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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

半減期でしか下がらない福島の放射線(2018年)

 原子力規制委員会は放射線量を面的に測定した航空機モニタリング結果を発表しました(2)。2018年2月にも同様の結果を発表しているので(3)、比較したら概ね「半減期」で計算される放射線量分しか下がっていません。福島の放射線は「半減期」でしか下がりません。福島の放射線の主因はセシウム137であり、セシウム137の半減期は30年です(3)。半分になるには30年近くかかります。
 以下に2017年11月時点の航空機モニタリング結果の数値データより作成した福島の放射線量分布を示します。
事故から8年を経て汚染されている福島
 ※1(2)を集計
 ※2 旧避難区域は(4)による。
 図-1 福島の放射線量分布(2018年11月15日時点)

 国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超える(5)の場所が広く広がっています。今後が気になります。以下に2016年11月時点の航空機モニタリング結果と半減期から計算される放射線量を示します。
半減期で計算できる福島の汚染
 ※1(3)の数値データより計算
 ※2 計算方法は(7)による。
 ※3 旧避難区域は(4)による。
 図-2 半減期から計算される放射線量

 図-1と図ー2を比べるとそれほど大きな差はありません。福島の放射線は半減期でしか下がりません
事故直後に比べ小さくなったセシウム134の137に対する割会
 ※(8)を集計
 図-3 セシウム137に対するセシウム134の割合

 福島原発事故直後の2011年4月時点ではほぼ同じでしたが、半減期が早いセシウム134は減っていくのですが、半減期が30年と長いセシウム137(4)は無くならずしつこく残った結果、セシウム137に対するセシウム134の割合は13%程度まで低下しました。いま、福島の放射線の主因はなかかか減らないセシウム137です。これからは福島の放射線は以前のようには下がりません。
 1ミリ四方に1ベクレルのセシウム134があると放射線量は毎時5.4マイクロシーベルト、セシウム137では毎時2.1マイクロシーベルトです(9)(10)。1ミリ四方にセシウム134が0.0954ベクレル、137が1ベクレルあるとする時の放射線量は1時間当たりで。
 セシウム134由来 0.51マイクロシーベルト(0.0854×5.4)
 セシウム137由来 2.1マイクロシーベルト(1×2.1)
 合計        2.65マイクロシーベルト
 2016年11月時点で放射線量の80%(2.1÷2.65×100)がセシウム137由来で半減期は30年なので(3)、半分になるのに30年かかります。残りの20%はセシウム134由来です。2年で半分になりますが量はセシウム137に比べ少なく量です。両者を合計すれば今後の放射線量が見込めます。
 以下にセシウム137に対するセシウム134の割合を示します。
だんだん下がらなくなる放射線量
 ※半減期等から計算
 図-4 今後の放射線量
 
 なかなか減りません。いまの半分になるのは2040年頃です。
 2020年3月26日は福島から聖火リレーが始まりますします(11)。その時の放射線量を示します。
聖火リレーが始まっても汚染されている福島 ※(2)から半減期(4)を考慮して作成
 図-5 聖火リレーの頃の福島

 聖火リレーの頃になっても福島では除染が必要な地域が広がっています。除染は既に終わっています(12)。福島の放射線はこれからは自然に下がるのを待つしかありません。大丈夫ですかね?

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島の皆様はこれから放射能や放射線と長いお付き合いが必要です。福島の皆様は不安だと思います。
 福島県会津若松市では今、イチゴ狩りが楽しめます(13)。同市はイチゴの季節です。同市辺りのイチゴは身の詰まったしっかりした食感で、食べると果汁が溢れます(14)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(15)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
 他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
※(16)を引用
 図―7 福島産イチゴが無い福島県のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県会津若津市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会
(2)(1)中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成30年9月6日~11月15日測定) 平成31年03月08日 (KMZ, CSV)」
(3)(1)中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(4)半減期 - Wikipedia
(5)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(7)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(8)報道発表資料 |厚生労働省
(9)空間線量率の計算
(10)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(11)東京五輪『聖火』Jヴィレッジ出発! 20年3月26日リレー開始:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(12)福島県の除染措置完了市町村について|除染実施区域(市町村除染)の概要・進捗|除染情報サイト:環境省
(13)フルーツランド北会津
(14)いちご | JA会津よつば
(15)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(16)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
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  1. 2019/03/15(金) 20:12:01|
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