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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

あんぽ柿、銀座でPRイベント、食べて大丈夫?

あんぽ柿、銀座でPRイベント、食べて大丈夫?
 福島の特産品、あんぽ柿のPRイベント1月15日に東京・銀座で行われました(1)。(=^・^=)なりに調べると、福島産あんぽ柿には
 ・産地の福島盆地はは汚染され、放射能が舞い散っている。
 ・今年も精密検査で基準ギリギリのものが見つかっている。
 ・全数検査で「安全」とされているが、精度を担保するデータがなく、全数検査と精密検査の結果が合わない。
 ・産地では葬式が増えているが、産地でない相馬・南相馬市では葬式が増えていない。
等の特徴があります。
 福島はくだもの王国を主張しています(2)。ただし、福島県全域で果樹栽培が盛んな訳ではなく、概ね北部の福島盆地と呼ばれる狭い範囲に集中しています(3)。以下に示します。
事故から8年10ヶ月過ぎて汚染されている福島
 ※1(4)のデータを(5)に示す手法で1月1日に換算
 ※2 旧避難地域は(6)による。
 ※3 福島盆地の範囲は(7)による。
 図―1 福島盆地

 事故から8年10ヶ月が経過しましたが、図に示す様に国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(8)地域が広がっています。事故から9シーズン、福島のくだものは汚染された地で栽培されています。
 福島の果樹は6月のサクランボに始まり、モモ、ナシ、リンゴと続きます(3)。最後を飾るのがあんぽ柿で、年末から年始がシーズンです(9)。
 あんぽ柿は干し柿の一種で、皮をむいた柿を乾して作ります(9)。
吊るして乾される福島のあんぽ柿
 ※(9)を引用
 図―2 吊るして乾されるあんぽ柿

 以下に福島盆地のセシウム降下量をしめします。
放射能が舞い散る福島盆地
 ※1 セシウム降下量(2016年11月から1年間)は(10)に示す元データおよび手法で計算
 ※2 ピーチラインフルーツラインは(11)による。
 ※3 福島盆地は(10)による。
 図―3 福島盆地のセシウム降下量

 図に示す様に放射能が舞い散っています。あんぽ柿は放射能が舞い散る場所で吊るされ、乾燥します。
 1月15日に東京・銀座で福島産あんぽ柿のPRイベントが行われました。
あんぽ柿のPRインベントを報じる福島のローカルTV局(FTV)
 ※(12)をキャプチャー
 図―4 あんぽ柿のPRインベントを報じる福島のローカルTV局(FTV)

 放射能が気になります。以下に福島盆地のあんぽ柿の精密検査結果を示します。
事故からセシウムが見つかり続ける福島盆地・あんぽ柿
  ※1(13)、(14)による。
  ※2基準値は(15)による。
 図―5 福島盆地産あんぽ柿の検査結果

 図に示すように、毎年のように基準超や基準ぎりぎりの物が見つかっています。このため、事故後しばらくは出荷が自粛されていましたが、2013年より出荷が再開されました(16)。全数検査をして、「安全」が確認された物だけを出荷すると行政や農協は主張しています(17)(18)。全数検査なので、簡易検査にならざるを得ず、しかも専用装置での検査です(19)。検査装置は事故後に導入されたものですから(18)、機能しているかの確認データが必要です。もっとも妥当なのは、簡易検査で「安全」とされたものを、抜き取りで事故前からある「精密検査」を実施し基準値超えの有無を確認するこおだと思います。あんぽ柿を扱った福島の農協のHP(17)や、福島県の担当課のHP(19)を見たのですがそのようなデータはありません。出荷再開から5年に渡り(=^・^=)はあんぽ柿の簡易検査の妥当性を示すデータを探しているですが、見たことがありません。
 あんぽ柿の全数検査結果を福島の農協は概略を公開しています(20)。ただし、今年度の検査はまだ公表されていません。そこで昨年度(2018年度)精密検査結果と比べると
 精密検査 検査     24件中50(Bq/kg)超が2件(全体の8.3%)(21)
 全数検査 検査1,052,081件中50(Bq/kg)超が45件(全体の0.0041%)(22)
で、全数検査と精密検査で全く合いません。このような事が偶然の起こる確率を計算したら「0」でした。精密検査と全く合わない全数検査は、かなり怪しい検査と言わざるを得ません。なお1キログラム当たり50ベクレルを「50(Bq/kg)」と標記しました。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 検査が一致している確率の計算結果
 ※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(23)による。
有意差検定表(あんぽ柿検査)

 あんぽ柿の全数検査はかなり怪しげな検査と言わざるを得ません。これでは産地の皆さんの健康が心配です。図-1に示す様に、福島盆地は福島市、伊達市、桑折町、国見町に広がっています。以下に各年1~11月中のこの2市2町の合計の葬式数を示します。
事故後に増えた福島盆地の葬式
 ※1(24)を各年1から11月の11ヶ月間で集計
 ※2 震災犠牲者は(25)により、行方不明を含み、関連死を含まず
 図―6 福島盆地が広が2市2町の葬式の推移

 図に示す様2009年から10年にかけてはあまり増えていないのですが、10年から11年にかけては急に増えています。その後も元に戻ることなく増え続けています。数値を記載すると
 事故前(2010年1月から11月)2,938人
 昨年(2019年1月から11月) 2,543人
で20.4%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら5,000兆分の1でした。

 表―2 偶然に起こる確率の計算結果
 ※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(23)による。
有意差検定表(葬式)
 福島県にあるひらた中央病院は、福島産米や野菜について避けるか否かのアンケート結果を発表しています。以下に示します。

 表―3 福島産を許容すかのアンケート結果
 ※ (25)を集計
郡山・三春で許容される福島産米

 表に示す様に相馬・南相馬市では715人中4分3を超える530人が福島産野菜を避けています。同じように福島産果物も避けているはずです。以下に相馬・南相馬市の1-11月の葬式数は、福島県の発表(24)から集計すると、
 事故前(2010年1月から11月)1,090人
 昨年(2019年1月から11月) 1,137人
で少し増えていますが統計的な差はありません。
 福島産あんぽ柿のPRイベントが1月15日に東京・銀座で行われました(1)。その特徴をまとめると
 ・産地の福島盆地はは汚染され、放射能が舞い散っている。
 ・今年も精密検査で基準ギリギリのものが見つかっている。
 ・全数検査で「安全」とされているが、精度を担保するデータがなく、全数検査と精密検査の結果が合わない。
 ・産地では葬式が増えているが、産地でない相馬・南相馬市では葬式が増えていない。
になります。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島産は安全とされ、避ける行為は「風評被害」と批判されます(26)。でも福島の皆様には浸透しないようです。
 福島代表する冬の果物にイチゴがあります(27)。福島県須賀川市では、今、イチゴ狩りが楽しめます(28)。同市はイチゴの季節です。福島のイチゴは甘くておいしいとの事です(27)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(29)。でも、福島県須賀川市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ
 ※(30)を引用
 図―7 福島産イチゴが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県須賀川市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)銀座であんぽ柿を収穫 伊達市の農家、風評払拭アピール | 河北新報オンラインニュース
(2)くだもの図鑑 – くだもの消費拡大委員会
(3)くだものづくりがさかんな福島盆地
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成30年9月6日~11月15日測定) 平成31年03月08日 (KMZ KMZ, CSV ZIP)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2018年)
(6)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(7)福島盆地 - Wikipedia
(8)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局
(9)あんぽ柿 - Wikipedia
(10)めげ猫「タマ」の日記 放射能が舞い散る福島(2018)
(11)くだもの狩り情報
(12)2020年01月15日(水) 20:55「本物の味を味わってもらえれば」東京・銀座で福島のあんぽ柿をPR  収穫セレモニーで無料配布(FTV)
(13)報道発表資料 |厚生労働省
(14)加工食品等の放射性物質検査について - 福島県ホームページ
(15)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(16)大玉あんぽ柿、6シーズンぶり出荷再開 原発事故の福島 - 産経ニュース
(17)あんぽ柿について | ふくしまの果物 | JA全農福島
(18)(17)中のあんぽ柿専用非破壊検査機器
(19)あんぽ柿・干し柿等の「カキ」を原料とする乾燥果実の加工自粛とあんぽ柿の出荷再開の取組について - 福島県ホームページ
(20)あんぽ柿検査情報 | 冬 | JA全農福島
(21)(14)⇒●平成30年産の「カキ」を原料とするあんぽ柿及び干し柿等の乾燥果実の加工自粛要請について(平成30年10月3日) [PDFファイル/171KB]
(22)(20)⇒令和元年12月25日現在[328KB]
(23)めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q18.統計的な差ってなんですか?
(24)福島県の推計人口(令和元年12月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(25)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(月1回更新) - 福島県ホームページ
(26)福島県風評・風化対策強化戦略について - 福島県ホームページ
(27)冬 | ふくしまの果物 | JA全農福島
(28)【時間無制限いちご狩り】福島県須賀川市 - ストロベリーパラダイス(公式)
(29)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(30)ザ・ビッグ須賀川店 | 宮城県、福島県のイオングループのスーパーマーケット「ザ・ビッグ」 | マックスバリュ南東北
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