2016年7月12日に避難指示が解除された南相馬市小高区の居住人口は
1月末 3,650人
2月末 3,633人
3月末 3,633人
で(2)、減少か横ばいが続いています。住民の帰還は止まりました。3月14日は小高区にある小高駅に東京直通の特急列車が復活しました(3)。でも、、効果はなかったようです。
福島県南相馬市は福島県沿岸部北部にある市です(4)。以下に示します。

※1(5)にて作成
※2 避難地域は(6)による。
図―1 福島県南相馬市
同市の南部は小高区になっています。以下に示します。

※1(5)にて作成
※2 旧避難地域および旧緊急時避難準備区域は(6)にり、2011年4月22日時点。
※3 旧原町市、小高町、鹿島町は(7)による。
図―2 福島県南相馬市の避難区域
図に示すように小高区は福島第一原発20km圏(以下20km圏と略す)内にあり、先の事故では避難区域となりました。事故で汚染され図に示す通り国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルト(8)に近い同0.2マイクロシーベルト超えた地域が広がっています。事故10年目ですが、事故10年目ですが、南相馬市小高区は汚染されたままです。それでも安倍出戻り内閣は「安全」だとして、2016年7月12日に避難指示を解除しました(1)(6)。3月14日には小高区にある小高駅に東京直通の特急列車が復活しました。時刻表を見ると東京方面に出るには、2回の乗り換え(新幹線経由なら小高⇒原ノ町(乗り換え)⇒仙台(乗り換え)⇒東京、小高⇒(代行バス)⇒富岡(乗り換え)⇒いわき(乗り換え)⇒東京)が必要だったので、東京方面へは便利になります。
以下に小高区内の在住者数と避難者数を示します。

※(1)(2)を集計
図―3 小高の避難者および在住者推移
図に示しように住民は戻っていません。事故時には12,842人の方がいたのですが(9)、避難指示解除後3年8ヶ月の2月末で、戻った方は28%の3,633人です。
以下に1年間の住民増加数の推移を示します。

※(2)を集計
図―4 小高区在住者の1年間の増加数
図に示しように時間のとともに、増加が鈍っています。そして、近々2か月の小高在住者は
1月末 3,650人
2月末 3,633人
3月末 3,633人
で(2)、減少か横ばいが続いています。住民の帰還は止まりました。3月14日は小高区にある小高駅に東京直通の特急列車が復活しました(3)。でも、、効果はなかったようです。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
避難指示が解除されても小高には住民は戻りません。多くの方が不安だからだと思います。不安なのは小高の皆さんだけでないと思います。
福島を代表する果物にイチゴがあります(10)。福島県相馬市では今、イチゴ狩りが楽しめます。同市はイチゴの季節です。同市のイチゴはおいしいとの事です(11)。福島県は福島産イチゴは安全だと喧伝しています(12)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。

※(13)を引用
図―5 福島産いちごが無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
(=^..^=)も福島県相馬市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
避難指示区域別居住状況/南相馬市公式ウェブサイト -Minamisoma City-(2)(1)⇒旧避難指示区域内の住民登録人口と居住人口の推移⇒
令和2年3月31日現在 (PDF: 466.5KB)(3)
東日本旅客鉄道株式会社 JR水戸支社⇒
常磐線(富岡駅~浪江駅間)の運転再開及びおトクなきっぷの発売等について(4)
南相馬市 - Wikipedia(5)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会⇒
福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和元年8月29日~11月2日測定)PDF(6)
避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ(7)
人口減 - 河北新報(8)
国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について(9)(1)⇒
令和2年3月31日現在 (PDF: 229.4KB)(10)
冬 | ふくしまの果物 | JA全農福島(11)
和田観光苺組合 – 和田観光苺組合でイチゴ狩り(12)
安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ(13)
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- 2020/04/22(水) 19:41:06|
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