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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島Q&A Q16.「風評被害」を主張する方はどんな方ですか?

Q.「風評被害」を主張する方はどんな方ですか?
A.福島原発事故の加害者ないし当事者および関係者です。
 福島は福島原発事故によって放射能に汚染されました。事故はら8年でんすが、Q1に示す様に汚染されたままです。一方で、Q2Q4Q5Q6に示す様に福島産の検査には疑義があります。当然ながら多くの方が福島産を正しく恐れ、避けています。以下に福島を代表する農産物であるモモ(6)の価格を、最大産地である山梨産(7)と比べてみました。
事故後に山梨産に比べさらに安くなったまま回復しない福島のモモ
 ※(8)を集計
 図―1 山梨・福島のモモ価格

 図に示す様に事故後に福島産モモは山梨産に比べ大幅に安くなりました。価格差を見ると  
  事故前(2010年) △62円安
  今年(2018年)  △189円安
で、価格差が元に戻りません。これは消費者が福島のモモについて確り理解しているためであり、当然です。ところがこれを「風評被害」と強弁する方がいます。
 代表格は安倍出戻り総理でしょうか(9)。福島第一原発の排水路から今も放射能に汚染された排水が流れ続けています。
 以下に各排水路のセシウム137濃度を示します。
事故から8年2ヶ月を経て汚染排水が流れる福島第一 
 ※1(10)にて作成
 ※2 法定限度は(11)による。
 図―2 福島第一排水路のセシウム137
 
 図に示す様に法定限度を超えるセシウム137で汚染された排水が度々、海に流れています。事故から8年3ヶ月以上が経過しましたが、福島の海は汚染され続けています。決してコントロールなどされていません。でも彼は平然と「コントロールされている(under control)」と言ってのけています(12)(13)。
 でも、彼は事故の「加害者」です。出戻る前に総理をしていた2007年に、中越沖地震が発生し(14)、東京電力柏崎刈羽原子力発電所を「想定外」の揺れが襲いました(15)。そして
柏崎刈羽原子力発電所は火災(16)や放射能漏れ事故(17)をお越し、新潟県の海水浴客が半減する等(18)の被害を出しました。
2007年の柏崎刈羽原発火災映像を放送したBSN
 ※(19)を転載
 図-3 煙もくもく柏崎刈羽原子力発電所

 東京電力の原発では「想定外」の事をが起こることが実証されました。東京電力以外の電力会社では、「想定」を見直した所もあります。日本原電の第二発電所は津波想定を見直し、防潮堤のかさ上げ工事を2009年から開始しました(20)。先の震災では福島第一と同様に、津波に襲われましたが、ギリギリの所ですが福島第一のような事故は回避できました(21)。一方で東京電力は殆ど何もせず、福島第一事故を引き起こしてしまいました。
 安倍出戻り総理は東京電力に対し相応の対策を取らせるべきでしたが、なにもしませんでした。一方で 出戻る前の安倍総理は質問主意書の回答で「我が国において、非常用ディーゼル発電機のトラブルにより原子炉が停止した事例はなく、また、必要な電源が確保できずに冷却機能が失われた事例はない」「原子炉施設の安全を図る上で重要な設備については、法令に基づく審査、検査等を厳正に行っている」「地震、津波等の自然災害への対策を含めた原子炉の安全の確保に万全を期している」「経済産業省としては、原子炉の冷却ができない事態が生じないように安全の確保に万全を期している」とし、今後も原子力の安全確保に万全をつくすことを回答しました(22)。その後に福島原発事故が起き、およそ原子力の安全確保に万全をつくしていない事が、事故報告書(23)(24)で明らかになりなした。 
 福島県も「風評被害」を主張しています(25)。福島県は事故前から東京電力と原発に関し安全協定を結んでいました(26)。国が東京電力の想定外を放置するなら、東京電力対し対応を求めることができました。そのような事はしませんでした。その代わりウラン燃料の代わりにプルトニウムで作った燃料を従来の原子炉で使うプルサーマルを福島第一3号機で認めました(27)。すの3号機のプルサーマルにいて、福島県は2011年2月25日に「安全」と発表しました(28)。でも、2週間後には大爆発です。
爆発する福島第一原発3号機
 ※(29)を引用
 図―4 大爆発する福島第一3号機

 東京電力も「風評被害」を主張しています(30)(31)。当然ながら、事故前は自社の原発は「安全」だと主張していました(32)。五重の壁とは原子炉からの放射性物質漏洩を防ぐ為に設けられた5つの障壁のことで、燃料ペレット、燃料被覆管、原子炉圧力容器、原子炉格納容器、原子炉建屋の5つで構成されます(33)。東京電力は事故前は原子力発電所の放射能は五重の壁に守られており、外に出ることはないと主張していました。
5重の壁を喧伝していた東京電力
 ※(34)を引用
 図―5 五重の壁で安全を主張する東京電力の2010年7月14日付資料

 でも、福島原発事故ではあっけなく壊れてしまい(35)、大量の放射能が漏れ出しQ1に記載の通り、福島を中心に各地を汚染しました。
事故で一気に壊れた五重の壁
 ※1(36)にて作成
 ※2 「核燃料デブリ」は、核燃料、ペレット、被覆管が溶けて固まったもの
 図―6 福島原発事故で壊れた五重の壁(3号機)


 福島原発事故後に彗星のごとく現れた方がいます。その一人に開沼 博氏がいます。彼は福島県の地方紙・福島民友では「いわき市出身、立命館大准教授」とだけ紹介さえれています(37)。でも、事故の加害者や関係者と繋がりがあります。電気事業連合会は、日本の電力会社各社の連合会です。2014年には、自民党の複数の議員に対し、原発推進の立場で回答するよう求める形で、原発の新設や増設などを求める文書を配布するなど、原発推進の活動を行っています(38)。開沼氏は、電気事業連合会のインタビューに応じ「風評被害」を主張しています(39)。日本電気協会は電気に関する活動を行っています。全国10地区に支部を設けていますが(40)、これは一般電気事業者10社(41)と一致します。日本電気協会は原発を所有する電力会社と密接な関連がある組織です。そこの事業の一つに「電気新聞」の発行があります(42)。開沼氏はそこに寄稿を繰り返しています(43)(44)(45)。当然、原稿料は貰っているはずです。また、復興庁東日本大震災生活復興プロジェクト委員を務めたり、、経済産業省資源エネルギー庁総合資源エネルギー調査会原子力小委員会委員を務めるなど、風評払拭を主張する行政(46)(47)ともかかわっています(45)。国の福島原発事故収束の窓口である「原子力損害賠償・廃炉等支援機構」(48)が主催する福島第一廃炉国際フォーラムにも出ています。事故の加害者や当事者と深いつながりがあります。
 彼は「放射線の性質、県内各地の放射線量など基礎知識を持っていても、それが現在の福島で生活することに具体的に結び付いているとは限らない」と子供達への放射線教育の必要性を主張しています(37)。一方で「ゼロミリシーベルトはあり得ない。正しい知識を全国レベルに」とも主張しています(44)。これは文科省が昨年10月に改定した「放射線副読本」に記載されています(50)。でも、Q1(1)に示す様に福島の放射能汚染は他とレベルが違います。放射能汚染で避難指示が出たのは福島だけです(51)。福島は特的に汚染されています。それを言葉で誤魔化そうとしている方でもあります。
 以上のように、「風評被害」を主張するのは事故の加害者、当事者、その関係者です。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島に対する疑問を「福島Q&A 」にまとめました(52)。よかったら他のQ&Aも見て下さい。
 事故の加害者、当事者ないしはその関係者が言っているからと言って、全てを否定することはないと思います。ただし、彼らの言っているとを検証する必要はあると思います。本文記載の通り、事故の加害者は事故前に原発は「安全」を主張していました。彼らの言っていることが正しいとは限りません。この思いは福島の皆様も同じだと思います。この方達がいくら「風評被害」を主張しても信じていないようです。
福島を代表する野菜にキュウリがあります(53)。今年も出荷が始まりました(54)(55)。福島県棚倉町辺りのキュウリはおいしいとの事です(56)。福島県は福島産キュウリは「安全」だと主張しています(57)。でも、福島県棚倉町のスーパーのチラシには福島産キュウリはありません。
他県産はあっても福島産キュウリが無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ
 ※(58)を引用
 図―7 福島産キュウリが無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ

(=^・^=)も福島県棚倉町の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)Q1.福島は汚染されていますか?
(2)福島県の野菜・果物の検査は正しいですか?
(3)福島産米の全量・全袋検査で「安全」が担保されますか?
(4)放射性物質低減対策ってなんですか?
(5)ストロンチウム90の検査が無くても、福島産は「安全」と言えますか?
(6)ふくしまプライド。
(7)桃の生産量の都道府県ランキング(平成28年) | 地域の入れ物
(8)東京都中央卸売市場-統計情報検索を「大分類、果実⇒中分類、もも類」で検索
(9)<震災8年>安倍首相インタビュー 政治の責任で復興完遂 | 河北新報オンラインニュース
(10)2019年のアーカイブ - 廃炉プロジェクト|公表資料|東京電力ホールディングス株式会社⇒2019年5月30日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第66回事務局会議)⇒資料3-6】環境線量低減対策(7.22MB)
(11)周辺の分析結果ー分析結果 - 廃炉プロジェクト|データ|東京電力ホールディングス株式会社
(12)安倍首相「アンダーコントロール」のウソ|WEBRONZA - 朝日新聞社の言論サイト
(13)安倍晋三総理大臣のプレゼンテーション IOC総会(13/09/08) - YouTube
(14)新潟県中越沖地震 - Wikipedia
(15)asahi.com:揺れ、設計時の想定外 柏崎刈羽原発の耐震、甘さ浮上 - 新潟県中越沖地震
(16)柏崎刈羽原子力発電所 - Wikipedia
(17)柏崎刈羽原子力発電所6号機の放射性物質の漏えいについて|TEPCOニュース|東京電力
(18)[PDF]PDF形式 858 キロバイト - 新潟県
(19)めげ猫「タマ」の日記 巨大な原子力発電所は地震を起こす?
(20)東海第二原発は本当に危険な瀬戸際だった
(21)東海第二発電所 - Wikipedia
(22)衆議院議員吉井英勝君提出巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書
(23)東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会
(24)国会事故調 | 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会のホームページ
(25)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(26)自治体と原子力事業所との安全協定 (11-01-05-01) - ATOMICA -
(27)プルサーマル - Wikipedia
(28)福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ
(29)3号機核爆発 - YouTube
(30)風評被害に対する行動計画の策定について|プレスリリース|東京電力ホールディングス株式会社
(31)発見!ふくしま|東京電力ホールディングス株式会社
(32)原子力安全・品質保証会議|東京電力
(33)5重の壁 - Wikipedia
(34)エネルギー館リニューアルオープン - 東京電力
(35)あっけなく崩れた「5重の壁」 原発事故、異例の長期化 :日本経済新聞
(36)燃料デブリ取り出しの状況 - 廃炉プロジェクト|廃炉作業の状況|東京電力ホールディングス株式会社
(37)復興の道標・放射線教育】学び続ける風土つくる 意欲に応える方策を:復興の道標:福島民友新聞社 みんゆうNet
(38)電気事業連合会 - Wikipedia
(39)特別号|Enelog(エネログ)
(40)協会案内 | 日本電気協会
(41)日本の電力会社 - Wikipedia
(42)電気新聞
(43)「復興への力、それを妨げるもの」開沼 博(27・10・20 電気新聞) | メディア
(44)世界の人に福島を見てもらおう。ベラルーシを訪れた福島の ... - 電気新聞
(45)開沼博 - Wikipedia
(46)風評払拭・リスクコミュニケーション強化戦略
(47)風評に立ち向かう|福島|スペシャルコンテンツ|資源エネルギー庁
(48)原子力損害賠償・廃炉等支援機構 - Wikipedia
(49)フォローアップミニワークショップ | 第2回福島第一廃炉国際フォーラム
(50)めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂)
(51)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(52)めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A 
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