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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

価格差が拡大する福島のイチゴ価格(1-4月)

 各年1-4月の福島産イチゴの東京中央卸売でのイチゴの取引価格を(1)、生産量1位の栃木(2)産と比較すると
 2017年 14円安
 2018年 45円安
 2019円 60円安
で、2年連続で価格差が拡大しています。これは消費者が福島産イチゴの特性を正しく理解したためであり、当然の事です。
 福島は「くだもの王国」を自称しています(3)。イチゴがくだものか野菜かは議論があると思いますが(4)、果物すれば福島はほぼ1年を通し、果物が楽しめます。すなわち1~5月のイチゴ(5)、6月のサクランボ、7.8月のモモ、9・10のナシ、ブドウ、9月からのリンゴです(2)。
  以下に福島県のイチゴの生産量を示します。
伊達市がトップの福島のイチゴ生産
 ※(6)より作成
 図―1 福島のイチゴの生産量

 図に示す通り、伊達市、福島市、いわき市がトップスリーです。以下に示します。 
事故から8年3ヶ月を経て汚染されている福島
※1(7)のデータを元に(8)に示す手法で6月1日に換算
 ※2 旧避難区域は(9)による。
 図―2 福島のイチゴ主要産地(伊達市、いわき市、福島市)と会津および飯舘村

 図に示す様に福島のイチゴ産地では国が除染必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(10)地域が広がっています。福島のイチゴの主要産地は旧避難地域を除けば福島の中でも汚染が酷い場所です。福島のイチゴは今シーズンも含め9シーズン連続で、汚染された地を中心に栽培されています。さらに言えば旧避難区域であった飯舘村でもイチゴが栽培されています(11)。これも立派な福島産イチゴです。
 以下に福島のイチゴ主要産地(伊達市、福島市、いわき市)の各年5月から1年間の葬式数を示します。
事故後に葬式が増えた福島のイチゴ産地
 ※1(12)を各年5月から1年間を集計
 ※2 震災犠牲者は(13)により、行方不明を含み、関連死を含まず
 図―3 福島のイチゴ主要産地(伊達市、いわき市、福島市)の葬式数の葬式の推移

 図に示す通り事故後に葬式が増えています。イチゴの主要産地の葬式数は
  事故前(2009年5月から1年) 7,582人
  近々1年(2018年5月から1年)8,675人
で13.1%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約18兆分の1でした。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(14)による。
有意差検定表

 図―2に示す様に、福島県会津地方は福島県内では比較的汚染がマシな地域です。会津地方の葬式数は
  事故前年度(2009年度)4,003人
  昨年度(2018年度)  4,130人
で、少し増えていますが統計的な差はありません。
 福島産のイチゴについて纏めると
・主要産地(伊達市、いわき市、福島市)は汚染されている。
・主要産地では事故前に比べ葬式が増えているが、主要産地に比べれば汚染がマシな会津地方では増えていない。
・避難指示が出た区域でも栽培されている
等の特徴があります。消費者は福島産イチゴを許容するのでしょうか? 
 福島はイチゴのシーズンです(5)。そこで東京中央卸売市場での各年1-4月のイチゴの取引価格を調べてみました。以下に示します。
事故後に栃木産より安くなった福島のイチゴ
 ※(1)を集計
 図―4 東京中央卸売市場での各年1-4月のイチゴの取引価格

 栃木県はイチゴの生産量日本一ですが、栃木産との比較で、事故前は福島産の方が高く取引されていました。それが事故の年に大きく落ち込みました。その後は回復したのですが、栃木産に比べ安くなっています。ここ3年の福島産イチゴの栃木産に対する価格差を見ると
 2017年 14円安
 2018年 45円安
 2019円 60円安
で、2年連続で価格差が拡大しています。これは消費者が福島産イチゴの特性を正しく理解したためであり、当然の事です。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島産を避けているには福島の皆様も同じです。
 福島県鏡石町に田んぼアートが今年もはじまりました(15)。同町産米の全量全袋検査数は約14万件です(16)。同町は人口約1万なので(15)、お米作りが盛んな町です。同町辺りの米はおいしいとのことです(17)。福島県は福島産米は「安全」だと主張しています(18)。でも、福島県鏡石町のスーパーのチラシには福島産はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県鏡石町のスーパーのチラシ
 ※(19)を引用
 図―5 福島産米が無い福島県鏡石町のスーパーのチラシ

(=^・^=)も福島県鏡石町の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)東京都中央卸売市場-統計情報検索「大分類:果実」⇒「中分類:いちご類」で検索
(2)いちごの生産量の都道府県ランキング(平成29年)
(3)だもの図鑑 くだもの消費拡大委員会
(4)いちごやメロンは野菜なの? 果物コラム
(5)>いちご狩り2019 一般社団法人福島市観光コンベンション協会公式ページ
(6)作物統計調査1> 市町村別データ>平成18年産市町村別データ>年次>2006年中の9-5⇒ 野菜(果実的野菜) ⇒福島県
(7)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(8)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(9)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(10)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(11)福島・飯舘村でビジネス再生を成し遂げた、いちご農家の「意地」 | BUSINESS INSIDER JAPAN
(12)福島県の推計人口(令和元年5月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(13)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(月1回更新) - 福島県ホームページ
(14)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
(15)鏡石町公式ホームページ[福島県]
(16)ふくしまの恵み
(17)特産品 - すかがわ岩瀬 | JA夢みなみ
(18)全量全袋検査に関するよくある質問 - 福島県ホームページ
(19)鏡石店 ? イオンスーパーセンター公式ウェブサイト
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  1. 2019/06/01(土) 19:45:17|
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