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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島県飯舘村に1戸4,467万の公営住宅

 福島県飯舘村で総事業費6.7億円で15戸の公営住宅が完成しました(1)。1戸当たり4,467万円です。同村の仮設が多くあるJR松川駅(福島市)付近(2)の戸建ては概ね1戸当たり2000万前後なので(3)、それなりに豪華です。
 福島県飯舘村は福島県北部にある山村です。事故によって放射能に汚染され、全村が避難しました。ただし、避難指示が出されたのは事故から1ヶ月以上も過ぎた4月22日です(4)。そして避難が概ね完了したのは事故から3ヶ月以上が過ぎた6月22日です(5)。いわば逃げ遅れた村です。以下に位置を示します。 
事故から7年8ヶ月、汚染されている福島
 ※1(6)の数値データを元に(7)に示す手法で11月1日時点に換算
 ※2 旧計画的避難区域は(4)による
 図-1 福島県飯舘村

 図に示す通り国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(8)地域が広がっています。事故から7年8ヶ月以上が経過しましたが飯舘村は汚染されたままです。
 さらには、事故後に懐妊した赤ちゃんが生まれるであろう2012年1月以降に生まれた赤ちゃんを集計すと
 男の子 151人
 女の子 194人
で、女の子が多くなっています(9)。このような事が偶然に起こる確率は、統計的な差があるとさえる5%(10)を下回まわる2.3%でした(9)。通常は男の子が多く生まれるので(11)異常な事態です。
 福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。
福島の綺麗な女性
 ※(12)をキャプチャー
 図―2 福島の綺麗な女性

 でも、喜んでばかりもいられないようです。放射性影響研究所は広島や長崎の原爆投下で遺伝的な影響が生じていない根拠の一つに「赤ちゃんの男女比に異常が起きていない。」事をあげています(13)。それでも安倍出戻り内閣は「安全」であるとし、避難指示を解除しました(4)(5)。
 当然ながら住民は戻りません。以下に状況を示します。
住民が戻らない福島県飯舘村
 ※(14)を集計
 図―3 飯舘村民の居住状況
 
図に示すように住民はなかなか戻りません。避難指示解除1年7月の2018年11月1日時点で村内に暮らしている方は
  対象 5,714人中937人(全体の16%)
で、住民はなかなか戻りません(15)。一方で図に示す様に村外での住宅取得等はどんどん増えています。住宅取得等で安定した住環境を手にれた方が村に帰還することはないと思います。
 こうした状況に村は焦っているようです。かなり思い切った住民呼び込み策を実施しています。まずはこども園の「保育料」「制服代」「教材代」「給食費」は無料です(16)。小中学校の「給食費」「学童保育費」「制服代」「教材代」「PTA会費」が無料です(17)。あるいは中学生を対象とした豪華海外研修旅行も実施しています(18)。
飯舘村中学生の海外研修旅行
 ※(18)を引用
 図―4 海外研修旅行に行った飯舘村の中学生

 新規に移住されたかには引っ越し費用や住宅にかかる費用を補助もあります(19)。でも、上手くっていってないのは図―3に示す通りです。
 そして、このたび総事業費6.7億円で15戸の公営住宅が完成しました(1)。1戸当たり4,467万円です。同村の仮設が多くあるJR松川駅(福島市)付近(2)の戸建ては概ね1戸当たり2000万前後なので(3)、それなりに豪華です。
飯舘村公営住宅完成を発信するNHK
 ※(19)を引用
 図―5 飯舘村公営住宅の完成を発信するNHK

 公営住宅ですので、事故被害者だけでなく飯舘村の新規移住者も住むことができます。15戸のうち14戸は既に入居者が決まっています。残り1戸ですが、公営住宅には地区の集会所を兼ねたトレーラーハウスがあります。村はハウスの管理人を請け負う移住者の家賃を半額にする優遇策を検討しているそうです(1)。この分が決まってないようです。1戸当たり4,467万円の豪華住宅はそれなりに効果をあげたようです。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 1戸当たり4,467万円の豪華住宅はそれなりに効果をあげました。空振りが多い福島県域復興では珍しいことです。福島復興に関連して「最後は金目でしょ」と発言した大臣(当時)がいました(20)。福島県域復興は「金目」で進めるしかないようです。一方で、飯舘村等では2019年度末の住宅支援打ち切りが決まっています(21)。行政は汚染が続く避難指示解除地域に飴(豪華住宅等)とムチ(住宅支援打ち切り等)で、住民を強引に戻そうとしているようです。住民の「安全」より「地域の復興」が大事なようです。これでは福島の皆様は不安だと思います。
 福島ではリンゴの主力品種・サンふじの収穫が始まったそうです(22)。福島はリンゴの季節です。福島県会津若松市辺りのりんごの味は格別の味わいです(23)。福島県は福島産リンゴは「安全」だと主張しています(24)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産リンゴはありません。
他県産はあっても福島産リンゴが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
 ※(25)を引用
 図―6 福島産リンゴが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県会津若松市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)復興拠点の住宅・集会所完成 飯舘・深谷行政区 | 県内ニュース | 福島民報
(2)飯舘村避難先自治会(仮設住宅・公的宿舎等)ホームページ一覧 - 飯舘村ホームページ
(3)【SUUMO】JR東北本線(福島県)の新築一戸建て・分譲住宅・一軒家購入情報
(4)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(5)飯舘村 - Wikipedia
(6)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(7)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(8)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(9)めげ猫「タマ」の日記 8年連続で女の子が多く生まれる福島県飯舘村
(10)有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書
(11)出生性比
(12)Nスタふくしま20181112 - YouTube
(13)原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 ? 公益財団法人 放射線影響研究所 RERF
(14)平成30年11月1日現在の村民の避難状況について - 飯舘村ホームページ
(15)(14)中の平成30年11月1日現在の村民の避難状況 [PDFファイル/60KB]
(16)「子どもを育てるなら飯舘村」パンフレット - 飯舘村ホームページ
(17)広報いいたて 平成30年9月号 - 飯舘村ホームページ
(18)飯舘村移住定住支援事業補助金のお知らせ - 飯舘村ホームページ
(19)復興拠点に飯舘村営住宅など完成|NHK 福島県のニュース
(20)石原環境大臣「最後は金目でしょ」中間貯蔵施設巡り(14/06/16) - YouTube
(21)福島:不透明な住まい確保 2町除き仮設住宅19年度まで - 毎日新聞
(22)主力品種「サンふじ」収穫始まる|NHK 福島県のニュース
(23)りんご | JA会津よつば
(24)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(25)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
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  1. 2018/11/16(金) 19:44:17|
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