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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

事故後最大となった2月の福島産イチゴの価格差(対全国平均)

 東京中央卸売り市場での20191年2月のイチゴ価格をみると、1キログラム当たりで
 全国平均 1,513円
 福島産  1,339円
で(1)、福島産は全国平均に対し174円安くなっています。これは事故後最大の価格差です。消費者が福島産イチゴの特性を正しく理解したからであり当然の事です。
 福島はくだもの王国を自称しています。6月のサクランボ、7.8月のモモ、9.10月のナシ・ブドウ、9-12月のリンゴと続きます(2)。イチゴがくだものかは議論がありますが(3)、くだものとすれば福島のイチゴのシーズンは12月から5月なのので(4)、福島では一年を通してくだものが楽しめます。以下に福島のイチゴの生産量を示します。
 以下に福島県のイチゴの生産量を示します。
伊達市がトップの福島のイチゴ生産
 ※(5)より作成
 図―1 福島のイチゴの生産量

 図に示す通り、伊達市、福島市、いわき市がトップスリーです。以下に示します。
事故9年目も汚染されている福島のイチゴ産地
 ※1(6)のデータを元に(7)に示す手法で4月1日に換算
 ※2 旧避難区域は(8)による。
 図―2 福島のイチゴ主要産地(伊達市、いわき市、福島市)と会津および飯舘村

 図に示す様に福島では国が除染必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(9)地域が広がっています。さらに、福島のイチゴの主要産地は旧避難地域を除けば福島の中でも汚染が酷い場所です。福島のイチゴは今シーズンも含め9シーズン連続で、汚染された地を中心に栽培されています。さらに言えば旧避難区域であった飯舘村でもイチゴが栽培されています(10)。これも立派な福島産イチゴです。
 以下に福島のイチゴ主要産地(伊達市、福島市、いわき市)の葬式数を示します。
事故後に葬式が増えた福島のイチゴ産地
 ※1(11)を各年3月から翌年2月の1年間で集計
 ※2 震災犠牲者は(12)により、行方不明を含み、関連死を含まず
 図―3 福島のイチゴ主要産地(伊達市、いわき市、福島市)の葬式数の葬式の推移

 図に示す通り事故後に葬式が増えています。イチゴの主要産地の葬式数は
  事故前1年(2010年3月~11年2月)7,701人
  事故8年目(2018年3月~19年2月)8,570人
で11.3%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約1000億分の1でした。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(13)による。
有意差検定表

 図―2に示す様に、福島県会津地方は福島県内では比較的汚染がマシな地域です。会津地方の葬式数は
  事故前1年(2010年3月~11年2月)4,130人
  事故8年目(2018年3月~19年2月)4,174人
で、少し増えていますが統計的な差はありません。
 福島産のイチゴについて纏めると
・主要産地(伊達市、いわき市、福島市)は汚染されている。
・主要産地では事故前に比べ葬式が増えているが、主要産地に比べれば汚染がマシな会津地方では増えていない。
等の特徴があります。消費者は福島産イチゴを許容するのでしょうか?
 今年も福島は1月中旬くらいからイチゴ狩りが楽しめるようになりました(14)。福島はイチゴのシーズンです。そこで東京中央卸売市場での各年2月のイチゴの取引価格を調べてみました。
過去最大の価格差がついた福島産イチゴ
 ※(1)を集計
 図―4 東京中央卸売市場での各年2月のイチゴの取引価格

 図に示す様に事故後も福島産と全国平均の価格差はつかない状態でしたが、2015年から価格差が拡大していきました。今年(2019年2月)は
 全国平均 1,513円
 福島産  1,339円
で(1)、福島産は全国平均に対し174円安くなっています。これは事故後最大の価格差です。消費者が福島産イチゴの特性を正しく理解したからであり当然の事です。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島産イチゴを避けているのは福島の皆様を同じだと思います。
 福島県いわき市は福島のイチゴの主要産地の一つです。同市のイチゴはおいしいようです(15)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(16)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴ無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(17)を引用
 図―5 福島産イチゴが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ


 (=^・^=)も福島県いわき市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)東京都中央卸売市場-統計情報検索を大分類⇒果物、中分類⇒いちご類で検索
(2)くだもの図鑑 – くだもの消費拡大委員会
(3)いちごやメロンは野菜なの? 果物コラム
(4)いちご | JA会津よつば
(5)作物統計調査1> 市町村別データ>平成18年産市町村別データ>年次>2006年中の9-5⇒ 野菜(果実的野菜) ⇒福島県
(6)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成30年9月6日~11月15日測定) 平成31年03月08日 (KMZ, CSV)」
(7)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2018年)
(8)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(9)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(10)福島・飯舘村でビジネス再生を成し遂げた、いちご農家の「意地」 | BUSINESS INSIDER JAPAN
(11)福島県の推計人口(平成31年3月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(12)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(月1回更新) - 福島県ホームページ
(13)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(14)いちご狩り2019 – 一般社団法人福島市観光コンベンション協会公式ページ
(15)甘くて大きくておいしい苺!! - 田人観光いちご園の口コミ - じゃらんnet
(16)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(17)イトーヨーカドー 平店
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  1. 2019/04/03(水) 19:43:53|
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