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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

2019年・福島の課題

昨日(1月4日)に福島の官公庁で仕事始めです(1)。2018年の福島が始動しました。そこで(=^・^=)なりに今年の福島の課題を纏めてみました。
 ①女性の健康を守る
 ②女性にとって魅力ある福島を作る
 ③女性に信頼される福島を作る
 ④女性が活躍する福島を作る
年頭訓示する福島県知事
 ※(2)をキャプチャー
 図―1 年頭訓示をする福島県知事
 
1.女性の健康を守る
福島県女性の2015(平成27)年の平均寿命は、86.40歳でワースト5位(43位)でした(3)。事故前(2010年)はワースト10位(48位)でしたので、5位落ちました(4)。
 福島県二本松市は福島県中央部にある市です。以下に示します。
2019年も汚染が続く福島
 ※1(5)のデータを元に(6)に示す方法で1月1日に換算
 ※2 旧計画的避難区域は(7)による。
 図―2 本記事で扱う市町村 

 図に示すように、事故から7年9ヶ月が過ぎて、国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(8)を大部分で超えています。同市は避難指示が出された区域を除けば、福島県内でも最も汚染が酷い市町村です。以下に各年12月から翌年1月までの1年間の女性の死者数を示します。

事故後に増えて戻らない福島県二本松市女性の葬式
 ※1(8)を各年12月から翌年1月までの1年間で集計
 ※2 二本松市は震災犠牲者(死者、行方不明を含み関連死を含まず)はいない(9)
 図―3 二本松市の女性死者数(各年12月から翌年1月までの1年間)

 図に示す様に事故前の2009年12月から10年11月に比べ、事故があった2010年12月から11年11月で、急増しています。その後も回復していません。数値を記載すると
 事故前(2009年12月から11年11月) 296人
 近々1年(2017年12月から18年11月)384人
で、約30%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら、0.07%でした。以下に偶然に起こる確率を示します。
 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(11)による。
有意差検定表

 男性は
 事故前(2009年12月から11年11月) 364人
 近々1年(2017年12月から18年11月)338人
で、少し増えていましが統計的な差はありません。
 他にも事故後に懐妊した赤ちゃんが生まれるであろう2012年には、合計特殊出生率が低下しました。そして自然死産率が上昇しました(10)。福島の女性は事故後に赤ちゃんが産み難くなり、自然死産をしてしまい元気な赤ちゃんが産めなかった方が増えました。また、飯舘村と葛尾村は全域または大部分が計画的避難区域が設定されました。計画的避難区域が設定されたのは事故から1ヵ月以上が過ぎた4月22日でした(7)。この2村で2012年1月から今年11月末までの赤ちゃん誕生数を合計すると
 男の子 201人
 女の子 266人
で、男の子の倍の女の子が生まれています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら、0.4%でした(12)。通常は男子が多く生まれるので(13)、異常な事態です。
 2011年以降に福島の女性は何に虫食まれ、他所に比べ早く死んでしまうようなりました。


2.女性にとって魅力ある福島を作る
 福島は人口減に苦しんでいます(14)。以下に福島県の2018年1-11月の社会動態(転入者―転出者)を示します。
20代前半女性に多い福島の社会減
 ※(9)を集計
 図―4 2018年1-11月の福島県の社会動態

 図に示す様に20代前半女性で大きく減少しています。
 今から5年前の2013年11月に福島には10代後半の女性が49,287人いました。5年を経て彼女達は20代前半になりました。2018年11月に福島で暮らす20代前半女性は32,593人です。残ったのは66.9%(32,593÷49,287×100)です。このような方法で5年後に残っている割合を計算できます。以下に示します。
事故後に減った10代後半女性が5年後に福島に残る割合
 ※1(9)を集計
 ※2 日付けは10代後半時点
 図―5 福島の10代後半の方が5年後に残っている割合

 事故前から若い方の福島脱出はありました。事故前の2001年から2006年3月までの平均を取ると男性75%、女性74%で、男女に大きな差はありませんでした。事故後の2011年4月から13年10月までの平均を取ると、10代後半の方が5年後に福島に残っている割合は男性74%、女性65%で、男性はそれ程に変わりませんが、女性は大きく落ち込みました。事故後に福島の若い女性の逃げ出しています。彼女達の多くはやがて子どもを産みます。若い女性が福島を去ることは、女性一人が去っていくのでなく、彼女達が産むであろう子供も一緒にさっていくことを意味します。福島の人口減対策には女性にとって魅力ある福島を作り、残ってもらう事が最重要の課題です。
 でも状況は厳しいと思います。福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。
「新しことにであい力になった」と話す福島県双葉町の綺麗な女性
 ※(15)をキャプチャー
 図―6 「新しことにであい力になった」と話す福島の綺麗な女性(双葉町成人式)

 何処へ行っても歓迎されます。図の女性は今も全町避難が続く双葉町(7)の方ですが(15)、避難先ではいじめでなく、彼女の力になる新しい出会いがあったようです。
 福島は事故によって汚染され、図―2に示す様に2019年も汚染されたままです。1項に記載の通り、事故後に福島に住んでいる女性は福島県外に住む女性より早死にするようになりました。事故後に出生の異常も見られます。そんな福島に魅力を感じる女性がどれほどいるのでしょうか?

3.女性に信頼される福島を作る
 福島県は福島は「安全」であり、福島を避ける行為を「風評被害」と断じています(16)。でも福島に暮らす多くに方が「不安」抱いているようです。福島県県民健康管理調査によれば放射線リスク認知に関する質問で「晩発的影響の可能性が高い」または「非常に高い」と答えている人が32.5%、「次世代への影響の可能性が高い」または「非常に高い」と答えている人が35.2%います(17)。福島県は信用されていないようです。当然の事です。2011年2月25日に福島県は福島第一原発3号機は「安全」と発表しました(18)。でも、半月後には大爆発です(19)。
 これによって、問題が起きました。事故後により多くの若い女性が福島から出て行くようなったのは図―5に示す通りです。全ての若い女性が福島は「安全」との福島県の主張を信じればこのような事は無かったはずです。
 福島産農産物のもっとも重要なマーケットは福島県ではないでしょうか?事故前の2008年の福島産米の35.4%は福島県内に出荷されています(21)。福島の皆さんが福島産を買わなくなった福島の農業には打撃です。
 少なくともスーパーに買い物する方は、(=^・^=)の住む街では女性が中心です。多分、福島も同じだと思います。今日(1月5日)はいちごの日です(21)。福島県もイチゴが栽培されています(22)。伊達市は福島最大のイチゴ産地です(23)。同市のイチゴはとても甘くてちょっと酸っぱい、新鮮そのものだそうです(24)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(25)。イチゴは傷みやすいので(22)、新鮮な地元産が良い気がしますが、福島県伊達市のスーパーのチラシには福島産イチゴがありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県伊達市のスーパーのチラシ
 ※(26)を引用
 図―7 福島産イチゴが無い福島県伊達市のスーパーのチラシ

 福島のスーパーの担当者の方は多く消費者が福島産が「安全」とゆう福島県の主張を信用していないと判断してうようです。福島県にとって、福島県を信頼してもらい、福島産は「安全」との主張を信用してもらうことが必要です。そうなれば、事故で失った福島産の最大マーケットの福島を取り戻す事ができます。
 ただし、無理だと思います。福島県は事故後に放射線量測定装置に値が低くでる人為的操作を加える(27)など、怪しげなことをやっています。

4.女性が活躍する福島を作る
 2項に記載したように福島の若い女性は福島から逃げ出しおり、3項に記載のように福島の女性は福島を信頼していません。このような問題を解決するには女性の視点が必要です。以下に福島県庁の年頭訓示の様子を示します。
女性がいない福島県の年頭訓示
 ※(2)をキャプチャー
 図―8 福島県庁の年頭訓示

 図に示す通り、女性が見当たりません。福島には女性の視点が求められていますが、これでは無理です。女性が活躍できる福島では不十分です。女性が活躍している福島でなくてはなりません。それには女性が活躍したくなる福島が必要です。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 この7年9ヶ月の福島の動きを見ていると「安全」よりも「風評払拭」が優先されて気がします。これは、福島の皆様も同じと思います。
 福島県本宮市にはビール工場があります(28)。ここのビールはうまくで「安全」だそうです(29)。でも、福島県本宮市のスーパーのチラシには当該メーカーのビールはありません。
他県産はあっても福島産ビールが無い福島県本宮市のスーパーのチラシ
 ※(30)を引用
 図―9 市内に工場がありメーカーのビールが無い福島県本宮市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県本宮市の皆さまを見習い「フクシマ産」は飲食しません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)食の魅力訪日客にPR 新年度、内堀知事年頭会見 | 県内ニュース | 福島民報
(2)ニュース|福島中央テレビ
(3)一目でわかる福島県の指標2018 - 福島県ホームページ中の15 平均寿命 [PDFファイル/317KB] 
(4)福島県・女性寿命「86.40歳」 ワースト5位、がん死亡率上昇:健康長寿・福島の挑戦:福島民友新聞社 みんゆうNet
(5)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(6)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(7)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(8)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(9)福島県の推計人口(平成30年12月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(10)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(月1回更新) - 福島県ホームページ
(11)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(12)めげ猫「タマ」の日記 女の子が多く生まれる福島県葛尾村(事故から7年9ヶ月)
(13)出生性比
(14)地域創生・人口減少対策本部 - 福島県ホームページ
(15)双葉町 避難先での成人式|NHK 福島県のニュース
(16)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(17)第32回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成30年9月5日)について - 福島県ホームページ中の資料1-5 平成28年度県民健康調査「こころの健康度・生活習慣に関する調査」結果報告書等における回答者数及び有効回答数について [PDFファイル/17.9MB]
(18)福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ
(19)福島第一原子力発電所事故の経緯 - Wikipedia
(20)小学校高学年用社会科資料「ふくしまの農林水産業」
(21)1月5日 イチゴの日 <366日への旅 記念日編 今日は何の日>
(22)苺(イチゴ) | 一般社団法人福島市公設地方卸売市場協会
(23)めげ猫「タマ」の日記 福島でイチゴの出荷始まる。汚染された主要産地の検査結果はありません。
(24)伊達のいちご - 福島県伊達市ホームページ
(25)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(26)保原店|店舗・チラシ情報|リオン・ドール
(27)めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂)―その14「福島の放射線量は海外の主要都市とほぼ同し。装置に人為的操作を加え低く」
(28)ビール工場見学|福島工場|アサヒビール
(29)品質へのこだわり | アサヒビール
(30)本宮店|店舗・チラシ情報|リオン・ドール
 
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  1. 2019/01/05(土) 19:45:42|
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