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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

避難指示解除も戻らぬ住民(2019年1月)

 福島原発事故で避難地域が設定され、その後に解除された南相馬市、川俣町、浪江町、富岡町、楢葉町、飯舘村、葛尾村で、解除された地域に住んでいるのは対象53,489人中9,979人(全体の18.7%)です。
 福島は事故で汚染されました。そのなかで、福島第一原発から20km圏内や汚染が酷い地域には避難指示がだされました(1)。以下に示します。
事故から8年近く経て汚染されている福島
 ※1(2)の数値データを元に(3)に示す手法で2月1日時点に換算
 ※2 避難区域と解除区域は(1)による
 図-1 避難区域と解除区域

 図に示すように福島では国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(4)を超える地域が広がっています。事故から8年近くが経過しましたが、福島は汚染されたままです。それでも安倍出戻り内閣は「安全」だと主張し(5)、次々と避難指示を解除していきました(1)。これによって東京電力は避難に伴う賠償を打ち来ることができました(6)。以下に市町村を示します。
避難指示が解除されても汚染されたままの福島・旧避難区域
 ※1(2)の数値データを元に(3)に示す手法で2月1日時点に換算
 ※2 避難区域と解除区域は(1)による
 図-2 避難区域と解除区域地町村

 図に示しように事故後は11市町村に避難指示が出ましたが、大熊町・双葉町を除く9市町村では1部または全部で避難指示が解除されました。浪江町は面積的には避難区域が広いのですが、避難指示が解除された部分には地図で見ると役場や同町唯一の駅である浪江駅(7)、浪江高校(8)、唯一の旧1級国道の国道6号(9)、漁港など町の主要部分が含まれます。概ね9市町村では実質的に大部分の地域で避難指示が解除されています。避難指示が最後に解除されたのは富岡町の2017年4月1日で、それから1年9ヶ月以上が経過しました。
 避難指示がでた市町村のうち、田村市・川内村を除く7市町村では解除された区域の居住者と対象者数を月末ないし毎月1日発表しています(10)~(18)。図-2に示す様に川内村で避難指示が出た区域は一部に限られ、地図で見ると同村の主要施設である学校、保育園、役場、農協支店、主な観光施設(19)、バスの終点・起点(20)は、避難指示が出た区域外であり、主要な部分には国の避難指示は出ていません。田村市の避難区域は図―2に示す様に同市の東側の限られた部分で、今は消えてしまいましたが従前の田村市の発表では対象者は300人程度です。概ね田村市と川内村を除く7市町村の避難者数を集計すれば避難指示が解除された区域の居住者数と避難者数が分かります。
住民が戻らない避難指示解除区域
 ※1(10)~(18)を集計
 ※2 川内村を除く
 ※3 避難者数は対象者数―解除区域の居住者数で集計
 ※4 解除区域は2017年4月1日までに、概ね避難指示が解除された7市町村
 図―3 避難指示が解除された区域の居住数と避難者数(田村市と川内村を除く)

 図に示す様に、避難指示は解除されましたが住民はあまり戻っていません。概ね11月末で旧避難地域に住んでいるは
  対象53,489人中9,979人(全体の18.7%)
です。
 今年は多くの避難指示解除区域で学校が再開しました(21)。そのうち川俣町山木屋の山木屋小学校が、来年度は生徒がいなくなり、事実上は1年で「廃校」になります(22)。中学校も来年度は3年生だけになり、来年度で「廃校」になる可能性が濃厚です(23)。
 
<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 産業の再生も大変なようです。葛尾村では1月から、原乳の出荷がはじまりました(24)。福島県本宮市の乳業メーカー(25)に出荷されるそうです(24)。図―2に示す様に避難指示が解除されても葛尾村は汚染されたままです。福島の皆様は汚染された地の原乳を許容するのでしょうか。
 当該の牛乳メーカーの牛乳は「おいしい牛乳」です(25)。福島県は福島産原乳は「安全」だと主張しています(26)。でも、福島県本宮市のスーパーのチラシには福島産牛乳はありません。
北海道産はあっても福島産牛乳が無い福島県本宮市のスーパーのチラシ
 ※(27)を引用
 図―4 福島産牛乳が無い福島県本宮市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県本宮市の皆さまを見習い「フクシマ産」は飲食しません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(2)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(3)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(4)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(5)国連報告者、福島事故の帰還で日本を批判  :日本経済新聞
(6)避難指示解除準備区域・居住制限区域における精神的損害等に係る具体的なお取り扱いについて|東京電力
(7)浪江町 - Wikipedia
(8)福島県立浪江高等学校 - Wikipedia
(9)一級国道 - Wikipedia
(10)避難指示区域別居住状況/南相馬市公式ウェブサイト -Minamisoma City-(南相馬市)
(11)広報なみえ - 広報なみえ - 浪江町ホームページ(浪江町)
(12)浪江町ホームページ トップページ(浪江町)
(13)お知らせ/富岡町(富岡町、過去分も含む)
(14)避難指示解除後の町内帰還世帯・人数について|楢葉町公式ホームページ(楢葉町)
(15)楢葉町内居住者数について|楢葉町公式ホームページ(楢葉町)
(16)平成31年2月1日現在の村民の避難状況について - 飯舘村ホームページ
(17)山木屋地区の居住の状況 - 川俣町公式ホームページ(川俣町)
(18)住民生活課 - 葛尾村ホームページ(葛尾村、過去分も含む)
(19)観光 | 川内村公式ホームページ
(20)川内村へのアクセス | 川内村公式ホームページ
(21)新たな一歩...避難解除5町村「学校再開」 心のケアなど継続必要:ふくしまの子どもたち:福島民友新聞社 みんゆうNet
(22)福島・川俣の山木屋小、来春休校も 今春再開も新規入学予定なし | 河北新報オンラインニュース
(23)めげ猫「タマ」の日記 福島・川俣町山木屋中学校は来年(2019)年度で廃校
(24)「やっとスタートライン」 佐久間牧場7年10カ月ぶり原乳出荷:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(25)東北協同乳業株式会社 | 福島県本宮市にある11/19-B1乳酸菌ヨーグルトをはじめ、牛乳・プリンなどを製造している会社です。
(26)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(27)ヨークベニマル/お店ガイド
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  1. 2019/02/16(土) 19:42:58|
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