食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。そこで、2012年4月の検査結果を(=^・^=)なりに纏めててみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。
①検査数中1614件中、373件の基準値超え
②平均は、1キログラム当たり47.3ベクレル、最大は20,000
③基準超の食品は、岩手、宮城、山形、茨城、栃木、群馬、千葉、神奈川で見つかっています。

※1 色分けは以下の基準による。
赤基準超えの食品が見つかり流通していた可能性のある県(2)。
橙出荷制限・自粛対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
緑1キロ当たり100ベクレルまたは野生動物で基準超えの食品が見つかった県
※2 検査数は「牛肉」を除く
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2012年4月)
1.去年と比べてみた
「4月」は何と言っても、「タケノコ」や「わらび」「ゼンマイ」、「タラノメ」、「フキノトウ」そして「コゴミ」といった山菜類です。でも、この6品はすべてで、基準値を超える放射性セシウムが見つかっています。そこで、福島県(会津地方を除く)の放射性セシウム濃度を去年と比較してみました。

※1 タラノメは、施設(ハウス)栽培を除く
※2 会津地方を集計せず(他地域に比べ、放射性セシウムが小さいので)
図―2 春の食材の昨年の春(3、4、5月)と今春(3,4月)の放射性セシウム濃度比較
たしかに、「タケノコ」と「コゴミ」は減って言いますが、「ワラビ」「ゼンマイ」そして「フキノトウ」などは増えています。
2.上がったら下がらない食品中の放射性セシウム濃度
他の食品はどうか、(=^・^=)なりに集計してみました。
①宮城県産魚(淡水魚や表面に住むやつは除く)の放射性セシウム平均濃度推移
以下に纏めてみました。
図―3 宮城県産魚(淡水魚や表面に住むやつは除く)の放射性セシウムの月別平均濃度
②岩手県産シイタケ(菌床栽培を除く)
以下に纏めてみました。

図―4 岩手県産シイタケ(菌床栽培を除く)の放射性セシウムの月別平均濃度
なんか、東京電力の福島第一原子力発電所が放射性物質をばらまいてから1年以上が経過しているのに、食品中の放射性物質が増えていることもあると思います。
<余談>
今も放射性セシウム濃度が上がっています。だから今月は大丈夫でも来月はわからないと思います。結局は、怪しげな産地を避けるしかないと思います。これは決して風評被害ではないと(=^・^=)は思います。
―参考したサイト様および引用いた過去の記事―
(1)
農林水産省/厚生労働省(食品中の放射性物質の検査結果)(2)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月第3週)
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- 2012/04/29(日) 19:59:23|
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