億円増えると東京は言っています(4)。
③福島の費用 4,160億億円
去年4月から12月までの9ヶ月で、3,119億円かったと東京電力は言っています(4)。単純に12分の9倍して
3,119億円×12÷9≒4160億円
④売上減 2,427億円
去年4月から12月までの9ヶ月で、1、820億円の売り上げが減ったと東京電力は言っています(4)。単純に12分の9倍して
1、820億円×12÷9≒2427億円
の売り上げ減になります。電気産業は設備産業ですので、電気が売れようが売れまいが設備の維持費用が掛かります。だから、売上が減れば、その分のお金をどこからかもってこないといけないと思います。
⑤保障費用 4、455億円
放射性物質ばら撒きで、すでに支払ったお金は4,455億円です(3)。
合計すると
2兆4131億円
で、東京電力が援助を求めた2兆4303億円ですので、とっても近い数字です。こんな数字を見ると、保障の支援と称し、東京電力の経営維持に必要な資金を政府に請求しているだけのような気がしてきました。
<余談>
東京電力からもうすぐ電気料金の値上がりが始まるみたいですが、反対も多いみたいです(5)。保障に充てるべきお金が、電気の燃料代に消えてしまい、首都圏の電気を安くするために、放射性物質ばらまきの保障ができななどは許されないことだと(=^・^=)は思います。
東京電力の合理化は必要です。でも浮いたお金は、福島第一原発の後始末とばらまき被害者への保障だと思います。首都圏の方は
1)地方に原発を押し付け、電気だけを享受したこと(東京電力の原発は、東京電力の供給エリアにはありません)のコストはある程度は受け入れるべきだと思います。
2)自分達の電気にかかるコストは負担すべきだと思います。
消費税の値上げが議論されているみたいです。もし、(=^・^=)の収めた税金が首都圏の電気代の為に使われているなら、消費税値上げに反対です。
‐参考にしたサイト様および引用した過去の記事-
(1)
資金援助の内容等の変更申請について|プレスリリース|東京電力(2)
めげ猫「タマ」の日記 東京電力―1兆6千億受け取って、支払ったのは2、727億円(3)
【3・11から1年】東電の賠償、支払総額4455億円 9日時点 - MSN産経ニュース(4)
2012年3月期第3四半期決算補足資料(スライド) (5)
関東知事会、東電値上げに中止要望書
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- 2012/03/29(木) 22:27:08|
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