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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

磐越道・交通量の少ない福島・新潟県境を優先して4車線化、福島脱出道路が必要

 磐越自動車道は福島県いわき市のいわきJCTから新潟県新潟市の新潟中央CTを結ぶ高速道路です。このうち会津若松IC以西は概ね暫定2車線です(1)。福島・新潟県境をまたぐこのうち会津若松IC(福島県)と安田IC(新潟県)を優先して4車線化することが決まりました(2)(3)。でも、この区間は最も交通量が少ない区間です(1)。福島の皆様は福島脱出道路の必要性を感じているようです。
 磐越自動車道は福島県いわき市のいわきJCTから新潟県新潟市の新潟中央ICの212.7kmを結ぶ高速道路です(1)。以下に示します。
事故から8年半を過ぎて汚染されている福島
 ※1(4)のデータを元に(5)に示す手法で9月1日に換算
 ※2 避難区域は(6)による。
 図―1 磐越自動車道

 福島県内のいわきJCTから会津若松ICまでは4車線化されていますが、会津若松ICから西は概ね二車線です。このうち、福島・新潟県境をまたぐ会津若松ICから安田IC間の4車線化を優先して4車線化することが決まりました(2)(3)。
 磐越道会津若松IC-安田ICの4車線化優先決定を報じる福島県の地方紙・福島忍法
※(7)を9月4日に閲覧
 図―2 磐越自動車道・会津若松IC―安田IC間の4車線化を優先する決定を報じる福島県の地方紙・福島民報

 以下に県境に近い西会津IC付近の様子を示します。
ほとんど車が見えない磐越道西会津IC付近
 ※Google Mapによる
 図―3 磐越道・西会津IC付近

 図に示す様に殆ど、車が走っていません。以下に2車線区間の交通量を示します。
1日1万台以下の磐越道の二車線区間
 ※(1)を集計
 図―4 磐越自動車道(2車線区間)の交通量

 図に示す様に1日1万台以上がを通行する区間がありません。さらに言えば、並行して国道49号線がほぼ全線で並走しており、バイパスも整備されています(8)。4車線化の理由につて
 「磐越道は、冬季に積雪に伴う事故の恐れが高く、通行止め時間の長さが指摘されてきた。」
と報じていますが、万が一にも磐越道が通れなくなっても、国道49号線で代替えができます。
 以下に常磐自動車道の2車線区間の交通量を示します。
1日1万台を超える区間が殆んどの常磐道2車線区間
 ※(9)を集計
 図―5 常磐自動車道(2車線区間)の交通量

 図に示す様に概ね1日1万台を超えています。このうち、いわき中央IC-広野ICおよび山元IC-亘理IC間は既に4車線化が決まっており、工事もおこなれています(10)。
 常磐道の浪江IC-山元IC間も4車線化を優先する決定されましたが、広野IC-浪江IC間は除外されました(2)。この区間の途中には大熊町、双葉町があります(9)。ここには福島第一原発(11)や、福島の除染廃棄物を集約する中間貯蔵施設が立地しています(12)。また富岡町には福島県内の指定廃棄物(放射能に汚染されたゴミ)を最終処分する指定廃棄物処分場があります(13)。この区間は福島第一の廃炉や放射能汚染物の処分など、福島復興を担う重要な施設がり、磐越道の4車線化を優先する決定された区間より、交通量が多くなっています。さらに言えば、地図でみるとこの区間を国道6号が並走していますが、この区間のバイパスは整備されていません(14)。
 それでも常磐自動車道の広野IC-浪江IC間は外れ、磐越自動車道・会津若松IC―安田IC間の4車線化を優先する決定されました。図―1に示す様に国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(15)地域が広がっています。事故から8年半が過ぎましたが福島は汚染されたままです。
 五重の壁とは原子炉からの放射性物質漏洩を防ぐ為に設けられた5つの障壁のことで、燃料ペレット、燃料被覆管、原子炉圧力容器、原子炉格納容器、原子炉建屋の5つで構成されます(16)。東京電力は事故前は原子力発電所の放射能は五重の壁に守られており、外に出ることはないと主張していました。
5重の壁を喧伝していた東京電力
 ※(17)を引用
 図―6 五重の壁で安全を主張する東京電力の2010年7月14日付資料

 でも、福島原発事故ではあっけなく壊れてしまいました(18)。
事故で一気に壊れた五重の壁
 ※1(19)にて作成
 ※2 「核燃料デブリ」は、核燃料、ペレット、被覆管が溶けて固まったもの
 図―7 福島原発事故で壊れた五重の壁(3号機)

 福島第一では、むき出しのまま大量の放射能が放置されています。漏れ出しを心配するのも当然だと思います。広域的な避難計画が不可欠だとおもいます(20)。福島の皆様は福島脱出道路の必要性を感じているようです。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 このニュースは福島側で9月4日(2)に大きく報じられました。福島県の地方紙・福島民報は図―1に示す様に1面トップの扱いです。一方で、新潟側はそれほどおおきな扱いではない気がします。新潟県の地方紙・新潟日報がこの記事を電子版に載せたのは翌日の9月5日です(3)。福島の皆様は、脱出経路の確保が必要だと感じているようです。事故から8年半が経ちましたが、福島の皆様は「不安」抱えながら暮らしています。
 福島を代表する夏野菜にピーマンがあります(21)。9月もシーズンです。田村市等が主要な産地です。同市産のピーマンなどの夏野菜は美味しいとの事です(22)。福島県は福島産ピーマンは「安全」だと主張しています(23)。でも、福島県田村市のスーパーのチラシには福島産ピーマンはありません。
他県産はあっても福島産ピーマンが無い福島県田村市のスーパーのチラシ
 ※(24)を引用
 図―8 福島産ピーマンが無い福島県田村市のスーパーのチラシ


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)磐越自動車道 - Wikipedia
(2)「4車線化」優先候補!磐越道若松-安田間、常磐道浪江-山元間:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(3)磐越道、日東道を4車線化 国交省 全国880キロ、15年間で整備|政治・行政|新潟県内のニュース|新潟日報モア
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(6)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(7)福島民報社
(8)国道49号 - Wikipedia
(9)常磐自動車道 - Wikipedia
(10)常磐道いわき中央-広野IC間 20年度4車線化へ着々 | 河北新報オンラインニュース
(11)福島第一原子力発電所 - Wikipedia
(12)中間貯蔵施設 - Wikipedia
(13)福島の指定廃棄物、搬入始まる 富岡町の最終処分場: 日本経済新聞
(14)国道6号 - Wikipedia
(15)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(16)5重の壁 - Wikipedia
(17)エネルギー館リニューアルオープン - 東京電力
(18)あっけなく崩れた「5重の壁」 原発事故、異例の長期化 :日本経済新聞
(19)燃料デブリ取り出しの状況 - 廃炉プロジェクト|廃炉作業の状況|東京電力ホールディングス株式会社
(20)福島県原子力災害広域避難計画 - 福島県ホームページ
(21)夏 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(22)福島県JAたむら&田村市トップセールス/東京青果株式会社
(23)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の
(24)メガステージ田村店 | お店を探す | ヨークベニマル
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  1. 2019/09/09(月) 19:46:34|
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