FC2ブログ

めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

「福島県民との約束守る」30年間の中間貯蔵と環境相、ありえない。

 9月11日に環境相に就任した小泉進次郎氏は、中間貯蔵施設で保管する除染廃棄物について「30年間の中間貯蔵は県民との約束だ。これを守るために、できることは全てやる」と述べたそうです(1)。中間貯蔵施設については
・使用期限は2044年度で(3)、あと24年半であるが最終処分場について計画が示されていない(2)。
・いわゆる「東電委員会」の福島原発事故処理費用の概略見積もった資料には「最終処分場」の費用が計上されていない(4)。
・中間貯蔵施設内のは特定廃棄物の最終処分場に決まった「クリーンセンターふたば」は(5)、中間貯蔵施設敷地内にある。
・安倍出戻り総理は政治的「嘘」を是認している(6)。
等の兆候がり、30年で中間貯蔵施設が無くなることはありません。
 福島は事故によって汚染されました。
事故から8年半以上経過して汚染されている福島
 ※1(7)のデータを(8)に示す手法で9月1日換算
 ※2 避難区域は(9)による
 図―1 双葉町・大熊町・富岡町

 福島では図に示す様にくにが除染が必要だとする毎時0.23シーベルトを超える(10)エリアが広がっています。事故から8年半以上が経過しましたが、福島は汚染されています。このため「除染」がおこなわれました(11)。そして、除染で出た放射能汚染物を保管する中間貯蔵施設が、福島県双葉町と大熊町にまたがって整備されています(12)。以下に示します。
双葉町と大熊町にまたがる中間貯蔵施設
 ※1(7)のデータを(8)に示す手法で9月1日換算
 ※2 避難区域は(9)による
 ※3 中間貯蔵施設、福島第一は(12)による。
 ※4 クリーンセンターふたばはGoogle Mapによる。
 図―2 中間貯蔵施設

 中間貯蔵施設は使用開始から30年以内に使用を終え、福島県外に設ける最終処分場に移すと言うが当初の話でした(13)。
 中間貯蔵施設は環境省の管理下にありますが、 9月11日に環境相に就任した小泉進次郎氏は、中間貯蔵施設で保管する除染廃棄物について「30年間の中間貯蔵は県民との約束だ。これを守るために、できることは全てやる」と述べたそうです(1)。
 中間貯蔵施設には福島の除染廃棄物を保管する施設の他に、原発の使用済み核燃料を保管する物があります(14)。青森県むつ市に立地しています(15)。計画は2000年に持ちあがっていますが(16)、まだ使用開始されておらず、最初の使用済み核燃料が運び込まれるのは2021年の見込みです(17)。計画開始から使用開始まで21年です。除染廃棄物の最終処分場も青森の施設と同じく放射能廃棄物の保管場ですので、計画から完成までに同じ程度の期間が必要なはずです。除染廃棄物の中間貯蔵施設への過去びこみが始まったのは2015年からですが、今も輸送が続いています。概ね終るのは2021年度だそうです(18)。中間貯蔵施設から最終処分場への輸送も同じ期間が必要だとすと、輸送に6年係ります。計画に21年、輸送に6年とすると、計画開始から輸送終了まで27年かかる計算です。残りは24年半なので、そろそろ最終処分場を計画しないと、30年の期限に間に合いません。でも、今の所、最終処分場について計画が示されていません(2)。
 経済産業省の東京電力改革・1F問題委員会(いわゆる東電委員会)は2016年12月に、福島原発事故島原発事故処理費用の概略見積もった資料を発表しました(4)。以下に示します。
「最終処分場」が無い経産省の資料
 ※(4)を引用2
 図―3 福島原発事故島原発事故処理費用の概略見積

 図に示す様に最終処分場がありません。経済産業省は福島第一の廃炉に係っていますが(18)、経済産業省は「最終処分場」を考えていないようです。
 福島には除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の他に、指定廃棄物や災害廃棄物・片付けごみゴミを処分する最終処分場が、富岡町になります(19)。同じような最終処分場をクリーンセンターふたばにも設置することが決まりました(5)。ここは図―2に示す様に中間貯蔵施設敷地内にあります。中観貯蔵施設の一部は「最終処分場」になりました。
 安倍出戻り総理の大叔父に佐藤栄作元総理大臣がいます(20)。彼は1972年の沖縄返還(21)を花道に退陣したと言われています(20)。第3次佐藤内閣当時、リチャード・ニクソンアメリカ合衆国大統領との沖縄返還協定に際し、公式発表では、地権者に対する土地原状回復費400万米ドルはアメリカ合衆国連邦政府が支払うことになっていました。ところが、実際は日本国政府が肩代わりして、アメリカ合衆国に支払うという密約をが結ばれていました(22)。沖縄返還に際し、佐藤総理(当時)は国民に嘘をつきました。
 安倍晋三首相は2019年2月112日の衆院予算委員会で、北方領土問題に関連して沖縄返還時の日米間の密約について問われ「あの時ああいう約束をしていなかったら沖縄が返還できたかと言えば、そうではないんだろう」と述べた。沖縄返還交渉時に日米間で交わされた有事の核持ち込みや、原状回復費の日本の肩代わりなどに関する密約について、やむを得なかったとの認識を示しました。また、沖縄返還時の密約に触れつつ「どこかで妥協していると必ず理解が得られる時がある」と強調しました(23)。
 大叔父の佐藤栄作元総理が国民についた嘘を正当化しました。嘘をつくのは彼にとって正しいことです。 
 9月11日に環境相に就任した小泉進次郎氏は、中間貯蔵施設で保管する除染廃棄物について「30年間の中間貯蔵は県民との約束だ。これを守るために、できることは全てやる」と述べたそうです(1)。
「30年この約束を守れるように全力を尽くします」と発言する環境大臣
 ※(24)を引用
 図―4 「30年この約束を守れるように全力を尽くします」と発言する環境大臣

でも
・時間的にみてそろそろ最終処分場の検討をしないといけないのにその様子がない。
・経済産業省の資料から「最終処分場」が欠落している。
・中間貯蔵施設の一部が「最終処分場」になることが決まった。
・安倍出戻り総理は政治家の嘘を肯定している。
との、事情を考慮すれば、中間貯蔵施設から30年以内に除染廃棄物の搬出が完了することはありません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 安倍出戻り内閣の基本姿勢は「嘘」で不都合な問題を誤魔化す事だと思います。安倍出戻り総理は福島産は「安全」だと主張しています(25)。でも、福島の皆様は信用していないようです。
 福島の小学生の皆様がナシの収穫体験をしたとNHKが喧伝していました(26)。
福島の小学生のナシの収穫体験を喧伝するNHK
 ※(26)をキャプチャー
 図―5 福島の小学生のナシの収穫体験を喧伝するNHK

 福島はナシの季節です。福島のナシはおいしいとの事です(27)。福島県は福島産ナシは「安全」だと主張しています(28)。でも、福島県棚倉町のスーパーのチラシには福島産ナシは無しです。
他県産はあっても福島産ナシが無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ
 ※(29)を引用
 図―6 福島産ナシが無い福島県棚倉町のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県棚倉町の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)小泉環境相初会見「福島県民との約束守る」 30年間の中間貯蔵:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(2)>中間貯蔵施設に係るこれまでの経緯|中間貯蔵施設情報サイト:環境省
(3)(2)中の2019年5月県外最終処分に向けた取組の進捗状況を国会に報告(衆議院)
(4)東京電力改革・1F問題委員会(第6回)‐配布資料(METI/経済産業省)中の参考資料(PDF形式:783KB)
(5)帰還困難区域の特定廃棄物、福島県大熊町で最終処分 | 河北新報オンラインニュース
(6)沖縄返還密約、やむを得ず 安倍首相、日米の交渉で見解 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
(7)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(8)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(9)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(10)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(11)除染情報サイト:環境省
(12)中間貯蔵施設情報サイト:環境省
(13)政経東北 - 巻頭言:中間貯蔵施設「30年後」に向けて(2018年 8月号)
(14)中間貯蔵施設 - Wikipedia
(15)リサイクル燃料貯蔵株式会社
(16)リサイクル燃料貯蔵株式会社 │ 当社のあゆみ
(17)青森県むつ市、中間貯蔵施設への課税を検討  :日本経済新聞
(18)(2)中の2019年3月「被災地の復興・環境再生に向けた環境省の取組」を公表
(19)福島の指定廃棄物、搬入始まる 富岡町の最終処分場: 日本経済新聞
(20)佐藤栄作 - Wikipedia
(21)沖縄返還 - Wikipedia
(22)西山事件 - Wikipedia
(23)沖縄返還密約、やむを得ず 安倍首相、日米の交渉で見解 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
(24)ローカルTime FNN被災地発...
(25)安倍首相、福島産品の安全性強調=アラブ諸国大使に:時事ドットコム
(26)ナシの収穫 子どもたちが体験|NHK 福島県のニュース
(27)食の宝庫ふくしま | ふくしま満天堂(ふくしまプライド。)
(28)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(29)エコス棚倉店
スポンサーサイト



  1. 2019/09/13(金) 19:43:49|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<東電社員様を取り込めない大熊町 | ホーム | 帰還が止まった葛尾村、マンゴー初収穫も効果無し>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/tb.php/3017-22a45356
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)