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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

全国値上がり、福島値下がり、3月のイチゴ価格

 東京中央卸売り市場での今年3月と昨年3月のイチゴ価格をみると、1キログラム当たりで
 全国平均 17円高
 福島産  46円安
で(1)、全体としては値上がりしていますが、福島産は値下がりしています。これは消費者が福島産イチゴの特性を正しく理解したためであり当然の事です。
 福島県の農協が地元の幼稚園児に福島産イチゴを送ったそうです(2)。福島第一原発が立地する福島県大熊町(3)にイチゴの栽培施設が完成したそうです(4)。
 大熊町のイチゴ栽培施設を報じる福島のローカルTV局(TUF)
※(5)をキャプチャー
 図―1 大熊町のイチゴ栽培施設完成を報じる福島のローカルTV局(TUF)

 7月位から出荷されるそうです。これも立派な福島産イチゴです。
 福島県のイチゴ農家(6)が、フルーツの加工品を出すカフェをオープンさせたそうです(7)。
果物加工品を出すカフェを報じる福島のローカルTV局(TUF)
  ※(5)をキャプチャー
 図―2 福島のイチゴ農家のカフェを報じる福島のローカルTV局(TUF)

 2017年3月末まで避難指示が出ていた福島県飯舘村(8)でも、イチゴ栽培が行われています(9)。これも立派な福島産イチゴです。
 以下に福島県のイチゴの生産量を示します。
伊達市がトップの福島のイチゴ生産
 ※(10)より作成
 図―3 福島のイチゴの生産量

 図に示す通り、伊達市、福島市、いわき市がトップスリーです。以下に示します。 
事故から8年2ヶ月以上が過ぎて汚染されている福島
 ※1(11)のデータを元に(12)に示す手法で4月1日に換算
 ※2 旧避難区域は(13)による。
 図―4 福島のイチゴ主要産地(伊達市、いわき市、福島市)と会津および飯舘村・大熊町

 図に示す様に福島では国が除染必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(14)地域が広がっています。さらに、福島のイチゴの主要産地は旧避難地域を除けば福島の中でも汚染が酷い場所です。福島のイチゴは今シーズンも含め9シーズン連続で、汚染された地を中心に栽培されています。さらに言えば旧避難区域であった飯舘村でもイチゴが栽培されています(10)。これも立派な福島産イチゴです。
 以下に福島のイチゴ主要産地(伊達市、福島市、いわき市)の各年度の葬式数を示します。
事後に増えている福島のイチゴ産地の葬式
 ※1(15)を各年度(4月から翌年3月)で集計
 ※2 震災犠牲者は(16)により、行方不明を含み、関連死を含まず
 図―5 福島のイチゴ主要産地(伊達市、いわき市、福島市)の葬式数の葬式の推移

 図に示す通り事故後に葬式が増えています。イチゴの主要産地の葬式数は
  事故前年度(2009年度)7,582人
  昨年度(2018年度)  8,538人
で13%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約20兆分の1でした。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(17)による。
有意差検定表

 図―4に示す様に、福島県会津地方は福島県内では比較的汚染がマシな地域です。会津地方の葬式数は
  事故前年度(2009年度)4,007人
  昨年度(2018年度)  4,129人
で、少し増えていますが統計的な差はありません。
 なお福島原発事故が起こったのは2011年3月、すなわち2010年度です。
 福島産のイチゴについて纏めると
・主要産地(伊達市、いわき市、福島市)は汚染されている。
・主要産地では事故前に比べ葬式が増えているが、主要産地に比べれば汚染がマシな会津地方では増えていない。
・避難指示が出た区域でも栽培されている
等の特徴があります。消費者は福島産イチゴを許容するのでしょうか? 
 福島はイチゴのシーズンです(18)。そこで東京中央卸売市場での各年3月のイチゴの取引価格を調べてみました。
昨年に比べ全国平均は値上がりしたのに福島産は値下がりしたイチゴ価格
 ※(1)を集計
 図―6 東京中央卸売市場での各年3月のイチゴの取引価格

 図に示す様に2011年には大きく下落しましたが、その後は回復し事故後も福島産と全国平均の価格差はつかない状態でした。そして、2015年から価格差が拡大していきました。昨年(2018年)と今年(2019年)3月のイチゴ価格を比べると、1キログラム当たりで
 全国平均
  昨年3月 1,209円
  今年3月 1,226円
で17円の値上がり
 福島産
  昨年3月 1,174円
  今年3月 1,128円
で46円の値下がり(1)
で、全国平均は値上がりしていますが、福島産は値下がりしています。これは消費者が福島産イチゴの特性を正しく理解したためであり、当然の事です。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島産を避けているのは福島の皆様を同じだと思います
 福島を代表する野菜にキュウリがあります(19)。今年も出荷が始まりました(20)。福島のキュウリは美味しいとのことです(21)。福島県は福島産キュウリは「安全」だと主張しています(22)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産キュウリはありません。
他県産はあっても福島産キュウリが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(23)を引用
 図―7 福島産キュウリが無い福島県福島市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県福島市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。



―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)東京都中央卸売市場-統計情報検索を大分類⇒果物、中分類⇒いちご類で検索
(2)トピックス | JAふくしま未来
(3)大熊町 - Wikipedia
(4)イチゴ栽培の新施設公開 第1原発立地の福島・大熊  :日本経済新聞
(5)Nスタふくしま20190424 - YouTube
(6)松葉園 - 丁寧に育てたおいしいいちご[福島県伊達市]
(7)株式会社 松葉園 - 福島県伊達市ホームページ
(8)飯舘村 - Wikipedia
(9)福島・飯舘村でビジネス再生を成し遂げた、いちご農家の「意地」 | BUSINESS INSIDER JAPAN
(10)作物統計調査1> 市町村別データ>平成18年産市町村別データ>年次>2006年中の9-5⇒ 野菜(果実的野菜) ⇒福島県
(11)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(12)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(13)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(14)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(15)福島県の推計人口(平成31年4月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(16)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(月1回更新) - 福島県ホームページ
(17)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(18)福島県の旬(出回り時期) 果物編
(19)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(20)福島県 すかがわ岩瀬農業協同組合 (きゅうり)~「パリッと新鮮でおいしい 岩瀬きゅうり」~ 月報 野菜情報-産地紹介-2010年9月
(21)トピックス | JA夢みなみ
(22)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(23)イオン福島店 | お買物情報やお得なチラシなど
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  1. 2019/04/29(月) 19:41:31|
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