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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

子どもの福島県内いじめ、1000人当たり9.9人、県外避難者は6.3人

 福島県外での福島いじめを主張する皆さんがいます(1)。そこで、2016年度の福島いじめをみると
 福島県内の児童・生徒     1000人当たり9.9人(2)
 福島県外に避難している子ども 1000人当たり6.3人
で、福島県内のいじめの頻度が高くなっています。
 2017年3月頃にNHK等を中心に、福島から福島県外に行かれた方の「いじめ」が盛んに報道されました(1)(3)。これに悪乗りしたのか、安倍出戻り内閣は盛んに「いじめ」を喧伝しています。たとえば、今年4月に復興庁が発行した小冊子「放射線のホント」には
「『福島から避難してきた人間から放射線がうつる』
そういった知識不足からいじめにあっちゃう子がいます」
なんて記述があります(4)。あるいは今年10月に改定された文部科学省発行の「放射線副読本」には
「放射線を受けたことが原因で原子力発電所の周辺に住んでいた人が放射線を出すようになるというような間違った考えや差別、いじめも起こりました。」
なんて記述があります(5)。
風評被害といじめを同列に扱う放射線副読本
 ※(5)を引用
 図―1 避難先での「いじめ」を記載する放射線副読本

 福島県内で「放射線教育」を実施した中学の校長先生は
「風評被害が根強い中、将来子どもたちが県外に出た時に、言われなき中傷を受けるかもしれません。」
と話したそうです(6)。あるいは別の学校の校長先生は
「福島県の人が県外に出ていくと、やはり福島県出身ということで、理解のない方に心ないことを言われる機会もないとは言えなません。」
と話したそうです(7)。「
 こうした話に共通するのは、福島県から県外に出ていった子どもがいじめにあっている話だけが記載され、福島県内との比較がありません。
 NHKは福島県から県外に避難した子どもが「賠償金があると思った」事を理由に「いじめ」にあったことを発信していました(3)。
賠償がいじめの原因となったと報じるNHK
 ※(3)を転載
 図―2 「賠償金があると思った」と話すいじめ被害者

 福島県内でも、同様な事が起こっています。福島県の地方紙・福島民友は2013年9月に
「(福島県)郡山市の高校に通う(事故避難者の)長男が同級生から『賠償金もらっているんだろ』とからかわれたと聞いた。」
と報じています(8)。原発事故の賠償金を口実とした「いじめ」は「福島県内」でも起きています。だいたい2017年度には約41万件もの児童・生徒へのいじめが全国で認知されています(9)。いじめは福島から避難して来た子どもだけでなく、多くの子どもに起こっています。もし、福島から県外へ避難した子供だけに特異的に起こっていると主張するなら、比較データ(福島県内のいじめの発生状況)が必要です。
 2017年4月時点で福島県から、福島県県外に避難している子どもは8,624人でした(10)。NHKはこのうち54件のいじめを確認したと2016年末の2017年3月に報じています。1000人当たりで6.3人(54÷8,624×1000)です。
 福島県の地方紙・福島民報は
「(福島)県内の国公立私立の小中学校、高校、特別支援学校で二〇一七(平成二十九)年度に認知されたいじめは四千八百八十三件で前年度より二千八百三十七件増え、過去最多を更新した。千人当たりの認知件数は二四・三人で前年度より一四・四人増えた」
と報じていました。すると2016年度の福島県内のいじめは、1000人当たりで、9.9人(24.3-14.4)になります。
 2016年度の福島県内と福島県から県外に避難した子どもが受けたいじめを比較すると
 福島県内の児童・生徒     1000人当たり9.9人(2)
 福島県外に避難している子ども 1000人当たり6.3人
で、福島県内のいじめの頻度が高くなっています。それでも福島県外に避難している子どもいじめだけが強調されています。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島県から県外に避難している子どものいじめを強調すれば、東京電力等の原子力関係者の多大な利益になります。福島県外避難者に対するいじめは「風評被害」と同列に扱われることがあります。たとえば図―1に示す様に、改定された放射線副読本の表題は「評被害や差別、いじめ」です。東京電力は「風評被害」で巨額の賠償を払っています。以下に福島県の農林水産業出荷額と風評被害支払額を示します。
福島の農林水産業の落ち込み額より多い風評被害賠償額
 ※(11)を転載
 図―3 福島県の農林水産業出荷額と風評被害賠償支払い額

 福島産を避ける行為を多くの方が「いじめ」と認識し、これを止めれば賠償の支払い額が減額され東京電力等は大きな利益を受けます。あるいは、原発は「安全」なのに、これを忌避する行為を「いじめ」と認識すれば、再稼働が様にになります。東京電力は柏崎刈羽原子力発電所6,7号機の再稼働を目論んでいます。(=^・^=)の試算では再稼働が実現できれば東京電力は柏崎刈羽原発の再稼働で年間2,316億円の燃料費が節約できます(12)。
 東京電力はマスコミや復興NPOにチャンネルを持っています。柏崎刈羽原発についていえば、「安全」と主張するCMを柏崎刈羽原発が立地する新潟県(13)で流しています(14)。新潟県民の受けはともかく、新潟県内のローカルテレビ局にとってはありがたい話だと思います。地方のローカルTV局の経営が今後は厳しくなるとの見方がまります(15)(16)。東京電力は新潟のローカルTV局に以下の映像は放送して欲しくはないと思います。
 2007年の柏崎刈羽原発火災映像を放送したBSN
 ※(17)を転載
 図-4 煙もくもく柏崎刈羽原子力発電所


 東京電力が「暗」に臭わすことも可能だと思いますし、そうでなくてもテレビ局の「忖度(そんたく)」期待しているかもしれません。
 福島在住の東京電力幹部と福島の復興運動家の深い関係が週刊誌で報じられたそうです(18)。東京電力は復興活動家に関してもルートがあります。彼らの活動に影響力を行使することが可能です。福島・復興活動家の一人に福島県南相馬市でベテランママの会を主催する番場さち子さんがいます(19)。彼女は
「彼らは福島県出身ということで、『放射能、感染らないよね?』と言われたりしていたんです。」
と発言し(20)、実態不明の福島いじめを喧伝しています。
 東京電力は半国有化され、日本国政府の管理下にあります(21)。安倍出戻り内閣にも、東京電力の利益を図りたい動機があります。安倍出戻り内閣に任命されたNHKの経営委員が(22)、政府の意向を酌んだ放送しても不思議ではありません。とゆうか、どう見ても安倍出戻り内閣の「意」を酌んだ放送をしているとしか思えません(23)。
 こうした発信は福島のお母さんを不安にしています。9月11日に開かれた「【第4回】新潟県原子力発電所事故による健康と生活への影響に関する検証委員会『生活分科会』」で(24)、福島県でも避難地域を除けば比較的放射線量が高い9市町村(福島市、郡山市、二本松市、伊達市、本宮市、桑折町、国見町、大玉村、三春町)の親子を対象にしたアンケート調査結果が発表されました(25)。以下に対象9市町村の位置を示します。
事故から7年半以上が過ぎて汚染が広がる福島
 ※1(26)の数値データを元に(27)に示す手法で10月1日時点に換算
 ※2 旧計画的避難区域は(28)による
 図-5 アンケートをの対象地域

 図に示す様にアンケート対象地域では、国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えたエリアが広がっています(29)。事故から7年半以上が経過しましたが、今も汚染されたままです。
 アンケートは2008年度に子どもを産んだお母さんを対象に実施されました。お子さんは今年(2018年)には小学校4年生です。そのアンケートの1項目に
「原発事故後、福島にすんでいることでいじめや差別を受けることに対して不安を感じる」(以下「いじめや差別への不安」と略す)
とゆうのがあまる。以下に感じるとした回答の割合を示します。
高い割合で推移するいじめや差別への不安
 ※(25)にて作成
 図―6 「原発事故後、福島にすんでいることでいじめや差別を受けることに対して不安を感じる」に感じると答えた割合

 多くの方が福島県外に出た時にいじめに遭うのではないか心配しています。
 このような不安を解消するには事実を正しく伝えれば良いのですが、そのような事はありません。これでは福島の皆様は不安だと思います。
 福島県棚倉町では、子供達自信が育てた新米の販売をおこなったようです(30)。福島は新米の季節です。棚倉町産米の全量全袋検査数が約12万件になりました(31)。同町は人口14,184人の町なので(32)、町民が食べるには充分な量です。同町当たりのお米はおしいお米です(33)。福島県は福島産米は「安全」だと主張しています(34)。でも、福島県棚倉町のスーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ
 ※(35)を引用
 図―7 福島産米が無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県棚倉町の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。



―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)震災6年 埋もれていた子どもたちの声 ~“原発避難いじめ”の実態 - NHK クローズアップ現代+
(2)県内いじめ認知4883件 前年度比2837件増、最多に | 県内ニュース | 福島民報
(3)めげ猫「タマ」の日記 福島県外避難者がいじめが拡散とNHK、福島では2ヵ月連続で自殺、いじめの疑い
(4)風評払拭・リスクコミュニケーション強化戦略中の放射線のホント
(5)放射線副読本(平成30年10月改訂):文部科学省
(6)放射線教育支援サイト “らでぃ”
(7)放射線教育支援サイト “らでぃ”
(8)みんゆうNet 原発災害・「復興」の影-【7】生活再建“弾まぬ心” 賠償金で…他人の目気にし家新築(福島民友ニュース)
(9)小中高校いじめ41万件 前年度から9万件増 過去最多:朝日新聞デジタル
(10)東日本大震災に係る子どもの避難者数調べ - 福島県ホームページ
中の•平成29年4月1日現在 [PDFファイル/243KB]
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q9.「風評被害」によって福島の農家さんは苦しんでいますか?
(12)めげ猫「タマ」の日記 原発忌避も風評被害
(13)発電所の概要|柏崎刈羽原子力発電所|東京電力
(14)CM・新聞・雑誌広告|動画・画像集|東京電力ホールディングス株式会社
(15)再編必至!地方テレビ局が高収益だった「カラクリ」が崩壊か |ビジネス+IT
(16)ローカル局 - Wikipedia
(17)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい東電原発(3月1週)―柏崎刈羽・安全審査の申請書を再提出―
(18)東電元副社長と福島復興運動家の不倫報道から透ける、「福島復興ムラ」の闇 | ビジネスジャーナル
(19)石崎芳行(東電元副社長)と不倫相手A子番場さち子の経歴や大学は?年齢や顔画像も! | WOLFLOG(うるふろぐ)
(20)活動開始当初は「福島差別も…」 震災7年目で東京の拠点「番來舎」を閉鎖するベテランママの会の軌跡
(21)東京電力ホールディングス - Wikipedia
(22)NHK経営委員会|経営委員会とは(経営委員会の仕事)
(23)たとえばめげ猫「タマ」の日記 NHKの「嘘」発信、参院定数増は「1票の格差是正」のため
(24)新潟県:【第4回】新潟県原子力発電所事故による健康と生活への影響に関する検証委員会「生活分科会」(平成30年9月11日開催)
(25)(24)中の資料2    福島原発事故後の親子の生活と健康に関する調査(PDF形式 2172 キロバイト)
(26)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(27)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(28)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(29)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(30)社川小学校 - 棚倉町教育ポータル
(31)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(32)トップページ | 棚倉町公式ホームページ
(33)みりょく満点ブランド|JA東西しらかわ
(34)全量全袋検査に関するよくある質問 - 福島県ホームページ
(35)エコス
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  1. 2018/10/27(土) 19:45:56|
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