FC2ブログ

めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月16日発表)―茨城県産マコガレイからセシウム、福島産は159件連続ND―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)(3)。7月16日に7月2日までの食品中のセシウム検査結果が14日遅れで発表になりました(4)。まとめてみたので、お買い物のの参考に頂ければ幸いです。先回に続き今回もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(5)。牛肉を除く厚労省発表分の検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数 451件
  ②平均は、1キログラム当たり1.1ベクレル、最大56ベクレル(宮城県産クマ)。
 事故10年目ですが、セシウム入り食品が見つかり続けています。
 従前や今回のデータを解析すると
 ・茨城県産マコガレイからセシウム、福島産は159件連続ND
 ・TOKIOの福島産キュウリCM始まる。汚染がひどい主産地の露地栽培は検査していません。
等の特徴があり、福島産は「安全」とは言えません。


1.茨城県産マコガレイからセシウム、福島産は159件連続ND
  茨城県産マコガレイからセシウムが見つかったと発表がありました(7)。以下に検査結果を示します。
茨城産から見つかっても福島産マコガレイは見つからないセシウム
 ※1(1)(2)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは捕獲日
 図―1 マコガレイの検査結果

 図に示すように茨城産では度々見つかっているのに、福島県が検査した福島産マコガレイは厚生労働省や福島県の発表(1)(2)を数えると159件連続で検出限界未満(ND)です。。
 海が繋がっているのに隣県で見つかっても、汚染源がある福島産から見つからないなどおかしな話です。どちらかの検査がおかしいです。そこで、スズキについても同様の比較を行いました。以下にに示します。
福島産スズキはら見つからんくても隣県では見つかるセシウム
 ※1(1)(2)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは捕獲日
 ※4 淡水を除く
 図―2 スズキの検査結果

 図に示すように茨城だけでなく、宮城、千葉県産からも見つかってします。一方で福島県が検査した福島産マコガレイは厚生労働省や福島県の発表(1)(2)を数えると127件連続で検出限界未満(ND)です。茨城県の検査は宮城や千葉県検査と整合性がありますが、福島県の検査は隣県と整合性がありません。
 マコガレイやスズキ等の福島産農水産物の出荷前検査は厚生労働省の発表(1)を見ると、全てを福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(8)で実施しています。中立性に疑問があります。
 福島産は他よりも低くでる検査で「安全」とされ、出荷されます。

2.TOKIOの福島産キュウリCM始まる。汚染がひどい主産地の露地栽培は検査していません。
 今年もTOKIOの福島産キュウリのテレビCMが始まりました(9)(10)。
TOKIOの福島産トマトCM
 ※(9)を引用
 図―3 TOKIOの福島産キュウリテレビCM

福島はキュウリの季節です。福島のキュウリは伊達市、二本松市、須賀川市が主要な産地です(11)。以下に示します。
事故10年目を汚染されている福島  凡例 
 ※1(13)(13)にて作成
 ※2 旧避難地域は(14)による。
 ※3 はキュウリの検査1件を示し、(15)による。
 図―4 福島のキュウリの主要産地

 図に示す通り福島のキュウリ産地は旧避難地域に隣接し、避難しなかったエリアとしては最も汚染がひどい場所です。ICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(16)を超えた地域が広がっています。。福島のキュウリは10シーズン連続で汚染された地で作られています。
 以下に福島のキュウリ主要産地(伊達市、二本松市、須賀川市)の各年1-5月の葬式(死者数)を示します。
事故後に増えた福島のキュウリ産地の葬式
 ※1(17)を各年1-5月で集計
 ※2 震災犠牲者は(18)により、行方不明を含み、関連死を含まず
 図―5 福島のキュウリ主要産地の葬式数

 図に示すように事故後に葬式が増えています。数値を記載すると
  事故前(2010年1-5月) 1,021人
  今年(2020年1-5月)  1,176人
で15.2%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.1%でした。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。

 表―1 偶然に起こる確率の計算結果
 ※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(19)による。
有意伊差検定表

 福島県のひらた中央病院は福島産野菜を避けているか否なのアンケートを公表しています。それによると相馬市・南相馬市では750人中551人(全体の74%)が福島産野菜を避けていると回答しています(20)。当然、福島産キュウリも多くの方が避けているはずです。相馬・南相馬市合計の1-5月の葬式数は福島県の発表(17)を集計すると
  事故前(2010年1-5月) 578人
  今年(2020年1-5月)  593人
でほとんど変わりません。統計的な差もありません。
 福島のキュウリの主要産地は汚染され、葬式が増えた地です。しっかり検査して欲しいと思います。福島のキュウリは露地栽培が主力です(21)(22)。でも、図―4に示すように福島県は主要産地の露地栽培キュウリを検査していません。それでも福島県は福島産キュウリのおお「安全」を検査で確認したと主張しています(23)。
 福島産は汚染がひどく葬式が増えた主要産地を避けた検査で「安全」とされ出荷されます。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・他より低く出る検査で「安全」とされ出荷される福島産
 ・汚染がひどく葬式が増えた主要産地を避けた検査で「安全」とされ出荷される福島産
 これでは「福島産、食べて応援、あの世行き」
です(24)。(=^・^=)は心配なので
  「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
 福島県に水揚げされる魚のなかで、年間の水揚げ額が最も高いのがカツオです。福島県の小名浜港は全国主要43港のなかでも水揚げ額で上位を誇ります。福島のかつおは季節に応じて味の変化が楽しめるのが魅力です(25)。TOKIOのテレビCMも流れています(9)(10)。福島県は福島産カツオは「安全」だと主張しています(26)。でも、福島県いわき市小名浜のスーパーのチラシには福島産カツオはありません。
他県産はあっても福島産カツオが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
 ※(27)を引用
 図―6 福島産カツオが無い福島県いわき市小名浜のスーパーのチラシ


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)野生鳥獣の放射線モニタリング調査結果 - 福島県ホームページ
(4)食品中の放射性物質の検査結果について(1193報)
(5)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月7日発表)―岩手県産サワラからセシウム、福島産は177件連続ND―
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(4)⇒1 自治体の検査結果⇒ 検査結果(Excel:132KB)⇒No249
(8)農林水産部 - 福島県ホームページ
(9)ふくしまプライド
(10)TOKIO新CM完成 「桃」「カツオ」「夏野菜」編3本 | 福島民報
(11)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(12)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和元年8月29日~11月2日測定)PDF
(13)第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB
(14)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(15)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報⇒野菜⇒か行⇒き⇒キュウリで検索
(16)ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -
(17)福島県の推計人口(令和2年6月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(18)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(月1回更新) - 福島県ホームページ
(19)めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q18.統計的な差ってなんですか?
(20)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(21)特産品を知る | JAふくしま未来について | JAふくしま未来
(22)>福島県 すかがわ岩瀬農業協同組合 (きゅうり)~「パリッと新鮮でおいしい 岩瀬きゅうり」~ 月報 野菜情報-産地紹介-2010年9月
(23)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(24)めげ猫「タマ」の日記 福島産、食べて応援、あの世行き、(2020)
(25)小名浜のカツオ|福島県|全国のプライドフィッシュ|プライドフィッシュ
(26)⇒(23) 海産魚介編 [PDFファイル/183KB]
(27)マルト SC君ヶ塚店のチラシ・特売情報 | トクバイ

スポンサーサイト



テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2020/07/19(日) 19:47:56|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<避難指示解除も戻らぬ住民―事故から9年4ヵ月― | ホーム | 新型コロナまとめ(7月17日)―再びねずみ算的増加―>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/tb.php/3321-2f29de41
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)