FC2ブログ

めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

双葉町・来春避難指示解除、住民は住めません。

 福島原発事故により全域に避難指示が出ている福島県双葉町(1)の1部で、避難指示が解除されると報じられました(2)。ただし、避難指示が解除されるには道路と津波浸水域で、解除されても住民は住めません。
 福島県双葉町は福島県沿岸部中部にある町です。同町には福島第一原発が立地していますが、事故を起こし同町は全域が避難区域になりました。以下に示します。
事故から8年5ヶ月を経て汚染されている福島
 ※1(3)のデータを(4)に示す手法で8月1日に換算
 ※2 避難地域は(5)による。
 図―1 福島県双葉町

 事故から8年5ヵ月になりますが、図に示す通り、福島県では国が除染が必要だとする国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた地域が広がっています(6)。
 避難区域は放射線量が高い順に帰還困難区域、居住制限区域、避難指示解除準備区域に分けられました。このうち、居住制限区域全域と双葉町を除く避難指示解除準備区域はこれまでに避難指示が解除されました。一方で帰還困難区域の避難指示は解除されいません。避難指示は11市町村に出されましたが、そのうち双葉町を除く10市町村では全部または1部で避難指示が解除されましたが、双葉町は今も全域で避難指示が出ています(5)。
 双葉町にはJR常磐線の双葉駅がありますが(1)、双葉駅を含む竜田-浪江駅間は不通になっています。でも、来年(2020年)3月までには、不通になっている竜田-浪江駅間が復旧する予定で、浪江駅も再開します(7)。それに合わせてでしょうか、浪江町の避難指示解除準備区域とここと浪江駅を結ぶ道路の避難指示解除が決まりました(2)。
双葉町の一部避難指示解除決定を報じる福島県の地方紙・福島民報
 ※(8)を8月8日に閲覧
 図―2 双葉町の1部避難指示解除決定を報じる福島県の地方紙・福島民報

 以下に避難指示解除区域(予定)を示します。
避難指示解除予定地は津波浸水域である双葉町
 ※1(3)のデータを(4)に示す手法で8月1日に換算
 ※2 中間貯蔵施設、福島第一原発は(10)による。
 ※3 避難指示区域は(2)(10)にて作成
 ※4 津波浸水域は(11)による
 図―3 福島県双葉町の避難指示解除区域

 図に示すように面的な避難指示が解除される避難指示解除準備は全てが津波浸水域です。双葉町の避難指示解除区域(予定)は、津波浸水域か道路です。およそ住民は住めません。双葉町の復興計画ではこの地区は太陽光発電施設、防災林、工業団地等(10)で住宅の整備の計画はありません。
 帰還困難区域の一部に、除染を進め避難指示を解除する特定再生拠点区域が設けられました(12)。言い換えれば、帰還困難区域は避難指示解除を目指す特定再生拠点区域とそうでない区域に2分されました。図に示す様に双葉町に再び人が住むには特定再生拠点区域の整備と避難指示解除が必要です。帰還困難区域に立ち入るには通行証が必要ですが、このうち双葉町内の特定再生拠点区域については通行証がなくても復興拠点内に自由に出入りできるよう、立ち入り規制を緩和する方針が固まったそうです(13)。双葉町の計画を見ると住宅地として最初に避難指示を解除するのは浪江駅西側の「新市街地ゾーン」です(14)。以下に双葉駅付近の様子を示します。
双葉駅東側に広がる双葉町の市街地
 ※Google Mapにて作成
 図―4 双葉駅付近

 図に示す様に市街地は東側にほろがっており西側は農地や山林です。ここに人が住むには整備計画が必要です。双葉町の復興計画では、ここを2022年までに整備するとしています(14)。人が住めるようにするには、災害公営住宅等の住宅、最低限の公共施設の整備、さらには商業施設、医療機関などの整備が必要です。ただし具体的な計画はありません(10)。
 来春の双葉町の一部地域の避難指示解除が決まりました。でも、解除された地域は津波浸水域で、人が住むことができず、住民は戻れません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 住民が戻れない避難指示解除にどのような意味があるかは、(=^・^=)にはありません。安倍出戻り内閣は、来年のオリンピックを「復興五輪」と位置付けています(15)。オリンピックまでに、避難指示が出た全ての市町村で全部ないし一部の避難指示解除ができれば、復興のアリバイ作りはできると思います。こんな安倍出戻り内閣では福島の皆様は不安だと思います。
 福島を代表する夏野菜にピーマンがあります(16)。福島県会津若松市辺りは今がピーマンのシーズンです。同市辺りのピーマンは品質と揃いが良いそうです(17)。福島県は福島産ピーマンは「安全」だと主張しています(18)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産ピーマンはありません。
 県外産はあっても福島産ピーマンが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ
※(19)を引用
 図―5 福島産ピーマンが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県会津若松市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)双葉町 - Wikipedia
(2)避難指示の先行解除 双葉駅東側一帯や町道 来春予定 | 福島民報
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(4)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(5)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(6)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(7)双葉駅 - Wikipedia
(8)福島民報社
(9)双葉町復興ポータルサイト
(10)(9)中の土地利用構想図
(11)双葉町津波浸水地域のマップ
(12)復興庁 | 特定復興再生拠点区域復興再生計画
(13)復興拠点は通行証「不要」 双葉町方針、一部地域の避難解除時:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(14)(9)中の(様式第2(本体))双葉町復興整備計画
(15)復興庁 | 復興五輪
(16)夏 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(17)ピーマン | JA会津よつば
(18)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中のやさい編 [PDFファイル/213KB]
(19)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ
スポンサーサイト



  1. 2019/08/09(金) 19:42:07|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<福島第一汚染水タンク、3年で溢れますと東京電力、小委員会は長期保管を検討 | ホーム | 大熊町の帰還者は0.8%、避難指示解除4ヶ月>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/tb.php/2983-8e1d3277
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)