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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

地元同意に動き出す女川原発

そして8月1日から、住民説明会が開始されました(2)。同意に向けて動き出したようです。
原発が再稼働するには原子力規制員会の審査に合格することと、地元の同意が必要です(3)。安全対策工事も完了している必要があります(4)。
 原子力規制員会の審査は
  電力会社による適合性審査(安全審査ではない)の申請⇒設置許可認可⇒工事計画認可⇒保安規定認可⇒使用前検査⇒再稼働
で進められます(5)。 
 女川原子力発電所は東北電力の原子力発電所です(6)。2011年の震災では福島とほぼ同じ高さ13メートルの津波に襲われましたが(7)、大事故には至りませんでした(6)(7)。そんな訳でしょうか、東北電力は2013年12月に原子力規制委員会に適合性審査(安全審査ではない)を申請しました(8)。そして2020年2月に設置許可認可がおりました(9)。これで再稼働に大きく前進しました。でも、宮城県民の評判はあまりよくないようです。河北新報が実施した世論調査では宮城県民の61%が反対しています(10)。
 宮城県は2014年に女川原子力発電所2号機の安全性に関する検討会を立ち上げました(10)。24回の議論を経て、7月29日に最終報告書を提出しました。東北電や国、県に対する意見を論点ごとに記載したが、再稼働の是非には言及しませんでした。ただし、 座長の東北大名誉教授(原子力システム安全工学)は終了後、「十分な議論ができた。専門家として参考意見を述べる役割に徹した」と振り返かえりました(1)。さらにメンバーからは「安全性は確認できた」との意見が相次つぎました(11)。宮城県時事は従前に再稼働への同意について「あくまで安全性で判断する」と話します(12)。これでほぼ結論は出たと思います。
 地元同意の手続きは定められたものはありませんが、玄海原発では
 2017年
   1月:設置許可認可
   2月:住民への説明会(13)
   4月:立地する玄海町の意向を受け知事が再稼働に同意(14)
で進められました。そして、宮城県でも8月1日から住民説明会が始まりました。説明者は
 ①原子力規制庁
 ②内閣府(原子力防災)
 ③経済産業省、資源エネルギー庁
 ④東北電力
です。原子力規制庁は審査の概要について説明しましたが、すでに再稼働にたりうる充分な安全性を確認しているので(9)、その旨の説明となりました。内閣府(原子力防災)は屋内退避を組み合わせれば、事故が起こっても問題なく避難できる旨の説明をしましたが、事故が起こって一斉に避難した場合の混乱についてはスルーしていました。避難用に道路を整備して欲しいとの質問が出ましたが明言は避けました。経済産業省、資源エネルギー庁の説明は原子力発電の必要性を訴えるものです。東北電力の説明は
 ①女川2,3号機で宮城県の消費電力の7割が賄えると、宮城県の電力供給の安定に寄与することを示唆しました。
 ②2011年3月の震災で事故らなかった。
 ③さらなる安全対策をとった。
との内容でした(2)。概ね女川原発が再稼働しても問題が無いようです。女川原発2号機は2022年に安全対策工事を完了を予定しています(15)。女川町議会は町議会が9月3日開会予定の定例会で再稼働の是非を表明する見通しが濃厚なりました(16)。女川町が再稼働を否認することはありません。2022年の再稼働に向けすすんでいるようです。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 7月の鹿児島知事選では原発の稼働について任期中に慎重から容認に変節した現職知事が落選しました(16)。原発問題は知事選に影響を与えます。来年10月には宮城県知事選があります(17)。再稼働も目指す知事なら選挙への影響が少ない時期に再稼働を表明する必要があります。選挙直後に再稼働の可否を表明することも考えられます。この場合は再稼働を目指す候補は原発問題を課題の一つとし、あいまいな姿勢をとると思います。もう一つは、できるだけ早い時期に決断を下し、選挙の争点から外すことです。コロナ禍で、説明会を強行されました。
 東北電力に対しては事故ったらちゃんと賠償してくれるかとの旨の質問がだされました。東北電力は全ての損害を補償するとは明言しませんでした。宮城県の他に、福島隣県の新潟(19)、茨城(20)でも原発再稼働問題を抱えています。同じような質問をそれぞれの電力会社(東京電力、日本原電)にしたらやはり明言はしないはずです。
 説明会では避難計画に対する疑義がだされました(21)。それに対する内閣府の回答は「屋内退避」です。仮に事故ったら、避難指示の有無にかかわらず一斉に避難がはじまります。でも、避難計画ではこれは想定されていません。このような計画を立てる安倍出戻り内閣では福島の皆様は不安だと思います。
 福島県鏡石町産米の全量全袋検査は13万件超です(22)。同町の人口は約1万人なので(23)、住民が食べるには充分な量です。福島のお米はおいしいとの事です(24)。福島県は福島産米は「安全」だと主張しています(25)。でも、福島県鏡石町のスーパーのチラシに福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県鏡石町のスーパーのチラシ
 ※(26)を引用
 図―1 福島産米が無い福島県鏡石町のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県鏡石町の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)女川2号機再稼働の是非言及せず 宮城県検討会が知事に最終報告 | 河北新報オンラインニュース
(2)女川原子力発電所に関する住民説明会 動画配信 - 宮城県公式ウェブサイト
(3)女川原発2号機「合格」、再稼働へ自治体同意の試金石 (写真=共同) :日本経済新聞
(4)東京新聞:審査6年、安全対策に3400億円 女川、被災2基目「適合」:社会(TOKYO Web)
(5)新規制基準適合性に係る審査・検査の流れ | 原子力規制委員会
(6)女川原子力発電所 - Wikipedia
(7)フクシマは本当に「想定外」だったのか  :日本経済新聞
(8)発電用原子炉に係る安全審査状況 設置許可 | 原子力規制委員会
(9)第67回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会
(10)女川原子力発電所2号機の安全性に関する検討会 - 宮城県公式ウェブサイト
(11)女川原発の安全性検討会終了 安全対策に一定の評価  :日本経済新聞
(12)女川再稼働判断「あくまで安全性」  :日本経済新聞
(13)玄海原子力発電所に関する県民説明会を開催します / 佐賀県
(14)玄海原発の再稼働、佐賀県知事が同意表明へ きょう会見:朝日新聞デジタル
(15)女川原発2号機、安全対策工事完了を延期 再稼働は2022年度以降 | 石巻かほく | 河北新報オンラインニュース
(16)女川町議会、来月にも原発再稼働の是非 請願・陳情の扱い決定 | 河北新報オンラインニュース
(17)「負けるはずなかった」三反園氏、安泰なぜ崩れた 保守分裂の知事選|【西日本新聞ニュース】
(18)宮城県知事一覧 - Wikipedia
(19)原子力規制庁、安全「適合」を強調 女川原発2号機再稼働巡り住民説明会 | 河北新報オンラインニュース
(20)東京電力ホールディングス株式会社から「柏崎刈羽原子力発電所の再稼働および廃炉に関する基本的な考え方」が提出されました/柏崎市公式ホームページ
(21)東海第二原発に関するトピックス:朝日新聞デジタル
(22)ふくしまの恵み
(23)鏡石町公式ホームページ[福島県]
(24)食の宝庫ふくしま | ふくしま満天堂(ふくしまプライド。)
(25)全量全袋検査に関するよくある質問 - 福島県ホームページ
(26)鏡石店 – イオンスーパーセンター公式ウェブサイト
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  1. 2020/08/04(火) 19:43:40|
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