FC2ブログ

めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島原発事故から9年、復興しない福島

 今日(3月11日)は福島原発事故から9年になります。「復興(ふっこう)とは、一度衰えたものが再び勢いを取り戻す事を指す。」(1)そうです。これを福島に当てはめるなら、放射能汚染で失われた福島の「安全」「安心」を取り戻し、毀損した福島県域の価値を戻すことでが、ゴールが見えません。
 今から9年前の3月11日に福島第一原発は原子炉の冷却機能を喪失し、その後
に大量の放射能漏れを起こしました(1)。国際原子力事象評価尺度(INES)ではチェルノブイリ原発事故と同じく深刻な事故を示すレベル7を記録しました3)。そして、福島は汚染されました。
事故から8年11ヶ月過ぎて特異的に汚染されている福島
 ※1(4)のデータを(5)に示す方法で2月1日に換算
 ※2 避難区域は(6)による
 図―1 特異的に汚染されている福島

図に示すように国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(7)を超えた地域が概ね福島で広がっています。事故から9年が経た福島は特異的に汚染されています。だいたい避難地域が設定されているのは福島のみです(6)。
 それでも復興の努力がなされてきました。
 福島には主要な7地点の放射線量測定点があります(8)(9)。以下に2013年3~4月の放射線量の測定結果を示します。
 brg130402a.gif
 ※1(8)(9)で作成
 ※2 日付け中2013年は省略
 図―2 突然下がる福島県各地の放射線量

2013年3月31日から4月1日にかけて突然に下がっています。例えば郡山市の例を見ると、1時間当たりで
 3月31日23時 0.51マイクロシーベルト(10)
 4月 1日 0時 0.29マイクロシーベルト(11)
です。1時間でこれで下がるのは人為的操作しかありません。福島の発表には
「※ 平成25年4月1日から、従来の可搬型モニタリングポストによる測定から固定型モニタリングポストによる測定に移行しました。移行の前後で、敷地内での設置場所の変更等に伴い、測定値が変動します(いわき合同 庁舎を除く)。
※ モニタリングポストを設置している合同庁舎等の敷地について、除染が行われることにより、作業中及び作業後において、空間線量率に変動が生じることが想定されます。」
との注記がされており、原因は放射線の高い場所から低い場所への測定装置(モニタリングポスト)の移動です。福島の放射線量測定器は低く出るように人為的な操作が行われました。
 安倍で戻り内閣はが編纂した放射線教育用の副読本では、人為的低くでるようにした放射線測定器の値を引用し、
「福島第一原子力発電所の直近以外は国内や海外の主要都市とほぼ同水準になっています。」
と記述しました(12)。そして以下の図がついていましした。
福島市の放射線線量が下がったと主張する放射線副読本
 ※(12)を引用
 図―3 国内や海外の主要都市とほぼ同水準と主張する放射線福読本

 以下に福島の汚染状況を示します。
2020年も汚染が続く福島
 ※1(4)のデータを(5)に示す手法で1月1日に換算
 ※2 避難地域は(6)による。
 図―4 本記事で取り上げる福島の地域

 福島を中心に放射性物質を取り除くべく、除染が行われました(13)。以下に福島県二本松市の放射性セシウムの量を示します。放射性物質はなにもしなくても時間と共に減っていきます。その減り方は「半減期」で計算できます(14)。以下に福島県二本松市の放射性物質の量と、半減期で計算される予想量を示します。 
半減期でしか減らない二本松市のセシウム
 ※元データおよび計算方法は(15)による。
 図―5 半減期でしか減らない福島のセシウム(福島県二本松市)

 図に示しように自然に減る分でしかセシウムは減っていません。除染はほとんど効果をあげていません。 
 一方で、安倍で戻り内閣はが編纂した放射線教育用の副読本では除染について
「セシウム134 やセシウム137 などの放射性物質を取り除く作業(除染)などにより、放射線量が下がってきた」
と、あたかも効果があったかのように記述しています(12)(16)。
 以下にスズキの検査結果を示します。
隣県では見つかっても福島産スズキからは見つからないセシウム
 ※1(18)(19)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは捕獲日
 ※4 淡水は除く
 図―6 スズキの検査結果

 図に示す通り宮城、茨城、千葉県産からは見つかっています。ところが福島県が検査した福島産スズキからは厚生労働省(18)や福島県の発表(19)を数えると90件連続で検出限界未満(ND)です。海はつながっているのに隣県では見つかっても、汚染源がある福島産からは見つからないなどおかしな話です。
 スズキ等の福島産農水安物の出荷前検査は厚生労働省の発表(18)を見ると、全てを福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(20)で実施しています。中立性に疑問があります。
 福島産農水産物の出荷前検査の精度を担保するものはありません。
 一方で、安倍出戻り総理は福島産は安全、避けるのは風評被害と主張しています(21)。
 以下に福島の避難区域と避難指示解除区域を示します。
事故10年目も汚染が酷い避難指示解除区域
 ※1(4)のデータを(5)に示す手法で1月1日に換算
 ※2 避難地域は(6)により、1月1日時点
 図-7 避難区域と解除区域地町村


 図に示すように避難指示区域は福島の中でも放射線量が高く国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えています(7)。それでも「安全」だとして(22)、次々と避難指示を解除していきました(6)。3月4日に福島県双葉町の避難指示の一部を解除し(23)、これで避難指示が出ていたすべての市町村で、全部または一部で避難指示が解除されたことになります。そして、避難指示が出ていたすべての市町村で聖火リレーが行われます(24)。安倍で戻り内閣は今度のオリンピックを「復興五輪」と呼び(25)、福島原発事故からも含め復興した姿をアピールしたいようです。福島は本当に復興したのでしょうか?
 復興(ふっこう)とは、一度衰えたものが再び勢いを取り戻す事を指す。」(1)そうです。だとしたら、福島の「安全」を取り戻し、「安心」して暮らせる福島を実現し、さらには放射線汚染で棄損した福島県域の価値を元に戻すことだと思います。
 避難指示がでた市町村のうち、川内村を除く10市町村では解除された区域の居住者と対象者数を月末ないし毎月1日発表しています(26)~(37)。図-2に示す様に川内村で避難指示が出た区域は一部に限られ、地図で見ると同村の主要施設である学校、保育園、役場、農協支店、主な観光施設(38)、バスの終点・起点(39)は、避難指示が出た区域外であり、主要な部分には国の避難指示は出ていません。
 概ね川内村を除く8市町村の避難者数を集計すれば毎月の避難指示が解除された区域の居住者数と避難者数が分かります。以下に示します。
住民がなかなか戻らない避難指示解除市町村
 ※1(26)~(36)を集計
 ※2 川内村を除く
 ※3 避難者数は対象者数―解除区域の居住者数で集計
 ※4 双葉町は2月1日時点では、避難指示未解除(6)であり集計から外した。
 図―8 避難指示が解除された区域の居住数と避難者数(川内村を除く)

 図に示す様に、避難指示は解除されましたが住民はあまり戻っていません。概ね2月1日時点で旧避難地域に住んでいるは
 住民登録 63,191人中12,900人(全体の20%)
です。避難指示が解除されても住民が戻らなければ、「勢いを取り戻す事」はできず復興したとは言えません。
住民が戻らないのにはいろいろな理由があると思いますが、「不安」もあると思います。すくなくとも福島の若い女性は不安なようです。
 福島の若い女性の不安が解消されません。事故9年目11ヶ月間(2019年3月から20年1月)の年齢階層別の社会的増減を集計してみました。
20代前半女性に顕著な福島の社会減
 ※(35)を集計
 図―9 福島県の年齢階層別社会増減(2019年3月~20年1月)

 図に示す様に20代前半女性で顕著です。数値を記載すると、20代前半の社会減は
 男性  959人減
 女性1、904人減
で、男性の約2倍の20代前半女性が福島から逃げたしています。20歳前後は就職や大学進学といった新たな一歩を踏み出す時期です。福島の方は福島に残るか、去るかの選択を迫られる時でもあります。そして多くの若い女性が福島県外からのスタートを決断したようです。
 今から5年前の2015年2月に福島には48,273人の10代後半女性がいました。5年が経ち彼女達は20代前半になっています。今年(2020年)2月の福島の20代前半女性は33,993人で、残ったのは70%です。2015年1月当時で10代後半だった福島の女性のうち30%の方が、この5年間で福島から逃げ出しています。以下に福島の10代後半の方が5年後に残っている割合を示します。
事故後に福島に残らなくなった10代後半女性
 ※1(40)を集計
 ※2 日付けは10代後半時点
 図―10 福島の10代後半の方が5年後に残っている割合

 事故前から若い方の福島脱出はありました。事故前の2001年から2006年3月までの平均を取ると男性76%、女性74%で、男女に大きな差はありませんでした。事故後の平均を取ると、10代後半の方が5年後に福島に残っている割合は男性82%、女性68%で、男性は増えましたが、女性は大きく落ち込みました。事故後に福島の若い女性の逃げ出しています。
 以下に各年3月から11ヶ月間の20代前半の社会的増減を示します。
社会減が加速している福島の20代前半女性
 ※(40)を各年を3月から翌年1月までの11ヶ月間で集計
 図-11 20代前半の社会的増減

 男性は昨年に比べそれ程には変化がありませんが、女性は大きくなっています。20代前半男性の社会減は
 事故8年目(2018年3月~19年1月)1,099人
 事故9年目(2019年3月~20年1月)  959人
で、減少しています。一方、女性は
 事故8年目(2018年3月~19年1月)1,781人
 事故9年目(2019年3月~20年1月)1,904人
で、7%増えています。事故9年目も、前半は若い女性の福島からの脱出は加速しています。
 福島の合計特殊出生率は1.53です(41)。一人の若い女性が福島を去ることをは、彼女が将来産むであろう1.53人の子どもも一緒に去って行くことを意味します。
 少なくとも福島の若い女性の福島脱出が事故後に加速しました。そして止む気配がありません。彼女たちは「安心」はしていません。福島では、事故によって失われた「安心」は戻っていません。
 妊娠期間を280日として(42)、3月11日の280日後は12月16日なので、2012年からは事故後に懐妊した赤ちゃんが生まれます。以下に福島の合計特殊出生率を示します。
2011,12年と下がった福島の合計特殊出生率
 ※(43)を引用 
 図―12 福島の合計特殊出生率

 図に示す通り、事故があった2011年と翌年に低下しています。一人の女性が一生に産む子供の数の平均の数です(44)。2012年の福島は特異的に子どもが生まれ難くなりした。このようなことは同じ被災地でも岩手や宮城では起こっていません(45)。
 以下に福島県の自然死産率の推移を示します。
全国の1.5倍の福島県死産率(グラフ)
 ※(46)を集計
 図―13 福島県の自然死産率の推移

 図に示す様に、事故後に懐妊した赤ちゃんが生まれるであろう2012年以降に急に増えています。偶然に起こる確率を計算したら統計的な差があるとされる5%(47)を下回る1.3%でした(48)。
 福島での出生異常は事故9年目を継続しています。福島県伊達市は避難地域は設定されませんでしたが、旧計画的避難地域に隣接しています。年間に被曝(ひばく)する放射線量が20ミリシーベルトを超える恐れがある住宅の住民に、地域一帯を強制避難させず、戸別に避難を勧奨する特定避難勧奨地点(49)が設定されました(6)。避難地域が設定されなかった市町村で、特定避難勧奨地点が設定されたのは伊達市だけです。同市は避難指示が出なかった市町村の中では、最も汚染がひどい市の一つです。出生性比は女の子100人に対して生まれてくる男の子の人数を示します。通常は男の子が多く生まれるので100を超えています(50)。以下に福島県伊達市の各年2月から翌年1月までの1年間の出生性比を示します。
事故後に低下し、ついに100を切った福島県伊達市の出生性比
 ※(40)を集計
 図―14 福島県伊達市の出生性比

 図に示すように、2014年をピークに低下してます。女の子がより多く生まれるようになりました。そして2019年2月から1年間を集計すると100以下となり、男の子よりも女の子が多く生まれるようになりました。数値を記載すると
 男の子 132人
 女の子 196人
です。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.04%でした(51)。通常は男の子が多く生まれる(50)ので異常な事態です。
これは伊達市だけではないようです。福島県は東から浜通り、中通り、会津に区分されます(52)。浜通りは広範囲に避難区域が設定されました。一方で中通りの避難地域は1市1町の一部で、限定的でした(7)。以下に中通りの各年2月から1年間の出生性比を示します。
事故後に低下し、ついに100を切った福島県中通りの出生性比
 ※(40)を集計
 図―15 中通りの出生性比

 図に示すように事故後にどんどん低下してます。数値を記載すると
  事故前(2010年2月から11年1月) 108(男の子5,079人、女の子4,697人)
  近々1年(2019年2月から20年1月) 99(男の子3,537、女の子3,573人)
で、女の子が多く生まれています。事故前との比較でこのような事が偶然に起こる確率を計算したら、統計的に差があるとされる5%(47)を下回る4.3%でした(51)。
 福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。
 福島の綺麗な女性
 ※(53)をキャプチャー
 図―16 福島の綺麗な女性

 でも、喜んでばかりもいられないようです。ABCCは1947年にアメリカ政府で設立された研究機関で、広島や長崎に投下さえた原爆の影響について調査しました。その後1972年に日米共同の「放射線影響研究所」に改組され(54)、現在も続いています(55)。放射線影響研究所は我が国において放射線影響に関し最も実績のある研究機関です。そこが広島・長崎の原爆投下では遺伝的影響がないとしています。その根拠の一つに生まれて来る赤ちゃんの男女比(出生性比)に異常がなかったことあげています(54)(55)。
 長崎や広島では見つからなかった事が福島では見つかっています。広島や長崎の結果を元に福島は「安全」とする説明は「非科学的」です。福島の方の37.2%が遺伝的影響を心配しています(56)。 

 福島県県民健康管理調査基本調査では福島原発事故後4ヵ月間の被ばく線量を推計しています(57)。これを元に1ミリシーベルト以上の被ばくをした方は90%(13,602人中12,284人)です。これは飯舘村の92%ついで2位ですが、同村は2011年6月22日までにほぼ全村民が避難しています(58)。二本松市は避難しなかった市町村では汚染が酷い市です。以下に各年3月から翌年1月までの11ヵ月間の女性の死者数を示します。
2011年3月以降に急に増えた福島県二本松市女性の死者
 ※(40)を集計
 図―17 福島県二本松市の女性の死者数

 図に示す通り事故がった2011年3月以降に急増しています。数値を記載すると
 事故前(2010年3月~11年1月)  284人
 事故9年目(2019年3月~20年1月)370人
で、30.3%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.08%でした。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(59)による。
有意差検定表

さらには同市女性の平均寿命は
  事故前の2010年は87.1歳(60)
  事故後の2015年は86.7歳(61)
で、短くなっています。
 図―4に示す通り南会津郡は福島県内では汚染がマシな場所です。南会津郡の女性の死者数は、福島県の発表(35)を集計すると
 事故前(2010年3月~11年1月)  223人
 事故9年目(2019年3月~20年1月)231人
で、あまり変わりません。
 福島県にあるひらた中央病院は、福島産米や野菜について避けるか否かのアンケート結果を発表しています。以下に示します。 

 表―2 福島産を許容すかのアンケート結果
 ※(62)を集計
郡山・三春で許容される福島産米

 福島県は福島を7つの生活圏に区分しています(63)。県中地域に属する郡山市・三春町、相双地域に属する相馬・南相馬市をひとまとめにして比較してみることにしました。表に示す通り、郡山市・三春町では福島産米や野菜を約67%の方が許容しています。一方で相馬・南相馬市では7%です。いわき市の中間の37%同じ福島県内でも地域によって福島産に対して温度差があります。
福島産を許容する方が約67%の福島県郡山市・三春町の死者数は
  事故前11ヶ月(2010年3~11年1月)   2,659人
  事故9年目11ヶ月(2019年3月~20年1月)3,047人
で、15%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約360万分の1でした(64)。
福島産を許容する方は約7%の福島県相馬・南相馬市の死者数は
  事故前11ヶ月(2010年3~11年1月)   1,178人
  事故9年目11ヶ月(2019年3月~20年1月)1,188人
で、少し増えていますが、統計的な差はありません。
表―2に示す通りいわき市の福島産米や米を共に許容する方の割合は37%ですが、同市の死者数は
  事故前11ヶ月(2010年3~11年1月)   3,670人
  事故9年目11ヶ月(2019年3月~20年1月)3,977人
で6%増えています。郡山市と相馬市・南相馬市の中間でしょうか? なお、死者数は福島県の発表(40)を集計しました。
 以下に表―2および福島県の発表を集計すると、以下の図ができます。
福島産を許容する地域ほど増える葬式
 ※(40)(62)を集計
 図―18 葬式(死者数)の増加率と福島産米や野菜の許容割合

 図に示す様に福島産を許容する程に死者数が増えています。
 「福島産食べて応援、あの世行」
と言われても仕方がない状況です。
 安倍で戻り内閣は、福島は「安全」であり、放射線による身体への影響は出ていないとの立場です(12)。でも統計資料を解析すると
・福島では出生の異常が認められる。
・放射量が高い二本松市では女性の死者数が事故後に急に増えたが、福島のなかでは汚染がマシな南会津ではそのような事はない。
・福島産を許容する方が多い郡山市・三春町では葬式が有意に増えてるが、少ない相馬・南相馬市はそのような状況でなく、福島産食べて応援、あの世行と言われても仕方がない状況です。一方で「学校給食」を通じ福島の子供たちは福島産を強制的に食べされており(65)、「安全」とはいえる状況ではありません。
 福島の現状を「安全」と言い切るのは無理があります。

 福島を代表する農産物に桃があります(66)。TOKIOの皆さま出演の福島産モモのテレビCMが流れました(67)。
福島産モモのテレビCM
 ※(67)を引用
 図-19 TOKIOの皆さま出演の福島産モモのCM

モモの生産量は山梨が1位で福島は2位です(68)。そこで山梨産と福島産のモモ価格を比べてみました。
 事故後、山梨産比べ大幅に安くなったままの福島のモモ
 ※(69)を集計
 図―20 山梨・福島のモモ価格

 図に示す様に事故後に福島産モモは山梨産に比べ大幅に安くなりました。価格差を見ると
  事故前(2010年) 62円安
  昨年(2018年))189円安
  今年(2019年) 218円安 
で、価格差が元に戻りません。それどころか昨年に比べ価格差が拡大しています。福島は汚染されており、当然のことです。
 観光の動機はいろいろあるようですが「旅先のおいしいものを求めて」や、「日常生活から解放されるため」「保養、休養のため」のように癒しを求める理由が多いようです(70)。道の駅の主目的は路交通の円滑な「ながれ」を支えるため、一般道路にも安心して自由に立ち寄れ、利用できる快適な休憩のための「たまり」空間です。観光施設の機能が皆無でないにしても(71)、観光地へ行くための休息場所です。純粋に観光施設ではありません。以下に福島県観光客入込数の内訳を示します。
 道の駅を除くと観光客数の回復が止まった福島
 ※(72)を集計
 図―21 観光客入り込み数の観光地・施設の内訳
  
 図に示しように道の駅を除けば、2013年以降の観光客は殆ど回復は認められません。数値を記載すると
  2010年 5,413万人
  2018年 4,498万人
で、事故前比べ15%落ち込んだままです。
 今日(3月11日)に、福島原発事故から9年になります。避難指示を解除しても、住民は戻らず避難指示解除区域の勢いは元に戻りません。若い女性の福島脱出が加速し、子供が生まれなくなり老人と男だけになります。これはらも福島の勢いは弱っていきます。福島の皆様は「不安」の中で暮らしているようです。出生の異常、二本松市女性の葬式が事故に急増しており、福島産、食べて応援、あの世域ともいえる状況もあります。福島を「安全」と言うのは無理があります。そして、福島産は価格が低迷し、観光客は福島を避けています。福島が汚染されている以上は当然です。福島は事故前の勢いからほど遠い状況にあります。「復興(ふっこう)とは、一度衰えたものが再び勢いを取り戻す事を指す。」(1)そうです。だとしたら福島は復興していません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島は復興していないのに、安倍で戻り総理は今年のオリンピックを「復興五輪」と呼んでいます。こんな方が総理では福島の皆様は不安だと思います。
 福島県本宮市には乳業メーカーがあります。そこの牛乳は美味しいとの事です(75)。福島県は福島産原乳は「安全」だと主張しています(76)。でも、福島県本宮市のスーパーのチラシには福島産牛乳はありません。
県外産あっても福島産牛乳が無い福島県本宮市のスーパーのチラシ
 ※(77)を引用
 図―22 福島産牛乳が無い福島県本宮市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県本宮市の皆様を見習い福島産は飲食しません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)復興 - Wikipedia
(2)福島第一原子力発電所事故の経緯 - Wikipedia
(3)国際原子力事象評価尺度 - Wikipedia
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日~11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(6)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(7)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(8)平成22・23・24年度 県内7方部環境放射能測定結果 - 福島県ホームページ
(9)平成25年度 県内7方部環境放射能測定結果 - 福島県ホームページ
(10)(8)中の平成25年3月、平成25年4月2日更新⇒(PDF:716KB)
(11)(9)中の平成25年4月、平成25年5月1日更新⇒(PDF:709KB)
(12)放射線副読本(平成30年10月改訂):文部科学省
(13)除染情報サイト:環境省
(14)半減期 - Wikipedia
(15)めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂)―その17「除染で放射線量が下がった。除染の効果は殆どなかった」
(16)めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂)―その17「除染で放射線量が下がった。除染の効果は殆どなかった」
(18)報道発表資料 |厚生労働省
(19)農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(20)農林水産部 - 福島県ホームページ
(21)<震災8年>安倍首相インタビュー 政治の責任で復興完遂 | 河北新報オンラインニュース
(22)国連報告者、福島事故の帰還で日本を批判  :日本経済新聞
(23)双葉の一部避難解除 帰還困難区域初 2022年帰還へ復興加速 | 福島民報
(24)東京2020オリンピック聖火リレー:福島県 - Tokyo 2020
(25)復興庁 | 復興五輪
(26)避難指示区域別居住状況/南相馬市公式ウェブサイト -Minamisoma City-(南相馬市)
(27)広報なみえ - 広報なみえ - 浪江町ホームページ(浪江町)
(28)浪江町ホームページ トップページ(浪江町)
(29)県内外の避難・居住先別人数【令和2年2月1日現在】/富岡町
(30)広報とみおか/富岡町
(31)楢葉町内居住者数について|楢葉町公式ホームページ
(32)避難指示解除後の町内帰還世帯・人数について|楢葉町公式ホームページ(楢葉町)
(33)令和2年2月1日現在の村民の避難状況について - 飯舘村ホームページ
(34)山木屋地区の居住の状況 - 川俣町公式ホームページ(川俣町)
(35)住民生活課 - 葛尾村ホームページ(葛尾村、過去分も含む)
(36)田村市民の避難状況動向調査報告 - 福島県田村市ホームページ
(37)避難状況| 双葉町公式ホームページ
(38)観光 | 川内村公式ホームページ
(39)川内村へのアクセス | 川内村公式ホームページ
(40)福島県の推計人口(令和2年2月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(41)保健福祉部関係の統計情報データベース - 福島県ホームページ⇒福島県人口動態統計
平成30年概数[PDFファイル/2月23日MB]
(42)妊娠期間「十月十日(とつきとおか)」の計算・妊娠週数の数え方 [妊娠の基礎知識] All About
(43)10の指標にみる福島県のいまVer.29を掲載しました。 - 福島県ホームページ中の平成30年2月15日公表分 10の指標にみる福島県のいまVer.29 [PDFファイル/601KB] 
(44)合計特殊出生率 - Wikipedia
(45)めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂)―その19.福島での先天異常の発生率等は、全国的なデータと差がない。合計特殊出生率等に異常
(46)保健福祉部関係の統計情報データベース(過去倉庫) - 福島県ホームページ
(47)有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書
(48)めげ猫「タマ」の日記 デタラメ、放射線副読本(平成30年10月改訂)―その19.福島での先天異常の発生率等は、全国的なデータと差がない。合計特殊出生率等に異常
(49)特定避難勧奨地点(トクテイヒナンカンショウチテン)とは - コトバンク
(50)出生性比
(51)めげ猫「タマ」の日記 女の子が多く生まれる福島県伊達市
(52)福島県 - Wikipedia
(53)常磐線 全線運転再開を前に 夜ノ森駅周辺 避難指示一部解除 2020/03/10 TUF
(54)全文 - 放射線影響研究所
(55)原爆傷害調査委員会 - Wikipedia
(56)第35回「県民健康調査」検討委員会(令和元年7月8日)について - 福島県ホームページ  資料2-1 平成29年度「こころの健康度・生活習慣に関する調査」結果報告 [PDFファイル/1.92MB]
(57)第31回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成30年6月18日)について - 福島県ホームページ中の第31回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成30年6月18日)について - 福島県ホームページ
(58)飯舘村 - Wikipedia
(59)めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q18.統計的な差ってなんですか?
(60)平成22年市区町村別生命表の概況|厚生労働省
(61)平成27年市区町村別生命表の概況|厚生労働省
(62)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(63)福島県の概況 - 福島県ホームページ
(64)めげ猫「タマ」の日記 福島産、食べて応援、あの世行き、(事故9年目11ヶ月)
(65)福島県の学校給食 県産食材活用率40.8% 震災前水準上回る | SN見聞録 | 株式会社SN食品研究所
(66)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(67)ふくしまプライド。
(68)もも(モモ・桃)の都道府県別生産量(収穫量)/グラフ/地図/一覧表|統
(69)東京都中央卸売市場-統計情報検索各年7月について、大分類⇒果実、中分類⇒もも類で検索
(70)JTBF旅行者調査 | (公財)日本交通公社⇒2017年度調査結果 『旅行年報2018』第Ⅰ編 日本人の旅行市場⇒Ⅰ-4 日本人の旅行に対する意識
(71)道路:道の駅案内 - 国土交通省
(72)統計資料一覧 - 福島県ホームページ
(73)(72)中の22年観光客入込状況調査 [PDFファイル/732KB]
(74)(72)中の30年観光客入込状況調査 [PDFファイル/1.24MB]
(75)東北協同乳業株式会社 | 福島県本宮市にある11/19-B1乳酸菌ヨーグルトをはじめ、牛乳・プリンなどを製造している会社です。
(76)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(77)本宮インター店 | お店を探す | ヨークベニマル

スポンサーサイト



  1. 2020/03/11(水) 19:48:27|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<福島の放射能汚染ゴミが新潟県に運ばれました。  | ホーム | 若い女性が逃げて行く事故9年目の福島(11ヶ月間集計)>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/tb.php/3199-962e226a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)