福島産を許容する方が約67%の福島県郡山市・三春町の葬式(死者数)は
事故前1年(2010年3月~11年2月)3,163人
事故8年目(2018年3月~19年2月)3,605人
で14%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約1300万分の1でした。一方で福島産を許容する方は約7%の福島県相馬・南相馬市の葬式(死者数)は
事故前1年(2010年3月~11年2月)1,294人
事故8年目(2018年3月~19年2月)1,344人
で、あまり変化がありません。(=^・^=)は
「福島産、食べて応援、あの世行」
って思ってしまいました。
福島は事故によって汚染されました。

※1(1)のデータを(2)に示す手法で3月1日に換算
※2 避難地域は(3)による。
図―1 福島県郡山市・三春町、相馬・南相馬市、いわき市
図に示す通り、福島では国が除染が必要だとする国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(4)地域が広がっています。事故から8年近くになりますが、福島は汚染されたままです。福島産を食べて良いか心配です。
これについて、安倍出戻り総理(5)、福島県(6)、東京電力(7)は、福島(産)は「安全」であり、避ける行為を「風評被害」と呼んでいます。でも、信じて良いか不安です。この方達は、事故前は原発を「安全」だと言っていました。でも、大爆発です。
出戻る前の安倍総理は質問主意書の回答で「我が国において、非常用ディーゼル発電機のトラブルにより原子炉が停止した事例はなく、また、必要な電源が確保できずに冷却機能が失われた事例はない」「原子炉施設の安全を図る上で重要な設備については、法令に基づく審査、検査等を厳正に行っている」「地震、津波等の自然災害への対策を含めた原子炉の安全の確保に万全を期している」「経済産業省としては、原子炉の冷却ができない事態が生じないように安全の確保に万全を期している」とし、今後も
原子力の安全確保に万全をつくすことを回答したそうです(8)。その後に福島原発事故が起き、およそ
原子力の安全確保に万全をつくしていない事が、事故報告書(9)(10)で明らかになりなした。
福島県は2011年2月25日に福島第一原発3号機は「安全」と発表しました(11)。でも、2週間後には大事故です。
当然ながら、東京電力も事故前は自社の原発は「安全」だと主張していました(12)
心配なので(=^・^=)なりに調べて見ることにしました。福島県内で福島産を許容する所と、しない所を比較し、差が無ければ福島産は「安全」、差があれば「安全」とは言えないです。
福島県にあるひらた中央病院は、福島産米や野菜について避けるか否かのアンケート結果を発表しています。以下に示します。
表―1 福島産を許容すかのアンケート結果
※(13)を集計

福島県は福島を7つの生活圏に区分しています(14)。県中地域に属する郡山市・三春町、相双地域に属する相馬・南相馬市をひとまとめにして比較してみることにしました。表に示す通り、郡山市・三春町では福島産米や野菜を約67%の方が許容しています。一方で相馬・南相馬市では7%です。同じ福島県内でも地域によって福島産に対して温度差があります。
以下に各年3月~翌年2月の1年間の郡山市・三春町の合計の葬式数を示します。

※1(15)を各年3月~翌年2月をで集計
※2 震災犠牲者は(16)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―2 郡山市・三春町の葬式の推移
図に示す通り事故後に葬式が増えています。福島産を許容する方が約67%の福島県郡山市・三春町の葬式(死者数)は
事故前1年(2010年3月~11年2月)3,163人
事故8年目(2018年3月~19年2月)3,605人
で14%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約1300万分の1でした。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。
表―2 偶然に起こる確率の計算結果
※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(17)による

以下に3月~翌年2月の1年間の相馬・南相馬市合計の葬式(死者)数を示します。

※1(15)を各年3月~翌年2月をで集計
※2 震災犠牲者は(16)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―3 相馬・南相馬市の葬式の推移
福島産を許容する方は約7%の福島県相馬・南相馬市の葬式(死者数)は
事故前1年(2010年3月~11年2月)1,294人
事故8年目(2018年3月~19年2月)1,344人
で、あまり変化がありません。
以下に3月~翌年2月の1年間の福島県いわき市の葬式(死者)数を示します。

※1(15)を各年3月~翌年2月をで集計
※2 震災犠牲者は(16)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―4 いわき市の葬式の推移
表―1に示す通りいわき市の福島産米や米を共に許容する方の割合は37%ですが、同市の葬式(死者数)は
事故前1年(2010年3月~11年2月)4,007人
事故8年目(2018年3月~19年2月)4,312人
で8%増えています。郡山市と相馬市・南相馬市の中間でしょうか?
以下に表―1および図―2~4から作成した、葬式(死者数)の増加率と福島産米や野菜を共に許容する方の割合をまとめました。

※(13)(15)を集計
図―5 葬式(死者数)の増加率と福島産米や野菜の許容割合
図に示す様に福島産を許容する程に葬式(死者数)が増えています。以下に相関図を示します。

※(13)(15)を集計
図―6 葬式(死者数)の増加率と福島産米の許容割合の相関
図のように1直線です。(=^・^=)は、事故8年目も
「福島産米、食べて応援、あの世行」
って思ってしまいました。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
これに対する福島県や安倍出戻り総理の主張は、福島産は「県」の検査で安全が確認されているだと思います(18)。この主張が成立するためには「福島県」の検査が正しいことが必要です。ただし、(=^・^=)は福島県の検査が「正しい」とする根拠を(=^・^=)は見出していません。それどころか、福島県の検査は他との整合性がありません(19)(20)。福島の皆様のどう考えているのでしょうか?
福島県いわき市産米の全量全袋検査が49万件を超えました(21)。同市は人口約34万人なので(22)、市民がとりあえず食べるには充分な量です。同市のお米は「Iwaki Laiki」とゆう美味しいお米です(22)。福島県は福島産米は安全だと主張しています(23)。でも、福島県いわき市市のスーパーのチラシには福島産米はありません。

※(24)を引用
図―7 福島産米が無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県いわき市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成30年9月6日~11月15日測定) 平成31年03月08日 (KMZ, CSV)」
(2)
めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2018年)(3)
避難区域見直し等について - 福島県ホームページ(4)
国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について(5)
平成30年3月10日 福島県訪問 | 平成30年 | 総理の一日 | 総理大臣 | 首相官邸ホームページ(6)
福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ(7)
風評被害に対する行動計画の策定について|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社(8)
衆議院議員吉井英勝君提出巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書(9)
東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会(10)
国会事故調 | 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会のホームページ(11)
福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ(12)
原子力安全・品質保証会議|東京電力(13)
研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ(14)
福島県の概況 - 福島県ホームページ(15)
福島県の推計人口(平成31年3月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ(16)
平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(月1回更新) - 福島県ホームページ(17)
めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について(18)
数字で「知って!」「食べて!」「行こう!」福島 | タブレット先生の「福島の今」(19)
めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q2.福島県の野菜・果物の検査は正しいですか?(20)
めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q4.福島産米の全量・全袋検査で「安全」が担保されますか?(21)
ふくしまの恵み(22)
地区別世帯数・男女別人口 | いわき市役所(23)
いわき産コシヒカリのブランド米「Iwaki Laiki-いわきライキ」(24)
全量全袋検査に関するよくある質問 - 福島県ホームページ(25)
マルト/SC岡小名店のチラシと店舗情報|シュフー Shufoo! チラシ検索
3月30日追記
コメントへ回答を説明するための図とリファレンスです。

※1(A3)にて作成
※2 日付けは厚労省発表日
※NDは検出限界未満(みつからない事)を示す
図―A1 茶葉の検査結果

※1(A3)にて作成
※2 日付けは捕獲日
※NDは検出限界未満(みつからない事)を示す
図―A2 沼沢湖ヒメマスの検査結果
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(A1)
村上茶 | 新潟・食品名産図鑑(A2)
指定廃棄物について|放射性物質汚染廃棄物とは|放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト|環境省(A3)
報道発表資料 |厚生労働省(A4)
阿賀野川 - Wikipedia(A5)
浄水場汚泥の放射能測定結果 - 新潟県(A6)
東北電力株式会社 第二沼沢発電所(揚水式発電) | 会津地域産業観光ガイド(A7)
妖精の里 かねやま 沼沢湖(A8)
第二沼沢発電所の運転再開について| 東北電力(A9)
阿武隈高地 - Wikipedia(A10)
奥羽山脈 - Wikipedia(A11)
越後山脈(えちごさんみゃく)とは - コトバンク
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- 2019/03/29(金) 19:45:10|
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指定廃棄物ですが、新潟が1017トン、静岡が8.7トン出ていました❗NHKウェブニュースより❗お茶の数字は静岡の方が数字が高く出ていると認識しています。新潟も出ていますが😅どのように考えたら良いのでしょうか?新潟もだんだん危険になってきていると言う認識で良いのでしょうか?
- 2019/03/30(土) 13:03:28 |
- URL |
- ぶぶ #-
- [ 編集 ]
ぶぶ様
お問い合わせありがとうございます。以下に私見を記載させていただきます。
Q> 指定廃棄物ですが、新潟が1017トン、静岡が8.7トン出ていました。お茶の数字は静岡の方が数字が高く出ていると認識しています。新潟も出ていますが😅どのように考えたら良いのでしょうか
A>結論を言えば、静岡の廃棄物は飛んで来たもの、新潟は流れて来たものなので、静岡のように茶畑に放射能が降ったエビデンスにはなり得ないと考えます。
確かに新潟でもお茶が栽培されています(A1)。ご指摘の通り指定廃棄物は新潟が1017トン、静岡が8.7トンで(A2)新潟の方か多くなっています。
図―A1にお茶の検査結果を示します。確かに新潟の方が低い気もします。
福島から新潟へはかなり大きな川(阿賀野川)が流れ下っています(A4)。あるいは福島・新潟県境付近に源を発する川があます。そうした川から汲み上げた水に混じっていた泥(浄水場発生土)から、事故直後に高濃度のセシウムが見つかっています(A5)。そして、新潟の指定廃棄物は全てが「浄水発生土」です(A2)。新潟の指定廃棄物は全てが飛んできたものでなく、流れて生きた放射能に由来します。流れてきたので茶畑に降り注ぐことはないと思います。ただし、一部の放射能は飛んで来て茶畑を汚染し、お茶からセシウムが見つかっているのは図―A1の通りです。
阿賀野川の支流に只見川があります(A4)。只見川には宮下ダムがあり、ここを下池とし、沼沢湖を上池とする揚水式の発電所(第二沼沢発電所)がありま(A6)。沼沢湖にはヒメマスが棲んでいますが(A7)、事故後にセシウムで汚染されました。図―A2に様子を示します。図―A2に示す様に2014年位からセシウム濃度が下がり出しました。第二沼沢発電所は2011年の新潟・福島豪雨の影響により被害を受け、それ以降は止まっていたのですが、2014年1月に再開しました(A8)。揚水式発電所が再開したことで、沼沢湖のセシウムが只見川に流れだしたと思います。このように、セシウムは川を流れて新潟にやってきました。そして1000トンにも及ぶ指定廃棄物が発生しました。
福島から静岡に流れれている川がないので、静岡の放射能は飛んで来るしかありません。茶畑に舞い降りれば、お茶の汚染します。
新潟に何故にそれ程には飛んでこなかったと言えば、福島第一と新潟の間には3つの山脈(福島第一から見て阿武隈高地(A9)、奥羽山脈(A10)、越後山脈(A11))があり、飛んで来るのを阻止されたと思います。一方で、静岡は新潟に比べれば福島第一から離れていますが、福島第一との間に大きな山脈は無く、そのまま放射能が飛んで来たと思います。
- 2019/03/30(土) 19:34:55 |
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- mekenekotama #-
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