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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

東京で福島産フェア、出品のタマネギを検査しない福島県

 首都圏の消費者に福島県産食材の安全性とおいしさを料理でアピールする福島県主催のフェアが9月17日から始まりました(1)(2)。そこには二本松市の安達東高校(3)のタマネギの料理が出品されます(1)(2)。二本松市産タマネギの検査結果を調べたら、ありませんでした(4)。福島県は検査をしていません。それでも福島県は福島産は検査で安全が確認していると主張しています(5)。
 福島県二本松市は、福島県の北に位置する市です。以下に示します。
二本松市産タマネギを検査していない福島県
 ※1(6)のデータを(7)に示す手法で9月1日に換算
 ※2 避難区域は(8)による。
 ※3 は1個がタマネギ検査1件を示し(6)による。
 図―1 福島県二本松市とタマネギの検査状況

 図に示す通り、同市はほぼ全域が国が除染が必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(9)を超えています。さらには避難指示区域に隣接しています。
 同市でも「除染」が行われました(10)。放射性物質はなにもしなくても時間と共に減っていきます。その減り方は「半減期」で計算できます(11)。以下に福島県二本松市の放射性物質の量と、半減期で計算される予想量を示します。 
半減期でしか減らない二本松市のセシウム
 ※元データおよび計算方法は(12)による。
 図―2 半減期でしか減らない福島のセシウム(福島県二本松市)

 図に示しように自然に減る分でしかセシウムは減っていません。除染はほとんど効果をあげていません。
 福島県県民健康管理調査基本調査では福島原発事故後4ヵ月間の被ばく線量を推計しています(13)。これを元に1ミリシーベルト以上の被ばくをした方は90.3%(13,602人中12,284人)です。これは飯舘村の92.0%ついで2位ですが、同村は2011年6月22日までにほぼ全村民が避難しています(14)。二本松市は避難しなかった市町村では最も汚染が酷い市です。 
。以下に各年1月から7月までの7ヶ月の同市の女性の葬式数を示します。
事故後に有意に増えた二本松市女性の葬式
 ※1(15)を各年1月から7月の7ヶ月間で集計
 ※2 福島県二本松市の震災による死者(関連死含まず)や行方不明者はいない(16)
 図―3 福島県二本松市女性の葬式数

 図に示す様に事故があった2011年以降に急に増えています。そして近々1年も戻っていません。数値を記載すると
 事故前(2010年1月~年7月)170人
 今年(2019年1月~7月)  241人
で、事故前に比べ42%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.05%でした。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(17)による。
有意差検定表

 さらには同市女性の平均寿命は
  事故前の2010年は87.1歳(18)
  事故後の2015年は86.7歳(19)
で、短くなっています。
 福島県のひらた中央病院が福島産を避けるか、避けないかのアンケート結果を発表しています(7)。以下に結果を示します。

 表―2 福島産米や野菜を許容すかのアンケート結果
 ※ (20)を集計
福島産許容する割合が多い郡山市、少ない相馬・南相馬市

 表に示す通り、地域によって大きな差があります。相馬市・南相馬市では多くの方が福島産野菜を避けています。福島の他地域より放射能汚染を警戒していると想像されます。相馬・南相馬市の女性の葬式(死者)を福島県の発表(14)から集計すると
 事故前(2010年1月から7月)384人
 今年(2018年1月から7月) 393人
で、少し増えてはいますが統計的な差はありません。
 二本松市には安達東高校があります(3)。福島県産農林水産物のおいしさを国内外に発信しようと、東京・銀座西の「銀座インズ2」内にあるレストラン「グランイート銀座」で9月17日、福島県主催のフェアが始まりました。首都圏の消費者に県産食材の安全性とおいしさを料理でアピールそうです。そこに、同高2年の押山真子さんと渡辺陽菜(はるな)さんがタマネギを出品し「東京五輪に提供して安全、安心な県産食材を世界に発信するのを共通目標とし、消費者にGAPへの理解を広める活動を継続したい」とスピーチしたそうです(1)(2)。
福島産フェア開催を報じる福島県の地方紙・福島民友
 ※1(20)を9月17日に閲覧
 ※2 右が渡辺さん(1)
 図-4 福島産PRフェア開催を報じる福島県の地方紙・福島民友

 図―1に示す通り同校の回りは毎時0.23マイクロシーベルトを超えています。同校の回りは汚染されています。出品されたタマネギも汚染され、葬式が増えた地で栽培されています。検査結果が心配です。それで、調べてみました。図―1に示す様に二本松市産の検査結果がありません。福島県は検査をしていません。それでも福島県は福島産は検査で安全が確認していると主張しています(5)。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 汚染が酷い産地を検査していなくても、検査で「安全」が主張される福島産では福島の皆様は不安だと思います。
 福島の夏野菜にピーマンがあります(21)。9月ですがまだまだシーズンです。二本松市等が主要な産地です(22)。福島のピーマンは生食でも味わい良く、加熱すると柔らかくなり、独特のにおいも和らぎ風味の良いとの事です(21)。福島県は福島産ピーマンは「安全」だと主張しています(23)。でも、福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産ピーマンはありません。
他県産はあったも福島産ピーマンが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
 ※(24)を引用
 図―5 福島産ピーマンが無い福島県のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県二本松市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)安全、おいしさ発信へ 関係者向け試食会 17日からGAPフェア | 福島民報
(2)五輪へPR!東京・銀座に安全で品質お墨付き「福島県産食材」:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNe
(3)福島県立安達東高等学校 - Wikipedia
(4)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報根菜・芋類⇒た行⇒タマネギ、タマネギ(施設)で検索
(5)農産物等の放射性物質モニタリングQ&A  - 福島県ホームページ
(6)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(7)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(8)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(9)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(10)福島県 二本松市|除染実施区域(市町村除染)の概要・進捗|除染情報サイト:福島県・環境省
(11)半減期 - Wikipedia
(12)めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂)―その17「除染で放射線量が下がった。除染の効果は殆どなかった」
(13)第31回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成30年6月18日)について - 福島県ホームページ中の第31回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成30年6月18日)について - 福島県ホームページ
(14)飯舘村 - Wikipedia
(15)福島県の推計人口(令和元年8月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(16)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(月1回更新) - 福島県ホームページ
(17)めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q18.統計的な差ってなんですか?
(18)平成22年市区町村別生命表の概況|厚生労働省
(19)平成27年市区町村別生命表の概況|厚生労働省
(20)福島民友新聞社 みんゆうNet -福島県のニュース・スポーツ-
(21)夏 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(22)ふくしまの農林水産物パンフレット中の6 ふくしまの農林水産物カレンダー① (1,056KB)
(23)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中のやさい編 [PDFファイル/215KB]
(24)二本松インター店 | お店を探す | ヨークベニマル
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  1. 2019/09/18(水) 19:45:12|
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