福島県の人口統計(死者数や出生数を集計結果)が、今年(2012年)3月中まで更新されています(1)。また、宮城県も人口統計を発表しています(2)。そこで、今年生まれた赤ちゃんの人数を比較してみました。
福島県(1,2,3月合計)
2012年 3,412 人
2011年 3,736 人
減少数 324 人減(約9%減)
これは震災のせいで、東京電力がばら撒いた放射性物質の為ではないと思いました。そこで、宮城県も調べてみました。
宮城県(1,2月合計) - 今日(4月25日現在では3月のデータがアップされていません
2012年 3,125 人
2011年 3,088 人
減少数 32人減(約1%)
福島県では、9%も赤ちゃんの誕生が少なっているのに、宮城県ではほとんど減っていません。偶然かと思い、偶然に起こる確率を、(=^・^=)なりに計算してみました。 計算方法は(3)に依ります。
福島県の赤ちゃんの出生が9%減が偶然に起こる確率 - ほとんど0
宮城県の赤ちゃんの出生が1%程の減が偶然に起こる確率 -64%
統計的には、宮城県では赤ちゃんの出生数が減っているとはとても言えまません。でも、福島県は統計的に「有意」です。福島県では赤ちゃんの誕生が減っています。でも、宮城県では減っていません、どちらも大きな震災被害を受けています。他に違いは・・・
一つ(福島第一原発がばら撒いた放射性物質)
しかないと思います。
<結論>
福島県では、震災から1年以上過ぎても、死亡率は上がったままです(4)。そして、出生数の減少です。(=^・^=)は間違いなく、福島第一原発の放射性物資の健康被害は発生していると思います。
<余談1>
偶然に福島県や宮城県に赤ちゃんの減少が起こる確率の計算は以下の通り行いました。少し、統計学の知識が必要ですのが、興味があったら書き込みをお願いします。検定にはχ
2を使いました。
表―1 福島県の赤ちゃんの誕生数に対する有意差検定結果

表―2 宮城県の赤ちゃんの誕生数に対する有意差検定結果

※ 宮城県は今年3月の赤ちゃん誕生数は今(2012/3/25 20時)はアップされていません。
<余談2>
震災の影響はどうだったか、(=^・^=)なりに集計してみました。前の年に比べどれだけ赤ちゃんの誕生が減ったか月別に纏めていました。

2011年の11月、12月は福島も宮城も赤ちゃんの誕生数が大幅に減っています。妊娠期間を考えると、3月に受胎した赤ちゃんは12月に生まれます。早産もあるので、11月、12月に赤ちゃんの誕生が減るのは仕方がないことだと(=^・^=)は思います。宮城県は1月、2月はもとに戻りました。でも、福島県は・・
結論は、一つしかないと思います。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
福島県ホームページ - 組織別 - 福島県の推計人口(2)
宮城県/統計課/統計データ/宮城県推計人口(月報)(3)
独立性の検定 カイ2乗検定 統計学入門(4)
めげ猫「タマ」の日記 福島県では2012年3月も死亡率が上がったまま!
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- 2012/04/25(水) 21:43:58|
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