福島県只見町が1959年8月に町制を施行し(1)、今月(2019年8月)で60周年になりました。これを受けて福島民報は「【只見町制60年】住みたい町をつくろう(8月21日)」との社説で同町の未来を論じていました(2)。でも、同町は
・降り注ぐ放射能
・不便な交通
・日本有数の豪雪地帯
・育たない産業
・若者が出て行く町
との特徴ががり住みたい街にはなり得ません。
福島県只見町は福島県西部、新潟県境沿いにある町です。1959年8月に町制を施行し(1)、今月(2019年8月)で60周年になりました。これを受けて ・福島民報は「【只見町制60年】住みたい町をつくろう(8月21日)」との社説で同町の未来を論じていました(2)。

※1(3)に示すデータを(4)に示す手法で8月1日に換算
※2 避難地域は(5)による。
※3 オスプレイ飛行ルートは(6)による。
※4 80里超えは(7)に、60里超えは地図による。
図―1 福島県只見町
当該社説では
「町には、二〇一四(平成二十六)年のユネスコエコパーク登録に代表される豊かで貴重な自然環境や天然資源がある。」
と論じていますが(2)、図に示すように国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(8)エリアが広がっています。同町は汚染されています。
以下に2017年11月から18年11月までのセシウム降下量をしめします。

※(9)を転載
図―2 福島県セシウム降下量
図に示す様に只見町には多くのセシウムが移動してきています。同町は福島(日本でも)でに最も激しくセシウムが降り注ぐ町です。
以下に只見町の風景(南西側に見た航空写真)を示します。

※1(10)を転載
※2 撮影方向は地図を参照した。
図―3 只見町の山
同町の西側には高い山があります。風に吹かれて飛んで来たセシウムは高い山に阻まれ、同町に降下したようです。当然ながら事故直後は低かった食品のセシウム汚染は時間と共に増えます。以下に山菜の同町産コシアブラの検査結果を示します。

※(11)を集計
図―4 福島県只見町産コシアブラの検査結果
事故後も上昇し、最後は基準超です。同町産食品は常に検査をしていないと「安全」が担保できません。
軍用輸送機のオスプレイ(12)は度々事故を起こしています(13)。

※(14)転載
図―5 墜落して大破したオスプレイ
図-1に示す様に同町の確り訓練飛行のルートになっています。同町を代表する観光スポットの「田子倉ダム」(15)を通過するそうです(6)。同町に遊びに出かけると、オスプレイの墜落事故に巻き込まれるかもしれません。
当該社説は
「その後、JR只見線の只見と新潟県の小出を結ぶ区間や、同区間を結ぶ道路の六十里越道路が開通し、社会基盤も着々と整備された。」
とも論じています(2)。同町は豪雪地帯です(1)。以下に平均の最深積雪量示します。

※(16)にて作成
図―6 只見の最深積雪量
2m前後の雪が積もります。小出と只見町を結ぶ六十里越道路は、積雪のため例年11月下旬から4月下旬まで冬期間の積雪のため只見町~魚沼市までが通行不可となります(1)。時刻表を見ると只見線は小出駅(新潟県魚沼市)方面に1日3本です。また、只見線のうち福島県区間の只見-会津川口間は不通です。今は代行バスが運転されています(17)。
町内には代行バスを除き定期バスはありません(1)。最寄の高速道のICへは磐越自動車道会津坂下ICより車で約1時間20分、東北自動車道西那須野塩原ICから車で約2時間です。最寄りの新幹線の駅は上越新幹線浦佐駅ですが、時刻表をみると2時間前後かかります。同町が隣接している市町村のうち、福島県とにかく交通が不便です。
当該社説は
「只見と新潟県三条市を結ぶ八十里越道路の福島県側は二〇二三年の開通を目指す。」
とも論じていますが(2)、三条市と道路が繋がっても来る人は少数だと思います。
同町の2016年の総生産額は201億円ですが、1位から3位は公務46億円、土木・建設29億円、電気・ガス19億円です。同町には複数の水力発電所があり(1)、電気・ガス3位につけています。この3つで94億円で半分近くを占めます。同町の主要産業はお役所仕事とそこから派生する公共事業、そして水力発電です(18)。ただし、水力発電所は無人化がすすでおり(19)(20)、地元に雇用を生み出しません。同町の主要産業はお役所仕事と公共事業です。補助金で生きる町で、これといった産業はありません。
今から5年前の2014年7月には同町に92人の10代後半の女性が暮らしていました。5年を経て彼女達には20代前半になっています。今(2019年7月)に只見町に暮らしている20代前半女性は28人です。2014年7月当時10代後半だった女性のうち5年後に町に残ったのは約3割で、7割の方は町を出ていきました。以下に只見町の10代後半の方が5年後に残っている割合を示します。

※1(21)を集計
※2 日付けは10代後半時点
図―7 福島の10代後半の方が5年後に残っている割合
図に示す様に事故前から、女性を中心に町を出ていきます。福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べてもとっても綺麗です。何処へ行っても歓迎されます。

※(22)を引用
図―8 福島県只見町の綺麗な女性
放射能が降り注ぎ、汚染され交通が不便で、大雪の町に居る必要はありません。
福島県只見町が1959年8月に町制を施行し(1)、今月(2019年8月)で60周年になりました。これを受けて福島民報は「【只見町制60年】住みたい町をつくろう(8月21日)」との社説で同町の未来を論じていました(2)。でも、同町が住みたい町になることはありません。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
福島は事故によって汚染されました。福島県内では最も遠く原発から離れている只見町も図―1に示す様に例外ではありません。これでは福島の皆様は不安だと思います。
福島を代表する果物にナシがあります(23)。今年も出荷が始まりました(24)福島県相馬市は福島県3位の産地です(25)。福島のナシはおいしいとの事です(26)。福島県は福島産ナシは「安全」だと主張しています(27)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産ナシは無しです。

※(28)を引用
図―9 福島産ナシが無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県相馬市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
只見町 - Wikipedia(2)
【只見町制60年】住みたい町をつくろう(8月21日) | 福島民報(3)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(4)
めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)(5)
避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ(6)
オスプレイ 低空飛行ルート② ブルールート - きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影(7)
国道289号八十里越/三条市(8)
国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について(9)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(5月13日発表)―茨城県産コシアブラが基準超、20日間発表しません。―(10)
田子倉ダム(福島県) | J-POWERダムカード配布案内 | J-POWER | 電源開発株式会社(11)
報道発表資料 |厚生労働省(12)
V-22 (航空機) - Wikipedia(13)
V-22の事故 - Wikipedia(14)
めげ猫「タマ」の日記 福島民友の特集記事【復興の道標・不条理との闘い】に反論する(15)
【田子倉ダム】アクセス・営業時間・料金情報 - じゃらんnet(16)
気象庁|過去の気象データ検索(17)
只見線 - Wikipedia(18)
福島県市町村民経済計算 報告書 - 福島県ホームページ(19)
120年以上前からはたらく水力発電所|東北電力(20)
黒四無人化(21)
福島県の推計人口(令和元年7月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ(22)
第47回只見ふるさとの雪まつり雪むすめが決定! | 只見ふるさとの雪まつり(23)
ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ(24)
トピックス | JAふくしま未来(25)
くだものづくりがさかんな福島盆地(26)
安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ(27)
食の宝庫ふくしま | ふくしま満天堂(ふくしまプライド。)(28)
Webチラシ情報 フレスコキクチ
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- 2019/08/23(金) 19:44:24|
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