「フクシマ」は実りの秋を迎えました(1)。でも、放射能に汚染された地です。食べて大丈夫か(=^・^=)なりに調べてみました。福島産を許容する方が約7割の福島県郡山市・三春町の葬式(死者数)は各年の葬式数を集計すると
事故前(2009年8月-10年7月) 3,153人
近々1年(2019年8月-20年7月)3,614人
で15%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約5千万分の1でした。一方で福島産を許容する方は約7%の福島県相馬・南相馬市の葬式(死者数)は
事故前(2009年8月-10年7月) 1,293人
近々1年(2019年8月-20年7月)1,335人
で、ほとんど増えていません。むろん、統計的な差はありません。
福島は事故によって汚染されました。
※1 (2)(3)にて作成
※2 避難地域は(4)による。
図―1 福島県郡山市・三春町、相馬・南相馬市、いわき市
図に示す様にICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(5)を超えた地域が広がっています。事故10年目の福島も汚染されています。「フクシマ」は実りの秋を迎えましたが、食べて良いか心配です。そこで、(=^・^=)なりに調べて見ることにしました。福島県内で福島産を許容する所と、しない所を比較し、差が無ければ福島産は「安全」、差があれば「安全」とは言えないです。
福島県にあるひらた中央病院は、福島産米や野菜について避けるか否かのアンケート結果を発表しています。以下に示します。
表―1 福島産を許容すかのアンケート結果
※(6)を集計

福島県は福島を7つの生活圏に区分しています(7)。県中地域に属する郡山市・三春町、相双地域に属する相馬・南相馬市をひとまとめにして比較してみることにしました。表に示す通り、郡山市・三春町では福島産米や野菜を約7割の方が許容しています。一方で相馬・南相馬市では7%です。同じ福島県内でも地域によって福島産に対して温度差があります。
以下に各年8月から翌年7月までの1年間の郡山市・三春町の合計の葬式数を示します。

※1(8)を各年8月から翌年7月までの1年間で集計
※2 震災犠牲者は(9)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―2 郡山市・三春町の葬式の推移
図に示す通り事故後に葬式が増えています。福島産を許容する方が約67%の福島県郡山市・三春町の葬式(死者)数は
事故前(2009年8月-10年7月) 3,153人
近々1年(2019年8月-20年7月)3,614人
で15%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約5千万分の1でした。以下に偶然に
表―2 偶然に起こる確率の計算結果
※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(10)による。

以下に各年8月から翌年7月までの1年間の相馬市・南相馬市の合計の葬式数を示します。

※1(8)を各年8月から翌年7月までの1年間で集計
※2 震災犠牲者は(9)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―3 相馬・南相馬市の葬式の推移
福島産を許容する方は約7%の相馬・南相馬市の葬式(死者)数は
事故前(2009年8月-10年7月) 1,293人
近々1年(2019年8月-20年7月)1,335人
で、ほとんど増えていません。むろん、統計的な差はありません。
以下に各年8月から翌年7月までの1年間のいわき市の合計の葬式数を示します。

※1(8)を各年8月から翌年7月までの1年間で集計
※2 震災犠牲者は(9)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―4 いわき市の葬式の推移
表―1に示す通りいわき市の福島産米や米を共に許容する方の割合は37%ですが、同市の葬式(死者数)は
事故前(2009年8月-10年7月) 3,936人
近々1年(2019年8月-20年7月)4,178人
で6%増えています。郡山市と相馬市・南相馬市の中間でしょうか?
以下に表―1および図―2~4から作成した、葬式(死者数)の増加率と福島産米や野菜を共に許容する方の割合をまとめました。

※(6)(7)を集計
図―5 葬式(死者数)の増加率と福島産米や野菜の許容割合
図に示す様に福島産を許容する程に葬式(死者数)が増えています。以下に相関図を示します。

※(6)(7)を集計
図―6 葬式(死者数)の増加率と福島産米や野菜の許容割合との相関
図に示す様に1直線です。「フクシマ」は実りの秋ですが
「福島産、食べて応援、あの世行」
と思いたくなる状況です。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
多分、これに対する反論は「フクシマ産」は検査で「安全」が確認されているだと思います。これを主張するには
福島県の検査は正しい。
との条件が必要です。以下にスズキの検査結果を示します。

※1(10)(11)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日
※4 淡水は除く
図―7 スズキの検査結果
図に示すように隣県の宮城、茨城、千葉産からはセシウムが見つかっているのですが、福島県が検査した福島産スズキからは見つかっていません。汚染源がある福島産だけから見つかっていないなどおかしな話です。厚生労働省の発表(10)を見ると、福島農水産物の出荷前検査は福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(12)が実施しています。中立性に疑問があります。福島産は他より低く出る検査で「安全」とされ出荷されれます。
こんなデータが出て来ると(=^・^=)は不安なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけではないようです。
福島県鏡石町産米の全量全袋検査は13万件超です(13)。同町の人口は約1万人なので(14)、住民が食べるには充分な量です。福島のお米はおいしいとの事です(15)。福島県は福島産米は「安全」だと主張しています(16)。でも、福島県鏡石町のスーパーのチラシに福島産米はありません。

※(17)を引用
図―8 福島産米が無い福島県鏡石町のスーパーのチラシ
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
農園で実りの秋を楽しむ!郡山といわき、二本松の果物狩り - Yahoo!ライフマガジン(2)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会⇒
福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和元年8月29日~11月2日測定)PDF(3)
第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会⇒
資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB(4)
避難区域見直し等について - 福島県ホームページ(5)
ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -(6)
研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ(7)
福島県の推計人口(令和2年8月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ(8)
平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(月1回更新) - 福島県ホームページ(9)
めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q18.統計的な差ってなんですか?(10)
報道発表資料 |厚生労働省(11)
農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ(12)
農林水産部 - 福島県ホームページ(13)
ふくしまの恵み(14)
鏡石町公式ホームページ[福島県](15)
食の宝庫ふくしま | ふくしま満天堂(ふくしまプライド。)(16)
福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ(17)
鏡石店 – イオンスーパーセンター公式ウェブサイト
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- 2020/09/22(火) 19:46:20|
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