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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島第一、使用済み核燃料取り出し完了は11年遅れ

 経済産業省は12月2日に経済産業省は福島第一原発廃炉工程の改定案を発表しました(1)。それによると、使用済み核燃料プールからの核燃料取り出しは、当初予定の2020年から(2)、11年遅れて2031年です。また、今年に予定されていたデブリのサンプリング(3)は2021年に延期されました。
 福島第一原発は2011年3月に炉心溶融事故を起こし、原子炉内の核燃料が全て溶け落ち(4)、デブリ(溶け落ちた溶融核燃料)にりました(5)。使用済み核燃料プールには4,741体の核燃料が放置されたままになっています(6)。
デブリと核燃料が残ったままの福島第一2号機
 ※(7)を引用
 図―1 事故後、9年近く放置されてるデブリと使用済み核燃料プールの核燃料

 デブリや使用済み核燃料プールの核燃料を取り出し、放射能漏れを起こさないように確り管理するのは、福島第一原発廃炉で重要な課題です。2011年12月に最初の廃炉工程が発表されました(2)。そこでは、デブリの取り出し開始を2021年中、使用済み核燃料の取り出しを完了する旨が記載されていました。
2020年までに完了すはずだった核燃料プールからの燃料取り出し
 ※(2)にて作成
 図―2 使用済み核燃料の取り出しを完了するとする廃炉計画

 経済産業省は12月2日に経済産業省は福島第一原発廃炉工程の改定案を発表しました(1)。
福島第一廃炉工程案を報じる福島県の地方紙・福島民報
 ※(8)を12月3日に閲覧
 図―3 新たな廃炉計画案を報じる福島の地方紙・福島民報

 現行の計画は2017年9月に改定されました(9)。それによると、今年度(2019年度)中に初号機のデブリの取り出し方法の確定をするとしています。それに向けてと思いますが、デブリのサンプリングを今年に実施するとされていました(3)。改定案を見ると
「2号機から、試験的取り出しに着手し、段階的に取り出し規模を拡大」
との文言が入っていました(1)。これについて、河北新報は
「試験取り出しには少量採取も含まれるといい、経済産業省の担当者は『少量採取は本年度は無理だ』と話す。」
と報じていました(10)。今年予定されていたデブリのサンプリングが2021年以降に延期され、サンプリング後にデブリを分析し、これに基づき取り出し方法を確定するようです。すくなくとも2年半の遅れです。
 福島第一原発の廃炉工程は2011年12月を起点に、使用済み核燃料プールからの燃料取り出し開始までを第1期、デブリ開始までを第2期、デブリ取り出し開始から廃炉完了までを第3期としています(2)(9)。改定案では第3期のうち2031年までの期間を「第3-①期」としています。そして、第3-①期の目標として
「[プールからの燃料取り出し] 1~6号機のすべてで使用済燃料プールからの燃料取り出し完了を目指す。」
としています。すなわち核燃料プールからの燃料取り出しは完了は当初計画の2020年でしたが、11年遅れの2031年に延期されました。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島第一の廃炉は2011年12月を起点に30~40年で完了されるとされています(2)(9)。でも、遅れています。いまのペースで行けば100年近くかかります。そして、改定案での廃炉廃棄物や取り出した核燃料の処分計画が明記されていません。このままでは相当の長期に渡り福島第一に留め置かれることになりそうです。これでは福島の皆様は不安だと思います。
 12月になりましたが、福島県福島市ではリンゴ狩りが楽しめます。福島はまだまだリンゴの季節です。福島のリンゴは甘くて美味しいとの事です(11)。福島県は福島産リンゴは「安全」だと主張しています(12)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産リンゴはありません。
他県産はあっても福島産リンゴが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(13)を引用
 図―4 福島産リンゴが無い福島県のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県福島市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)>廃炉・汚染水対策チーム会合(第5回)(METI/経済産業省)
(2)2011年のアーカイブ - 廃炉プロジェクト|公表資料|東京電力ホールディングス株式会社
(3)核心の「燃料デブリ」に迫る、福島第一原発廃炉の今|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
(4)福島第一原子力発電所事故 - Wikipedia
(5)燃料デブリ取り出しの状況 - 廃炉プロジェクト|廃炉作業の状況|東京電力ホールディングス株式会社
(6)福島第一・第二原子力発電所の燃料貯蔵量 - 福島県ホームページ
(7)2019年のアーカイブ - 廃炉プロジェクト|公表資料|東京電力ホールディングス株式会社⇒2019年11月28日(廃炉・汚染水対策会合 第72回事務局会議)⇒【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(6.53MB)
(8)福島民報社
(9)2017年のアーカイブ - 廃炉プロジェクト|公表資料|東京電力ホールディングス株式会社
(10)福島第1原発 デブリの少量採取計画に遅れ | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS
(11)りんご狩り2019 – 一般社団法人福島市観光コンベンション協会公式ページ
(12)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(13)平野店 | お店を探す | ヨークベニマル
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  1. 2019/12/04(水) 20:03:12|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

廃炉計画案が変更になった理由は、どのような説明が有ったのでしょうか?
一所懸命読んだつもりですが、よく分かりません。
というか、計画案そのものが、適当な日付を入れた妄想?その日が近くなると、改定案を出して、先送りしているだけ?にまで見えてしまいます。
あてもないのに、転戦と言い、その実態は敗残兵の敗走と同じで、あてもないのに、紙面のみの計画「案」を作り、その実態は自分の定年まで恰好がつけられれば良いと・・・。
私の妄想が、妄想で、かくかく云々でこういう問題が明らかになったために、期限が延長されたが、その問題はこのような解決方法で行けるはず。
安心めされよ。と、言って欲しいものです。
  1. 2019/12/05(木) 13:52:21 |
  2. URL |
  3. きな #-
  4. [ 編集 ]

プールはいつまで保つのか

使用済み核燃料のプールからの取り出し完了は11年先・・・

貯蔵プールは、大地震とその後の余震、爆発、風雨に晒されてはや8年、放射能汚染もひどく当然メンテナンスもできないのに、、水漏れしたりしないのでしょうか?

新聞もネットも、プールそのものの状況を伝える記事がありません。
もし水抜けしたら・・・使用済み核燃料が再び熱を持ち、メルトダウン→火災で放射性物質が飛び散り、しかも放射線を遮断する水がないので、誰も近寄れなくなります。
文字通り、日本の終わり。

オリンピックなんかやって、浮かれている場合じゃないのに!!
  1. 2019/12/22(日) 06:27:10 |
  2. URL |
  3. あんこ #-
  4. [ 編集 ]

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