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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

浪江町にご当地アイドル

 原発事故で全町が避難した福島県浪江町(1)にご当地アイドル「浪江女子発組合」のお披露目が昨日(11月24日)にありました(2)。福島復興の奇策?。
  福島県浪江町は福島県沿岸部北部にあります(1)。南隣の双葉町には福島第一原発があります(3)。先の事故では全域が放射能に汚染され避難地域となりました(1)。 
事故から8年8ヶ月以上が過ぎて汚染されている福島
 ※1(4)のデータを(5)に示す手法で11月1日に換算
 ※2 避難地域は(6)による。
 ※3 DASH村は(7)による。
 図―1 福島県浪江町

 図に示しように、避難指示解除区域は面積としては一部ですが、今年2月末時点で、同町に住民登録している17,526のうち14,535人が避難指示解除区域です(8)。実質的には大部分で避難指示が解除されています。 図に示す様に、国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超える(9)地域が広がっています。そでれも安倍出戻り内閣は「安全」だとして(10)同町中心部(東部)の避難指示を一2017年3月31日に解除しました(1)(7)。そして町の整備を進めて来ました。
 2017年4月
   ・役場の町内への移転
   ・JR浪江駅再開(浪江-小高間運転再開)(以上(11))
  2018年4月
   ・こども園、小中学校再開
  2018年7月
   ・野馬追再開(以上(12))
 野馬追は浪江町だけでなく福島県沿岸部北部で行われる神事で、鎌倉時代から続く伝統行事です(13)。
  2018年10月1日
   ・「うけどん」がイメージアップキャラクターに就任(14)
  2019年5月
   ・復興庁福島復興局の支所が移転(15)
  2019年7月14日 イオン・浪江店の開店(16)(17)。住民が戻ることが期待されました(4)。
  2019年8月10・11日 なみえ夏まつり開催(18)
  2019年10月25日 「浪江町水産業共同利用施設」の落成式。この施設では同町の漁港、請戸に水揚げされた魚介類の競りを行う事ができます(19)。
  2019年11月23・24日 十日市祭開催(20)。
  2019年11月24日 十日市祭のコンサート(21)(22)。
浪江町十日市祭での「ももいろクローバーZ」
  ※(23)をキャプチャー
  図-2 浪江町十日市祭での「ももいろクローバーZ」

 そして莫大なお金も使っています。以下に浪江町の当初予算の推移を示します。
 2015年度くらいから急に増えた双葉町の当初予算
 ※(24)にて作成
 図―3 浪江町の当初予算

 2013年度までは年間120億円程度でしたが、2014年度がから増え始め、今年度(2019年)は約700億円になりました。
 それでも住民は帰還しません。以下に浪江町民の居住先の推移を示します。
 住民が戻らない福島県浪江町
 ※1 帰還者は(25)による。
 ※2 新規移住者は浪江町在住者(26)(27)―帰還者(25)で計算
 図―4 浪江町在住者

 2019年10月31日時点の町内在住者は
  住民登録 17,234人中 1,154人(全体の6.7%)
で(27)、なかなか住民は戻りません。
 もっと深刻な問題があります。2014年4月1日に浪江町民のうち0~9歳の子どもは1,360でした(28)。5年後の今年4月には5~14歳になっています。2014年度に浪江町民として生まれた子供は137人で、今は5歳になっています。すると今年4月1日時点での6-14歳の浪江町民は1,233人(1,360-137)です。丁度、小中学生です。浪江町内の学校で学んでいる小中学生は18人(小学生16人、中学生2人)です(29)。義務教育世代方が居住している割合は1.5%(18÷1,233×100)です。子供や子育て世代が戻りません。
 若い世代の浪江町離れも進んでいるようです。浪江町民に横山和佳奈さんという方がいます。彼女が避難先で取り組んできたことが二つあります。
 請戸では 安波祭(あんばまつり)が毎年2月に開かれていました。その祭では「田植踊」が奉納されます(30)。彼女はこの田植え踊りの保存に尽力しています。避難先で復活公演をし中学の時には出雲大社に奉納もしています(31)。避難先で練習し(32)、仮設住宅でも踊ったそうです(31)。
 浪江町は2017年3月末に浪江町の東側の避難指示が解除されました。そこには請戸も含まれます(33)。そして最初の2月にあたる2018年2月に請戸で安波祭が開かれ田植踊が奉納されました(33)
福島の綺麗な女性(田植え踊りの踊り手)
 ※(34)を転載
 図―5 「請戸の田植踊」が奉納した横山和佳奈さん(大学生)


 今年の2月にも安波祭が請戸で開かれ、彼女も踊りを奉納しました(35)。
 もう一つは防災です。内陸(伊達市)の小学生に自分の津波体験を紙芝居して上演もしました(36)。彼女は「大学生防災アカデミー」に参加しました(37)。そして、請戸小学校を残そうとしてきました。浪江町は有識者や地元住民、震災当時の学校関係者で構成さする検討委員会を立ち上げました。委員には彼女も含まれています。そして彼女が残そうとした「請戸小学校」が福島県初の震災遺構に決まりました(38)。
 彼女は今年、20歳になり成人を迎えました。浪江町の成人式に出席しました。新成人代表として誓いの言葉を述べています(39)。
成人式で誓いの言葉を述べる横山和佳奈さん
 ※(39)を引用
 図―6 成人式で誓いの言葉を述べる横山和佳奈さん

町長(当時)の
「新しい町づくりには若い力が必要不可欠。」
との言葉に(40)、誓いの言葉を
「進学や就職によって浪江町の復興に直接かかわることができなくても、町のことを伝え、受け継いでいくことはできます。離れた土地に住んでいるからこそできることも、たくさんあるのではないでしょうか。
今後はわたしたちが経験した命の尊さやひとへの思いやり、ひとつひとつの出会いを大切にできる新成人を目指す決意を申し上げ、誓いの言葉といたします。」
と結んでいます(39)。誓いの言葉は「戻らない」で終わっています。
 浪江町では子供や子育て世代だけでなく、若い方も離れて行くようです。
 そんな中、浪江町のご当地アイドル「浪江女子発組合」のお披露目が、「ももいろクローバーZ」のステージの前に行われました(21)(22)。
「浪江女子発組合」
 ※(40)をキャプチャー
 図―7 「浪江女子発組合」

舞台挨拶は総合プロデューサーでもありメンバーももいろクローバーZの佐々木彩夏が行いました(1)(40)。
挨拶する佐々木彩夏さん
 ※(40)をキャプチャー
 図―8 舞台挨拶をする佐々木彩夏さん

メンバーは「アメふらっし」「BOLT」そして佐々木さんが所属するもいろクローバーZ(41)の3つのグループの混成のよです。「アメふらっし」(42)も「BOLT」(43)も活動の中心は東京のようんです。普段は都内にいるようです。当面は浪江町で活動するそうです(44)。活動するときには浪江に集まるようです。
 「ももいろクローバーZ」も含めステージの入場券は浪江町が無料で配布していました(45)。浪江町に住んで入るのは1,154人なので、マーケットとして成立しません。お金の出所は行政です。浪江町のアピールして貰い復興につなげることを狙っているようです。
 図―7に示す様に「浪江女子発組合」は大変に綺麗です。佐々木さんは1996年生まれ(41)ですが、後のメンバーは2000年以降の生まれです(42)(43)。このような方が度々、浪江町で活動を展開すれば、浪江町安心感が高まり、帰還や移住が進みやすくなる事を期待しているのですか?さらに言えば、図―1に示す様に浪江町は避難解除区域の中でも汚染が酷い場所です。このような所に「浪江女子発組合」の皆様が度々訪れれば、福島を避ける風潮をが弱まることを期待しているのでしょうか?
 福島でもこの8年8ヶ月に渡り、福島の大変綺麗な女性の皆さんや(46)、タレントを使いモモをPR(47)し続けてきまました。
 モモの生産量は山梨が1位で福島は2位です(48)。そこで山梨産と福島産のモモ価格を比べてみました。
 事故後、山梨産比べ大幅に安くなったままの福島のモモ
 ※(49)を集計
 図―9 山梨・福島のモモ価格

 図に示しように、事故後に価格差が開いてから解消していません。同じ事になるかもしれません。「浪江女子発組合」がお披露目されましたが、上手くいくんですかね。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 「浪江女子発組合」総合プロデューサーはももいろクローバーZの佐々木彩夏さんが勤めるそうです(1)。
 このライブはネットで中継されましたので(50)、(=^・^=)も見ました。図―2に示す様に浪江町内の園児を登壇させました(23)。多くの子どもがバックダンサーを務めるシーンもありした。
ももいろクローバーZのバックダンサーを務める子供達
 ※(50)を引用
 図―10 ももいろクローバーZのバックダンサーを務める子供達

 ただ踊るよりは、著名なアイドルと踊った方がが子供達も楽しいと思います。ただ、小中学生は合わせて18人しかいないのに、一寸多い気がします。多分、浪江町外からもきていると思います。
 浪江町に若い人が戻らないのは不安があると思います。
 福島を代表する農畜産物に牛肉があります(51)。福島の牛肉はおいしいとの事です(52)。福島県は福島産牛肉は「安全」だと主張しています(53)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産牛肉はありません。
他県産はあっても福島産牛肉が無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(54)を引用
 図―11 福島産が無い福島県のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県いわき市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)浪江町 - Wikipedia
(2)浪江女子発組合 公式サイト - JA NAMIE OFFICIAL WEBSITE -
(3)福島第一原子力発電所 - Wikipedia
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(6)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(7)DASH村 - Wikipedia
(8)<安住の灯>浪江と富岡 避難解除2年進まぬ帰還 移住者に期待 若い世代の支援強化 | 河北新報オンラインニュース
(9)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(10)国連報告者、福島事故の帰還で日本を批判  :日本経済新聞
(11)浪江町の歴史4(復興創生期) | 浪江町ホームページ
(12)平成30年度上半期の話題 | 浪江町ホームページ
(13)相馬野馬追 - Wikipedia
(14)福島)浪江町の「うけどん」、イメージアップキャラ就任:朝日新聞デジタル
(15)福島)復興局の2支所を移転 7日に富岡と浪江へ:朝日新聞デジタル
(16)7/14、福島県浪江町に「イオン浪江店」オープン|イオン株式会社のプレスリリース
(17)「スーパー待ってた」 福島・浪江にイオン開店、住民の帰還後押し | 河北新報オンラインニュース
(18)なみえ夏まつり・夏休み爆笑ライブinなみえ | 浪江町ホームページ
(19)水揚げした魚介類の競りなどができる施設が請戸漁港に完成しました | 浪江町ホームページ
(20)復興なみえ町十日市祭 | なみえまるみえ | 福島県浪江町を伝える地域メディア
(21)「浪江町を思う存分楽しんで!」ももクロ福島Jヴィレッジでアピール - 毎日新
(22)ももクロ浪江に来たゼーット!! 十日市祭で新曲など披露 | 福島民報
(23)浪江の十日市 ももクロライブも|NHK 福島県のニュース
(24)市町村当初予算の概要 - 福島県ホームページ
(25)町民の避難状況 - 震災・原発事故からの復興 - 浪江町ホームページ
(26)広報なみえ - 浪江町ホームページ
(27)浪江町ホームページ トップページ
(28)福島県の推計人口(令和元年10月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(29)<震災8年>福島・原発被災12市町村 児童生徒数、震災前の9.6%にとどまる 学校存続の危機浮き彫り | 河北新報オンラインニュース
(30)うつくしま電子事典
(31)>"「強まる『絆』実感」 出雲大社で浪江町の「田植踊」披露(1/2ページ) - 産経ニュース
(32)日テレ、浪江町で7年ぶり「請戸の田植踊」
(33)TOKYO FM 2016年 東日本大震災から5年 特別企画 LOVE & HOPE ~5年目の春だより~ 忘れない 伝えたい
(34)めげ猫「タマ」の日記 2018年は女の子しか生まれない福島県飯舘村
(34)宮城)「田植踊」存続に一役 福島出身、仙台の大学生:朝日新聞デジタル
(35)「ここに人がいた証を残したい」。福島県浪江町立請戸小、震災当時6年生の思い | ハフポスト
(36)「大学生防災アカデミー」(仙台青年会議所主催)に本学学生が参加|東北福祉大学
(37)「震災遺構」継ぐ記憶...進む議論 請戸小校舎、福島県初の遺構へ:震災遺構:福島民友新聞社 みんゆうNet
(38)広報なみえ(平成31年2月号) - 浪江町ホームページ
(39)めげ猫「タマ」の日記 浪江町、2度目の成人式も進まぬ再定住
(40)【浪江女子発組合】復興なみえ町十日市祭 20191124 Uスケ
(41)佐々木彩夏 - Wikipedia
(42)アメフラっシ 公式サイト - AMEFURASSHI OFFICIAL WEBSITE -
(43)>B.O.L.T オフィシャルサイト
(44)ももクロ・佐々木さんプロデュース 「浪江女子発組合」デビュー:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(45)<11/24(日)出演決定!>福島県浪江町「復興なみえ町十日市祭」【11/7(木)情報更新】 | 週末ヒロイン ももいろクローバーZ オフィシャルサイト
(46)ミスピーチキャンペーンクルー – くだもの消費拡大委員会
(47)ふくしまプライド。
(48)もも(モモ・桃)の都道府県別生産量(収穫量)/グラフ/地図/一覧表|統
(49)【ももいろクローバーZ、浪江女子発組合 ライブ生中継】復興なみえ町十日市祭
(50)東京都中央卸売市場-統計情報検索各年7月について、大分類⇒果実、中分類⇒もも類で検索
(51)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(52)食の宝庫ふくしま | ふくしま満天堂(ふくしまプライド。)
(53)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(54)マルト 平尼子店のチラシ・特売情報 | トクバイ
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