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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

NHKの嘘発信、汚染土の再利用基準は8000(Bq/kg)、実は100(Bq/kg)

 NHKは「再生利用の基準にしている1キロあたり8000ベクレル以下」と(1)、あたかも1キログラム当たり8000ベクレルの放射能汚染物が再利用可能なような喧伝を行いました。でも、現行基準で再利用可能な放射能汚染物は1キログラム当たり100ベクレル以下です(2)。平然とデマを喧伝するNHKは、国民の知る権利を充足しません(3)。
 福島は事故によって放射能に汚染されました(4)。以下に福島産米の詳細検査結果を示します。
事故から8シーズン連続でセシウムが見つかる福島産米
 ※1(5)(7)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは検査日
 図―1 福島産米の詳細検査結果

 事故8年目ですが、今年も福島産米からセシウムが見つかっています(5)。福島産米を食べる行為は、放射能を食べるリスクを伴う行為です。
 汚染された福島を誤魔化すために除染が行われました(8)。放射性物質はなにもしなくても時間と共に減っていきます。その減り方は「半減期」で計算できます(9)。以下に福島県安達地区の放射性物質の量と、半減期で計算される予想量を示します。
半減期でしか減らない福島・安達のセシウム
 ※元データおよび計算方法は(10)による。
 図―2 半減期でしか減らない福島のセシウム

 図に示す様に、半減期で計算される量でしか減っていません。これは他も事情は同じだと思います。除染は殆ど効果がありませんでした。それでも、約2000万立方メートルの放射能汚染物がでました(11)。とりあえずは、福島第一原発の周囲に設置された「中間貯蔵施設」に保管することになっています。ただし、保管期間は30年で、その後は福島県外につくる「最終処分場」に移すことになっています。2015年3月から中間貯蔵施設への運び込みが始まったので、残りはあと26年程です(12)。ところが最終処分場の目途がまったく立っていません。そのため、セシウムが1キログラム当たり8000ベクレル以下のものは再利用が検討されています(13)。ただし、あまり上手くはいってないようです。福島県二本松市道路造成に再利用する実証事業が計画されていたのですが、事実上中止になりました(14)。
 現行の再利用基準はセシウムが1キログラム当たり100ベクレルです。環境省は
「100Bq/kgは『廃棄物を 安全に再利用できる基準』であり、8,000Bq/kgは『廃棄物を安全に処理するための基準』です 。」
と説明しています。あるいは1キログラム当たり8000ベクレルにういては
「廃棄物を安全に処理するための基準です。」
と説明しています(2)。
 現行の基準では再利用できる放射能汚染物は1キログラム当たり8000ベクレルでなく、100ベクレルです。これについてNHKは12月22日に
 「再生利用の基準にしている1キロあたり8000ベクレル以下」
と(1)、あたかも1キログラム当たり8000ベクレルの放射能汚染物が再利用可能なような喧伝を行いました。
再利用基準は8000(Bq/kg)と喧伝するNHK
 ※(1)を編集
 図―3 「再生利用の基準にしている1キロあたり8000ベクレル以下」と喧伝するNHK

 平然とデマを喧伝するNHKは、国民の知る権利を充足しません(3)。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 1キログラム当たり8000ベクレルとの議論は環境省の「非公開会合」で検討されたものですが、かなり怪しげです。これについて
「東京電力福島第1原発事故に伴う汚染土の再利用基準を決めた環境省の非公開会合で、再利用に対する原子力規制庁の具体的な懸念が示されながら、議事録に掲載されていないことが分かった。この会合の議事録を巡っては、環境省が再利用に向けて議論を誘導したと受け取れる発言が削除されていたことが明らかになっており、新たに重要部分の欠落が判明した。」(15)
「東京電力福島第1原発事故の除染で出た汚染土の再利用を巡る非公開会合の議事録を環境省が『全部開示』としながら、実際には自らの発言の一部を削除していたことが分かった。削除したのは環境省が議論を誘導したと受け取れる発言。その発言から放射性セシウム1キロ当たり8000ベクレルを上限値とした汚染土再利用の方針決定につながっていた。」(16)
との報道があります。なお、強調は(=^・^=)が入れました。
 すなわち1キログラム当たり8000ベクレル以下の汚染土の再利用の検討の中で出た「原子力規制庁の具体的な懸念」や「環境省が議論を誘導した」などの事実があるのですが、この点は「議事録に掲載されていない」ようです。どうも不都合な事を隠さないと成立しないよな議論みたいです。これでは福島の皆様は不安だと思います。
 明日はクリスマスイブ。イチゴケーキを楽しみにしている方も多いと思います。福島でもイチゴの収穫が行われています(17)。福島県福島市のイチゴは美味しいそうです(18)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(19)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
 他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(20)を引用
 図―4 福島産イチゴが無い福島県福島市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県福島市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)除染土 “8割が再生利用可”|NHK 福島県のニュース
(2)100Bq/kg と 8,000Bq/kg の二つの基準の違いについて - 環境省
(3)【電子版】NHK受信料「合憲」 国民の知る権利を充足-最高裁(更新) | 商社・流通・サービス ニュース | 日刊工業新聞 電子版
(4)福島第一原発事故による放射性物質の拡散 - Wikipedia
(5)全量全袋検査の検査結果 - 福島県ホームページ
(6)(5)中の•平成30年11月29日公表 [PDFファイル/30KB]
(7)報道発表資料 |厚生労働省
(8)除染情報サイト:環境省
(9)半減期 - Wikipedia
(10)めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂)―その17「除染で放射線量が下がった。除染の効果は殆どなかった」
(11)除染・中間貯蔵施設・汚染廃棄物処理 の現状について - 環境省
(12)中間貯蔵施設に係るこれまでの経緯 - 除染情報サイト - 環境省
(13)県外最終処分に向けた取組|中間貯蔵施設情報サイト:環境省
(14)<除染土>二本松の道路造成での利用、再検討へ 風評被害を懸念 | 河北新報オンラインニュース
(15)汚染土議事録:規制庁の懸念載せず 「家の庭で再利用か」 - 毎日新聞
(16)東日本大震災:福島第1原発事故 汚染土議事録 環境省、発言削除し開示 再利用誘導、隠蔽か - 毎日新聞
(17)聖夜の彩り 贈答用イチゴ収穫最盛期 | 県内ニュース | 福島民報
(18)いちご狩り2018 – 一般社団法人福島市観光コンベンション協会公式ページ
(19)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(20)イオン福島店 | お買物情報やお得なチラシなど
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  1. 2018/12/23(日) 19:52:31|
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  4. | コメント:1
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コメント

チェルノブイリ原発事故の時にソ連が経験した,除染をしても結局は半減期と同じしか減らないと言う話、日本でも同じなのね。
ソ連の経験を踏まえて、しっかりしたことを日本がしたのかと思ったのに・・・。
他人のふり見て我が身を直せ、と年寄りに言われた記憶が有る。
他国のふり見て我が身を直せないほどの馬鹿が、我が日本の政府だったとは、悲しいばかりです。
  1. 2018/12/24(月) 11:17:03 |
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  3. アン #-
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