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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

家賃補助打切りも、新潟の自主避難者は戻らず

 福島の放射能汚染から逃れるために避難している方への家賃補助がまもなく(3月31日)で打ち切られました(1)。新潟県新潟市は自主避難者が多いとされています(2)。福島県から新潟市へ避難されている方の人数を見ると
 2017年3月末 1,320人(借り上げ等710人、自力手配  499人、公営住宅等 1)(4)(無償提供打切り(5))
 2019年3月末 1,054人(借り上げ等 45人、自力手配1,008人、公営住宅等 1)(6)
 家賃補助はまもなく打ち切りですが、多く方が福島に戻ることはありません。
 事故から8年以上が経過しましたが、福島は汚染されたままです。当然です。
 なお「借り上げ仮設住宅」は借り上げ等に、公営住宅・雇用促進住宅等は公営住宅等と区分させていただきました。
 福島は事故によって汚染されました。以下に航空機モニタリングによる放射線量分布を示します。
事故から8年1ヶ月以上が過ぎて特異的に汚染されている福島
 ※(7)のデータを(8)に示す手法で3月1日に換算
 図―1 航空機モニタリング結果

図―1 事故から8年近く経て汚染されている福島

 図に示すように国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超える(9)地域は概ね福島のみです。避難地域が設定されたのは「福島」のみです(10)。
 福島県は人口減少という大きな課題に福島県が直面しており、早急に解決しなければならない課題です(11)。
 今から5年前の2014年3月に福島には49,271人の10代後半女性がいました。5年が経ち彼女達は20代前半になっています。今年(2019年)3月の福島の20代前半女性は33,254人で(12)、残ったのは67%です。2014年3月当時で10代後半だった福島の女性のうち、約3分の1がこの5年間で福島から逃げ出しています。以下に福島の10代後半の方が5年後に残っている割合を示します。
事故後に下がった福島の若い女性の残留割合
 ※1(12)を集計
 ※2 日付けは10代後半時点
 図―2 福島の10代後半の方が5年後に残っている割合

 事故前から若い方の福島脱出はありました。事故前の2001年から2006年3月までの平均を取ると男性75%、女性74%で、男女に大きな差はありませんでした。事故8年目2011年の平均を取ると、10代後半の方が5年後に福島に残っている割合は男性75%、女性66%で、男性はそれ程に変わりませんが、女性は大きく落ち込みました。事故後に福島の若い女性の逃げ出しています。
 福島では事故後に若い女性の人口流出が加速しました。若い女性の県外流出は、現在の社会減(人口移動による人口減少(13))だけでなく、子供が生まれなくなり、将来の大幅な自然減(死亡数から出生数を減じた数(14))に繋がります。福島は図―1に示す様に汚染されています。福島の女性はお隣の宮城や茨城の女性に比べても大変に綺麗です。
福島の綺麗な女性
 ※(15)をキャプチャー
 図―3 福島の綺麗な女性

 何処へ行っても歓迎されます。福島から若い女性の脱出を止めるのは困難だと思います。
 事故後に福島から多くの方が避難されました。以下に推移を示します。
 ピーク時の半分以上の避難が続く福島の県外避難者
※(16)を集計
 図―4 福島からの県外避難者数

 図に示す通り福島への帰還が進んでいるとは言えない状況です。ピークには62,831人(2012年3月)の方が福島から避難していますが(17)、今も半分以上の32,476人の方が福島から県外に避難しています(18)。以下に福島から福島県外に避難している18歳未満の子ども避難者数を示します。
避難地域設定なしの市町村では減少幅が小さい福島の子供避難者
 ※1 (19)を集計
 ※2 1部が避難区域は一部が避難区域(警戒区域または計画的避難区域)に指定された市町村で南相馬市、川内村、川俣町、田村市
 ※3 全部が避難区域はほぼ全域が避難区域に指定された町村で飯舘村、浪江町、双葉町、大熊町、冨岡町、楢葉町、葛尾村
 ※4 避難区域無しは避難区域が設定されなかった市町村で特定避難勧奨地点が設定された伊達市や、概ね緊急時避難区域であった広野町を含む。
 ※5 避難区域の設定は(10)による。
 図―5 福島県外への子ども避難者数

 図に示す様に「避難区域無し」からの避難者が主流です。彼等は自主避難者です。少子高齢化対策には福島県外に避難している子供が多い自主避難者に圧力を加え、福島に戻すことが効果的です。
 2017年3月末に福島は「安全」だとして自主避難者に対する住宅支援を打ち切りました(5)。でも図―1に示す様に福島は特異的に汚染されたままです。さらには、4月1日で、低所得者向けに実施している家賃補助も打切られました(1)。
 新潟県への避難者数は2,482人で東京、埼玉、茨城、栃木についで5位です(18)。新潟県は市町村別・居住形態別の避難者数を発表しています(3)。新潟の都市規模からいえば新潟市、長岡市、上越市ですが(20)、福島からの避難者は新潟市と柏崎市に集中しています。柏崎市には福島と同じく東京電力の原子力発電所があり(21)、福島からの避難者の9割以上が避難区域内からに避難者です(22)。突然の事故で急に古里を追われた避難者が原発繋がりで新潟県柏崎市に逃げてきたのでしょうか?一方で新潟市は自主避難者が多いとされています(2)。以下に福島から新潟市への避難者数と居住形態を示します。
減らなくなった新潟市の避難者
 ※1(3)にて作成
 ※2 「借り上げ」は「借り上げ仮設住宅」、「自力手配」はその他(親戚・知人宅等)、「その他」は「公営住宅・雇用促進住宅等」に区分
 図―6 福島から新潟市に避難された方の居住形態

福島県から新潟市へ避難されている方の人数を見ると
 2017年3月末 1,320人(借り上げ等710人、自力手配  499人、公営住宅等 1)(4)(無償提供打切り(5))
 2019年3月末 1,054人(借り上げ等 45人、自力手配1,008人、公営住宅等 1)(6)
 家賃補助はまもなく打ち切りですが、多く方が福島に戻ることはありません。福島は汚染されたままです。当然です。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 自主避難者の現状について、福島県知事は2018年12月17日の定例記者会見で、実態調査を行う必要性はないとの考えを示しました。「避難元(の市町村)や避難先と連携し、住宅確保などを支援する」と言っているようですが(23)、単なる言い逃れともとれます。 世界貿易機関(WTO)の上級委員会は韓国が実施している福島産等の輸入制限について「必要以上に貿易制限的」としたり、日本を不公正に差別したりしたものとはいえないとしました(24)。
WTOが韓国の福島産等の輸入制限を容認したことを報じる福島県の地方紙・福島民友
 ※(25)を4月13日に閲覧
 図―7 福島産等の輸入制限は「制限的」でないとのWTOの決定を報じる福島県の地方紙・福島民友

 WTOは福島産を避ける合理性を認めました。ところが行政やマスコミは福島産を避ける行為を「風評被害」と強弁しています(26)(27)。これでは福島の方々は不安だと思います。
福島を代表する野菜にアスパラガスがあります(28)。4月に入りシーズンです(29)。福島のアスパラガスはおいしいようです(30)。福島県は福島産アスパラガスは「安全」だと主張しています(31)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産アスパラガスはありません。
他県産はあっても福島産アスパラガスが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(32)を引用
 図―8 福島産アスパラガスが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県いわき市の皆さんを見習い「フクシマ産」は食べません。

 ―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)「民間賃貸住宅等家賃への支援制度」について - 福島県ホームページ
(2)中山 均 - 【12/21 新潟市災害対策議員連盟、避難者支援策に関し市長要望】... | Facebook
(3)新潟県:県外避難者の受入状況をお知らせします
(4)(3)中の平成29年3月31日現在の県外避難者受入状況(PDF形式 91 キロバイト)
(5)「自主避難」3.2万人、住宅支援打ち切りに悲鳴 生活問題は逆に深刻化、終わらない原発被害 東洋経済
(6)(3)中の平成31年3月31日現在の県外避難者受入状況(PDF形式 193 キロバイト)
(7)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(8)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(9)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(10)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(11)地域創生・人口減少対策本部 - 福島県ホームページ
(12)福島県の推計人口(平成31年3月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(13)社会増減とは - 流通用語 Weblio辞書
(14)自然減とは - Weblio辞書
(15)春の雪 桜の枝折れる被害も - YouTube
(16)県外への避難者数の状況 - 福島県ホームページ
(17)(16)中の県外への避難状況の推移 [PDFファイル/494KB](31.4.1更新)
(18)(16)中の県外への避難者数 [PDFファイル/96KB](31.4.1更新)
(19)東日本大震災に係る子どもの避難者数(こども・青少年政策課)
(20)新潟県 - Wikipedia
(21)発電所の概要|柏崎刈羽原子力発電所|東京電力
(22)柏崎市の広域避難者支援と 「あまやどり」の5年間 - 新潟大学
(23)自主避難者家賃補助終了へ 福島知事「実態調査は不要」 | 河北新報オンラインニュース
(24)韓国の「福島などの水産物禁輸」 日本が逆転敗訴 WTO上級審 - 毎日新聞
(25)福島民友新聞社 みんゆうNet -福島県のニュース・スポーツ-
(26)風評に立ち向かう|福島|スペシャルコンテンツ|資源エネルギー庁
(27)【WTO逆転敗訴】安心の質を高めたい(4月13日) | 福島民報
(28)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(29)福島県の旬(出回り時期) 野菜編
(30)【食物語・喜多方のアスパラガス】 寒暖の差が育む甘み 口コミで人気:「食」物語~おいしい福島:福島民友新聞社 みんゆうNet
(31)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(32)マルト/SC岡小名店のチラシと店舗情報|シュフー Shufoo! チラシ検索
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  1. 2019/04/11(木) 17:55:56|
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