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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

基準超の福島産とちもちが市場流出、福島県検査は14(Bq/kg)

福島県下郷町産とち餅から基準値を超える1キログラム130ベクレルのセシウムが見つかりました(1)。直前の福島県の検査では同じく14ベクレルでした(3)。福島県の検査では、基準超のセシウム汚染食品を見つけられません。
 とち餅は福島県下郷町の美味しい物の一つです(4)。乾燥させたとちの実の皮を剥き、流水に曝したあと「灰」であく抜きしたあと、実を蒸し、もち米と混ぜてできあがります(5)。灰であくぬきをするのですが、福島産の薪を燃やしてできた灰からは、過去に1キログラム当たりで2.5万ベクレルのセシウムが見つかっています(6)。過去には福島産木材を燃やしてできた「灰」を使って調理した沖縄ソバから、1キログラム当たり258ベクレルのセシウムが見つかっています(7)(8)。
 11月5日に販売された福島県下郷町産とち餅から、基準値の1キログラム当たり100ベクレル(9)を超える、同じく130ベクレルのセシウムが見つかったそうです(1)。
福島県下郷町産とち餅から基準超のセシウムが見つかったと発信するNHK
 ※(1)を引用
 図―1 福島県下郷町産とち餅から基準超のセシウムが見つかったと発信するNHK

 ただし、検査先が明記されていませんでした(1)。一方で福島県は11月8日付で
「加工食品等の放射性物質検査を実施しておりましたが、本日、いずれも食品衛生法に定める基準値以下であることが確認されましたのでお知らせします。」
と発表しています(10)。福島県は福島産加工食品は全て「基準内」を主張しているので、福島県の検査ではありません。どこかの「機関」が福島県下郷町に出かけ、「とち餅」を購入し検査したら基準超のセシウムが見つかったと思います。福島県は何回か出荷前検査を実施しています(2)(8)。以下に比較を示します。
福島県の検査では基準値に比べ大幅に低い福島県下郷町産とち餅の検査結果
 ※1(1)(2)(11)を集計
 ※2「非流通品」は出荷(流通)前の検査を示す。
 ※3 「基準値」は(9)による。
 図―2 福島県下郷町産とち餅の検査結果

 図に示す通り、福島県が実施した検査では基準値を大幅に下回っています。近々では10月5日製造の下郷町産とち餅を検査していますが、1キログラム当たり14ベクレルでした(3)。これを一ヶ月に購入して検査すると同じく13おベクレルです。福島県は基準超のセシウム汚染食品を見逃しました。
 最近では福島産ヒラメで似たようなことが起こっています。7月20日に福島県漁連のスクリーニング検査で、国が定めるスクリーニング検査の基準(スクリーニングレベル)の1キログラム当たり50ベクレル(11)を超える同じく59ベクレルのセシウムが見つかりました(15)。以下に福島および隣県産のヒラメの検査結果を示します。
他では見つかっても、福島県が検査すると見つからなくなる福島産ヒラメのセシウム
 ※1 (11)(14)(16)(17)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは捕獲日
 ※4 ()内は検査先、福島県漁連は「県漁連」と略した。
 図―3 ヒラメの検査結果

 図に示す通り、福島産だけでなく隣県(岩手、宮城、茨城産)でもセシウムが見つかっています。でも、福島県が検査では福島産ヒラメからセシウムが見つかりません。データ(11)(17)を数えると199件連続で検出限界未満(ND)です。
 厚生労働省の発表を見ると、福島県の検査は概ね福島県の機関が直接に実施し、品目毎に検査機関が分かれています。野生鳥獣を除く農林水産物は福島県農業総合センター、加工食品は福島県衛生研究所、野生鳥獣は環境創造センターです。そして福島県外の物は検査しません。これですと、福島県は検査結果をコントロールできます。他の検査機関と比べられる事がないので、一定の方針で検査データを操作しても、全体の整合性が崩れることがありません。
 福島県以外は違います。概ね、外部機関(たとえば民間の分析会社)も含め複数の検査機関で検査を実施しています。以下に群馬県前橋市赤城大沼のワカサギの検査結果を示します。
検査機関が変わっても値は変わらない赤城大沼・ワカサギの検査結果
 ※1 (11)を集計
 ※2 凡例は検査機関を分けており
  A:(一財)九州環境管理協会
  B:(株)総合水研究所
  C:(公財)海洋生物環境研究所
  D:いであ(株)
  E:群馬県農業技術センター
 ※3 日付けは捕獲日
 図―4 赤城大沼産ワカサギの検査結果

 図に示す様に、データは連続しており検査機関が違っても同じ結果にないます。また、群馬県の機関である群馬県農業技術センターを除けば、群馬県外の検査も受注しています。たとえば、いであ(株)は厚生労働省の発表を見ると北は北海道から南は大阪府まで、十数都道府県から検査を受注しています。発注元が検査をコントロールするのは不可能です。当たり前ですが、同じ物を測ればどこが測っても同じ結果になりはずです。でも、福島産は違います。
 10月5日の福島県検査で1キログラム当たり13ベクレルだった下郷町産とち餅を1ヶ月後の11月5日に購入し他の機関で測定すると、基準値超えの130ベクレルです。福島県漁連の検査では1キログラム当たり59ベクレルのセシウムが見つかり、隣県でもそこそこセシウムが見つかっていますが、福島県が福島産ヒラメを検査すると199件連続で検出限界未満(ND)です。福島県の検査は他よりも低出ます。福島県は検査でセシウム汚染食品を見つけることが出来ません。

 
<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島県は福島産リンゴの安全を検査で確認したと主張しています(19)。でも、福島の皆様は信ぜず、福島のリンゴは白雪姫のリンゴ(20)かも知れないと思っているようです。
 福島のリンゴ今が食べごろです(21)。福島のリンゴは果汁が多く、甘味と酸味もほどよく調和し、完熟すると果肉に蜜が入り食味も抜群です(22)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産リンゴはありません。
他県産はあっても福島産リンゴが無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
 ※(23)を引用
 図―4 福島産リンゴが無い福島県相馬市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県相馬市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)とち餅 放射性セシウム基準超|NHK 福島県のニュース
(2)加工食品等の放射性物質検査について - 福島県ホームページ
(3)(2)中の平成30年10月17日 [PDFファイル/133KB]中のNo39
(4)下郷町観光協会
(5)下郷町観光協会
(6)林野庁/調理加熱用の薪及び木炭の安全確保について
(7)めげ猫「タマ」の日記 福島産の「まき」で調理したら、セシウム汚染食品ができた。
(8)食品中の放射性物質の検査結果について(第317報) |報道発表資料|厚生労働省中の「1 自治体が公表した放射性物質の検査結果⇒検査結果(PDF:113KB)⇒No289
(9)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(10)(2)中の平成30年11月7日 [PDFファイル/82KB]
(11)報道発表資料 |厚生労働省
(12)食品中の放射性セシウムスクリーニング法の一部改正について |報道発表資料|厚生労働省
(13)福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです中の「漁協によるスクリーニング検査結果
(14)(13)中のいわき地区 
(15)(14)中のヒラメ、生、2018/7/20、久之浜沖(177ページ目)
(16)(13)中の相馬双葉地区  
(17)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(18)群馬県 - 農業技術センター
(19)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(20)「白雪姫の毒リンゴは日本産」国際紙が漫画 : 福島原発 : 読売詳報_緊急特集グループ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
(21)旬のくだもの情報 – くだもの消費拡大委員会
(22)リンゴ – くだもの消費拡大委員会
(23)Webチラシ情報 | フレスコキクチ
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  1. 2018/11/11(日) 19:44:53|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

福島の木を木材として地方に売っていたということがあるでしょうか。4年前、知人が掘りたてのジャガイモを2個の大釜で茹でました。燃料は自分の山で伐るより材木屋で安く手に入ったという木。立派な木が1本、たったの300円で買えたそうです。
ところがこれがうまく燃えず煙ばかり出て、ゆで上がるまで相当時間がかかりました。

それから間もなく、知人は全身を原因不明の激痛に見舞われ、血液の病気と診断されました。同じころ私は全身にひどい痒みを伴った原因不明の皮膚炎を発症。
どちらも難病で完治は難しいと言われましたが、1年後、二人ともケロリと治りました。そこで浮かんだのがあの薪の煙です。ひょっとして汚染木材がこちらで売られていたのではないか、と。確証はありませんが、今でも疑問に思っています。
  1. 2018/11/12(月) 00:02:22 |
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  3. 鈴木 #-
  4. [ 編集 ]

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