農林水産省のホームページに、とんでもないプレスリリースが発表されました(1)。簡単に言えば「食品の放射能検査は独自基準はダメ」との内容です。
「農林水産省は、本日(4/20)、食品産業事業者が実施する食品中の放射性物質に係る自主検査について適切な対応がとられるよう、食品産業団体に対し通知を発出しました。<略>食品中の放射性物質に係る自主検査を行う場合、科学的に信頼できる分析結果を得るとともに、
食品衛生法の基準値に基づいて判断するよう周知を図るものです。」
との内容です。平たく言えば
「新基準は全く正しいので、これより厳しい検査はダメ!」
とゆう内容でだと(=^・^=)は思います。これを見て、(=^・^=)は恐ろしくなりました。
①農林水産省は放射線データを捻じ曲げている。
この発表の添付文書(2)の中で
なんて、記述があったので、見てみました。デタラメな文書でした。たとえば

図-1 (3)の抜粋
などのゆうのがありました。赤の部分は(=^・^=)の追記です。でも、この数値は完全な誤りです。換算係数の値は、

(4)の表を(=^・^=)が抜粋
図―2 換算係数表
です。
成人のセシウム137の換算係数は1.3×10
-5でなく、10倍の1.3×10
-4です。ここまで行けば、デタラメとしか言いようがありません。デタラメな農水省の変な通知を見ると不安になるだけです。
②明治ステップは回収できなくなる。
少し古い話ですが、㈱明治が放射性セシウムに汚染されて可能性があるとして「明治スッテプ」の回収を行いました(5)。最大は1キログラム当たり31ベクレルでした。乳児用食品の基準値(1キログラム当たり50ベクレル以下)の半分程度です。だから、回収を中止しないといけなくなると思います。お役所の行政指導により回収を中止しますなんて、告知を出したら食品メーカーは大変な目に会いそうな気がします。食品メーカーを苦境に陥れるかもしれない「通知」だと思います。
③新基準では2mSv被爆する。
4月1日から施行されたいわゆる新基準は、厚生労働省の説明では1年間の被ばく量は1mSvですが、(=^・^=)の計算では2mSvです(6)。でもICRPの勧告では、一般の人が1mSvみたいです(7)。だったら、自主基準は絶対に必要だと思います。
<余談>
前田武志国土交通相と田中直紀防衛相の問責決議が可決されたみたいです。でも、最も問責が必要なのは、こんな通知を許した農林水産大臣の鹿野 道彦氏だと(=^・^=)は思います。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
農林水産省/東日本大震災について~食品中の放射性物質に係る自主検査への対応に関する通知の発出について~(2)
食品中の放射性物質に係る自主検査における信頼できる分析等について (平成24年4月20日付け24食産第445号農林水産省食料産業局食品小売サービス課長・食品製造卸売課長通知)(PDF:252KB)(3)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/soumu/saigai/pdf/120301_kiso.pdf(4)
緊急時における食品の放射能測定マニュアル(5)
重要なお知らせ|企業情報|株式会社 明治(6)
めげ猫「タマ」の日記 食品の新基準―2ミリシーベルトは被ばくをする。(7)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/housha/sonota/__icsFiles/afieldfile/2010/02/16/1290219_001.pdf
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- 2012/04/21(土) 20:53:59|
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農林水産省のホームページに、とんでもないプレスリリースが発表されました(1)。簡単に言えば「食品の能検査は独自基準はダメ」との内容です。「農林水産省は、本日(4/20)、食品産業事業者が実施する食品中の放射性物質に係る自主検査について適切な対応がとられるよう...
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