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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月6日発表)―福島産セシウム汚染食品を半年・隠する安倍出戻り内閣―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)(3)。11月6日に4月1日からの福島産農水産物の出荷前県の食品中の放射性セシウムの検査結果が半年以上の遅れで発表になりました(4)。まとめてみたので、お買い物のの参考に頂ければ幸いです。先回に続き今週もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(5)。しかも基準超です。牛肉を除く厚労省発表分の検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数6494件3件の基準越え
  ②平均は、1キログラム当たり1ベクレル、最大160ベクレル(福島県産ワラビ)。
 事故から8年8ヶ月が経過しましたが、危険なセシウム汚染食品が見つり続けています。
事故8年目も見つかる福島産セシウム汚染食品
   ※1 牛肉を除く
   ※2 単位については(5)を参照
  図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2019年9月2日)

  色分けは以下の通りです。
  マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
  出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
  基準値超えの食品が見つかった県

 基準超のワラビは2件ですが、検査は5月28日に終っています(8)。イワナは6月26日に終っています(9)。安倍出戻り内閣は危険な福島産セシウム汚染食品の存在を知りながら半年近く、隠しました。
 従前や今回のデータを解析すると
 ・上昇する福島産米のセシウム
 ・岩手、宮城、茨城、千葉産サワラからはセシウム、福島産は155件連続ND
 ・福島はヤマイモの季節、主産地で汚染が酷い主産地・本宮市産は検査していません。

等の特徴があり、福島産は「安全」とは言えません。

1.上昇する福島産米のセシウム
 従前の記事で、福島産米から2016年以降で最大濃度のセシウムが見つかったと報告しましたが(5)、それより高い1キログラム辺り77ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(10)。
上昇する福島産米セシウム
 ※1(1)(2)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは検査日
 図―2 福島産米の検査結果

 図に示す様に上昇傾向です。最高値を記載すると1キログラム当たりで
  2016年度検査 検出限界未満(ND)
  2017年度検査 47べクレル
  2018年度検査 39ベクレル
  2019年度検査 77ベクレル
で、2016年以降の最高値です。
 福島産米はセシウムがしています。

 図に示す様に上昇しています。

2.岩手、宮城、茨城、千葉産サワラからはセシウム、福島産は155件連続ND
 従前の記事で岩手、宮城、茨城、千葉産サワラからはセシウムが見つかっていることを報告しました(5)。厚生労働省の発表(1)(4)にはありませんが、福島県の検査結果が追加になりました(2)。以下に検査結果を示します。
隣県では見つかっても福島産サワラからは見つからないセシウム ※1(1)(2)を集計
 ※2 福島産は全てを福島県が検査
 ※3 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※4 日付けは捕獲日
 図―3 サワラの検査結果

 図に示す様に隣県ではセシウムが見つかっているのですが、福島県が検査した福島産サワラからは見つかっていません。厚生労働省の発表を数えると155件連続で検出限界未満(ND)です。海は繋がっているのに、汚染源がある福島産からだけ見つからないなどはおかしな話です。サワラ等の福島産農水産物の出荷前検査は厚生労働省の発表(1)を見ると福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(11)が実施しています。中立性に疑問があります。
 福島産は他よりも低く出る検査で「安全」とされ出荷されます。
 
 
2.福島はヤマイモの季節、主産地で汚染が酷い主産地・本宮市産は検査していません。
 11月に入り福島はヤマイモの季節です。本宮市が主要な産地です(12)。以下に示します。
 本宮市産ヤマイモを検査していない福島県
 ※1(13)のデータを元に(14)に示す手法で11月1日に換算
 ※2 避難区域は(15)による。
 ※3 安達地区の範囲は(16)による。
 ※3 1個が検査1件を示し(17)による。
 図―4 福島産ヤマイモの検査状況

 図に示す通り本宮市は国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(18)エリアが広がっています。福島産ヤマイモは事故から9シーズンの間、汚染された地域で作られています。
 以下に本宮市が属する安達地区(16)の各年1-9月の葬式数を示します。
2011年急に増えた福島・安達の葬式 ※1(19)を各年度で集計
 ※2 震災犠牲者は(20)により、行方不明を含み、関連死を含まず
 図―5 安達地区の葬式の推移

 図に示す通り事故があった2011年に急に葬式が増えています。その後は元に戻ることな増え続けています。本宮市が属する安達地区の葬式(死者数)は
  事故前(2010年1-9月)809人
  今年(2019年1-9月) 943人
で17%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.1%でした。
。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(21)による。
有意差検定表
 福島県のひらた中央病院が福島産野菜を避けるか、避けないかのアンケート結果を発表しています(22)。以下に結果を示します。

 表―2 福島産米や野菜を許容すかのアンケート結果
 ※ (22)を集計
福島産許容する割合が多い郡山市、少ない相馬・南相馬市

 表に示す通り、地域によって大きな差があります。相馬市・南相馬市では多くの方が福島産野菜を避けています。ヤマイモ等の芋類も同じだと想像されます。事故前と今年の葬式数は
 事故前(2010年1月から8月)878人
 今年(2018年1月から8月) 877人
で、殆ど変わりありません。
 福島のヤマイモの主要産地では葬式が増えていますが、そうではない相馬市・南相馬市では増えていません。
 これに対し福島県は福島産は検査で「安全」を確認してると喧伝しています(23)。でも、図―1に示す様に本宮市産ヤマイモを福島県は検査していません。それでも福島県は福島産リンゴの「安全」を検査で確認したと喧伝しています。
 福島産は汚染され、葬式が増えた主要産地を避けた検査で安全とされ出荷されます。



<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・基準超が半年近く隠される福島産
 ・セシウムが上昇することがある福島産
 ・他より低く出る検査で「安全」とされ出荷される福島産
 ・主産地を避けた検査で「安全」とされてる福島産
 (=^・^=)は不安なので
  「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
 福島では輸出用の柿の出発式が11月5日に行われました(24)。福島は柿の季節です。福島の柿は食味がよいそうです(25)。福島県は福島産柿は「安全」だと主張しています(26)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産柿はありません。
他県産はあっても福島産柿が無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(27)を引用
 図―6 福島産柿が無い福島県福島市のスーパーのチラシ


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)野生鳥獣の放射線モニタリング調査結果 - 福島県ホームページ
(4)食品中の放射性物質の検査結果について  (緊急時モニタリング)
(5)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月11日発表)―上昇する福島産米セシウム―
(6)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(7)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(8)(4)⇒検査結果(PDF:11MB)
(9)(8)⇒No2451、2452
(9)(8)⇒No4108
(10)(2)中の令和元年10月25日公表:穀類(R元.10.21採取分) [PDFファイル/77KB]
(11)農林水産部 - 福島県ホームページ
(12)ふくしまの農林水産物パンフレット中の6 ふくしまの農林水産物カレンダー① (1,056KB)
(13)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(14)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(15)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(16)福島県 - Wikipedia
(17)福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報⇒根菜・芋類⇒な行⇒な⇒ナガイモ、ナガイモ(施設)で検索
(18)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(19)福島県の推計人口(令和元年10月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(20)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(月1回更新) - 福島県ホームページ
(21)めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q18.統計的な差ってなんですか?
(22)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(23)食の安全に関する取組 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(24)会津身不知柿を海外へ 美里で輸出発送式 | 福島民報
(25)みしらず柿 | JA会津よつば
(26)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページくだもの編 [PDFファイル/229KB]
(27)イオン 福島店のチラシ・特売情報 | トクバイ
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テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2019/11/10(日) 19:49:47|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

2016年に検出されなかった。
だから、もうセシウムは心配しないでもよいと判断したくなります。
でもその後、相当な数値で検出されていると言う事は、一度や二度NDが
でても、まだ安心できないと言う事ですね。
セシウムの半減期を考えたら、最低でも100年くらい注意は必要と考えれば良いのでしょうかね。
そうすれば、セシウムは1/100くらいに成ると、思うのですがそれでよいでしょうか?

  1. 2019/11/10(日) 21:11:42 |
  2. URL |
  3. きの #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし


の様
お問い合わせいただきありがとうございます。
Q> セシウムの半減期を考えたら、最低でも100年くらい注意は必要と考えれば良いのでしょうかね。 そうすれば、セシウムは1/100くらいに成ると、思うのですがそれでよいでしょうか?
A>放射能の量は福島事故を起点とすれば、100年後(2111年)で20分の1、今から100年後(2119年)で10分の1です。100分の1にはなりません。事故直後はセシウム134と137の放射能量は1:1でした(http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2467.html)。セシウム134は半減期が2年で、2年で半分、6.6で10分の1になります。セシウム137は半減期は30年で、30年で半分、100年で10分の1になります(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%8A%E6%B8%9B%E6%9C%9F)。
 事故から100年後ですと、セシウム134はほぼ0、セシウム137は10分の1で、中間をとって20分の1になります。事故から9年近く経た現時点はセシウム134は事故直後の20分1程度になっており、セシウム137と比べ、大幅に低くなっています。100年後にセシウム137は10分の1になるので、100年後に10分の1です。
 福島第一原発事故でのセシウム137のヨウ素換算で、60万兆ベクレルです。INESの評価尺度でヨウ素131等価で数千から数万兆ベクレル相当の放射性物質の外部放出は大事故(レベル5)に分類されます(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E4%BA%8B%E8%B1%A1%E8%A9%95%E4%BE%A1%E5%B0%BA%E5%BA%A6)。外部に放出された放射能が「大事故」(レベル5)を下回らい限りはそれなりの注意が必要と考えます。セシウム137が100年後でヨウ素換算で6万兆ベクレル、200年で6000兆ベクレルです。最低でも100年、できれば200年は注意が必要だと思います。

  1. 2019/11/11(月) 19:40:08 |
  2. URL |
  3. mekenekotama #-
  4. [ 編集 ]

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