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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

IAEAへの報告書は日本の「恥」

IAEAへの政府の報告書が”>原子力安全に関するIAEA閣僚会議に対する日本国政府の報告書 -首相 ...にあったので、読んでみました。とても世界に出せるものでは、ないと思いました。
① 嘘書くな!
「Ⅹ 今後の事故収束への取組み」この報告書で、一番重要な部分であると思います。最新の事実を確認し慎重に書かいと!こんなところにデタラメが書いてあったら、信用を無くします。
1頁に「温度は、圧力容器下部温度等で100℃から120℃付近で推移している。」なんて記述をしています。このデータは東京電力が毎日は発表しています。今日(6月9日)は、185℃でした。100℃~120℃ではありません。ちなみに昨日は、181.2℃でした。
 3頁に「ステップ2 : 放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられている。」と書いてありました。放射線物質の放出が管理され、抑えられても漏れてしまった放射性物質が減るわけではありません。放射線は放射性物質から出るわけですか、放射性物質の量が変わらなければ、放射線は減りません。たとえ方出を抑えても「放射線量を大幅に抑える」ことなどできません!

② ごまかすな!
「Ⅲ 東北地方太平洋沖地震とそれによる津波の被害」の目的は、原子力発電所を襲った津波や地震がどれほどのものかを理解してもらう為に書いたと思います。ですから、原子力発電所を襲った津波について書くのが正しいと思います。
ところで2~3頁には「図III-1-6中に示すように宮城県沖地震の30年以内の発
生確率を99%、地震規模をマグニチュード(M)7.5と評価し、<中略>評価通りであった。しかしながら、震源域の範囲が、三陸沖中部、宮城県沖、福島県沖、茨城県沖の広範囲に連動したこと、及び地震規模がM9に達したことは、想定外であったとしている」と書いてあります。しかし図Ⅲ-1-6を見ると「福島県沖<中略>7%程度以下」と地震発生確率を表記しています。つまり「想定外」でなく予想が外れたのです。ごまかすな!と言いたくなります。
また、6頁に「、岩手県山田町、釜石市、大船渡市、陸前高田市、宮城県单三陸町、気仙沼市の例を表III-1-3に整理した。」とあります。岩手県と宮城県のデータでしかも、宮城県のデータは、福島と反対側の岩手県境ではないですか!そして、こちらの方が被害もでかいのです。ある種のごまかしを感じます。

③ 津波対策だけ!
ⅩⅡ「現在までに得られた事故の教訓 」で、「教訓第1のグループは、今回の事故がシビアアクシデントであることを踏まえて、シビアアクシデントの防止策が十分であったかをみて、そこから得られる教訓群である。(1)地震・津波への対策の強化」
を挙げているが、それ以外は、事故を起こす要因はないのでしょうか?また、Ⅲ 3頁に「ダムの崩壊などの外部人為事象、火災等に対する安全設計上の要求事項も規定されている。」との記述があります。まことに奇妙な記述であると思いました。ダムの崩壊とありますが、ダムが崩壊して被害がでるのは、ダム下流の川沿いですが、ダムは山にあり原発は海沿いにありますので、ダムが崩壊しても途中の平地で水があふれ、原発を壊すことがありません。無理して読むと、テロ見たいなことを考えているのでしょうか。そこで、その可能性を考えてみました。
原発侵入容疑で逮捕 20代男、街宣車で走り回るに事故直後の福島第二原子力発電所に侵入者があったそうです。結構、原発って簡単に入れるみたいです。テロをやりたい人も同じだと思います。
 では、テロをやりたい人がいるかって?これは架空の話ですが、どこかに「将軍様」とその子供がいたとします。「将軍様」は高齢で、死後は子供に権力を譲る準備をしています。しかし、「将軍様」の国は、「将軍様」のせいでとっても貧しくなってしまいました。人々は「将軍様」を憎むようになり地位が怪しくなりました。「将軍様」はやけくそで、日本の原発を攻撃することにしたさ・・・。なんてことはありえないことでしょうか?
 下の図を見てください。拉致事件の地図に〇で原子力発電所をマーキングしてみました。
拉致場所と原発
日本海側のほとんど原子力発電所のそばで拉致事件が発生しています。北朝鮮は、多くの原子力発電所のそばに「工作員」を送り込むことに成功しています。また、全員無事に帰国できたのは、柏崎の方と、若狭湾近くの方で、どちらにも原発があります。もっと言えば、”>Wikipediaによれば、柏崎の方のお兄さんは、「東京電力原子燃料サイクル部部長」を務められたそうです。無事帰国された方は、北朝鮮にお住まいになっていたのでそれなりに知り合いもいると思います。私が将軍様なら、原子力発電所の情報を得るためにわざと帰国させるかもしれません。

④ 女川原子力発電所は無事なのに福島第一原子力発電所はメルトダウンを起こした。なぜ?
 この地震で、大きな津波に襲われたのは、福島第一原発、第二原発の他に女川原発があります。女川原発に襲った津波は福島第一原発に比べ低いので助かったと思ったら、津波の高さは、福島第一原発ではⅢ-32頁に「山側エリアではO.P.約+14~15mであった。」と記述があり、女川原発ではⅢ-46頁に「、O.P.約13m(O.P.:女川原子力発電所工事用基準面)であり」あり、14mと13mでほとんど変わりありません。ところが、設計上想定された津波の高さは、福島第一原発ではⅢ-29頁に「設計津波水位を3.1mとしている。」あり3.1mです。一方の女川原発ではⅢ-46頁に「最大水位は、敷地高さO.P.13.8m」とあり、福島第一原子力発電所より10m(4倍)以上高くなっています。福島第一原子力発電所と、女川原子力発電所とは100Km程度しか離れていません。それで、こんなにも想定が違います。なぜ、と思います。福島第一原発は、Ⅲ-29頁に「設置許可申請書では、図III-2-6に示すようにチリ地震(M9.5、1960年)を対象波源とし、設計津波水位を3.1mとしている。」とあります。一方、女川原発はⅢ-40頁に「設計津波水位は、設置許可申請書では慶長三陸地震(M8.6、1611年)での9.1m<略>13.6mとなっている。」と記載しています。これを見れば、福島第一原発の津波の想定がいかに甘かったかわかります。わずか100Kmほどしか離れていない原発でこんなにも違うのです。もっといえば、チリ地震津波は、女川町にも被害をもたらしています。でも、女川原発では、チリ地震津波でなく、400年前の「慶長三陸地震」を想定しています。一方、福島第一原発の着工は1967年ですので、たった7年前の津波で評価しています。40年もたてば想定を超える津波など来るのが当たり前です。こんなお粗末な情報を世界に公開して恥をかいても良いのでしょうか?

⑤ WASH-1400など引用するな!
Ⅳ-7頁に「シビアアクシデント3については、原子力発電所の安全性を確率論的に評価した「原子炉安全研究」報告書(WASH-1400)[IV2-5]が1975年に米国で公表されて以来注目されるようになった。」なんて記載を見っけました。そこで、WASH-1400かなにか調べてみました。WASH-1400を見つけました。英語です。日本語が見つからないので、あまり評価が高くないと思います。で、何が書いてあったとゆうと「原子炉1基当たりメルトダウンする可能性は2万年1回で、原子炉事故で特定の人が1年間に死ぬ可能性は50億分の1」なんてことが書いてありました。メルトダウンが2万年に1回など、スリーマイル事故で、否定されています。こんな文書を無批判に引用するなら、原子力の馬鹿文書になるかもしれません。

⑥ 保安院を独立させてどうする!
ⅩⅠ-10頁に「原子力安全・保安院を経済産業省から独立させ、原子力安全委員会や各省も含めて原子力安全規制行政や環境モニタリングの実施体制の見直しの検討に着手する。」とありました。保安院を内閣府に移してもいいことがあるのでしょうか。いま、保安院の記者会見は髪がふさふさの人が出てきています。”>wikiによると、事故直後3月12日午後には、担当者の原子力安全・保安院の中村幸一郎審議官(原子力安全基盤担当)[3]が記者会見を行っていたが、「(1号機の)炉心の中の燃料が溶けているとみてよい」との発言内容を官邸側が問題視した[こともあり、翌13日午前5時の会見では、根井寿規審議官(原子力安全担当、核燃料サイクル担当)が担当したが、最初の会見で「(会見を)やりたかないんですけれども、(中略)幹部からの指示で私が会見させていただきます」などと発言したことが問題視され即座に交代させられた。そこで、西山が本省の審議官級では数少ない保安院経験者であること、本省の報道室長を歴任したことなどから、広報担当として同日午後から会見した 」
とありました。メルトダウン(炉心の中の燃料が溶けているとみてよい)が直後に発表されていれば事態は変わったかもと、思います。


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  1. 2011/06/09(木) 22:39:17|
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