食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は、平日に発表しています(1)。そこで、2012年5月の4週めの検査結果を纏めててみました。1,731件の検査(牛肉を除く)が実施され、4県で合計107件の基準値超えた食品が見つかりました。また、平均は1キログラム当たり15ベクレルでした。

色分けは以下の通りです。
橙基準値超えの放射性セシウムが見つかったが出荷制限されていない
黄基準値超えの放射性セシウムが見つかった県
★1 乾シイタケは、水に戻してから検査する規定です。含水率(乾 8.7%,ゆで78.1%)(2)から推定して、4倍程度になるので、1キログラム当たり400ベクレルが基準になると思います。
1.福島産豚肉について
福島県産の豚肉はら、1キログラム当たり110ベクレルの放射性セシウムが見つかっています。去年10月から先々週末(5月18日)までの検査結果をまとめると
検査数 155
内、検出レベル以下 154
最大 1キログラム6.3ベクレル
で、(=^・^=)も安心していました。すくなくと豚肉については産地を気にして買うことはありませんでした。でも、突然の基準外です。食品は検査されているので「安心」といいますが、他の食品でも突然基準外の放射性セシウムの見つかったりして!豚肉は全数検査ではありません。だから、基準外の豚肉が市場に出荷されている可能性は非常に高いと思います。
福島県では約18万頭の豚さんが113の養豚業者で飼育されいます(3)。いくら、検出限界以下がつづいても検査数155は少なすぎると(=^・^=)は思います。
2.モモについて
福島県伊達市のモモの収穫が始まったそうです(4)。福島県伊達市産のもは去年の48件の検査され、
最大 1キログラム当たり161ベクレル
平均 1キログラム当たり 48ベクレル
の放射性セシウムが見つかっています。伊達市産のモモは、去年5月は2件の検査がありますが、今年は1件です。
まったく別の話ですが、基準外の食材を見つけないようにする最良の方法は検査数を減らすことです。
<余談>
検査データを見ると、(=^・^=)は「安心」するどころか、ますます不安になります。怪しげな産地は避けるしか方法がないと思いす。これは「風評被害」でなく正当な自己防衛だと思います。
―参考したサイト様―
(1)
農林水産省/厚生労働省(食品中の放射性物質の検査結果)(2)
五訂増補日本食品標準成分表:文部科学省(3)
農林水産省/畜産統計調査(4)
ハウスモモ収穫開始 梁川の加藤さん方。安全、美味発信
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- 2012/05/28(月) 20:55:55|
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食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は、平日に発表しています(1)。そこで、2012年5月の4週めの検査結果を纏めててみました。1,731件の検査(牛肉を除く)が実施され、4県で合計107件の基準値超えた食品が見つかりました。また、平均は1キログラム当た...
- 2012/05/29(火) 02:39:26 |
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