「フクシマ」は新米の季節です(1)。でも、放射能に汚染された地です。食べて大丈夫か(=^・^=)なりに調べたら
①福島は汚染されている。
②10シーズン連続でセシウム入り。
③福島県の検査は信頼できない。
④福島産米を許容する方の割合が大きい地域ほど、葬式が増えている。
との特徴を見出しました。
福島は新米の季節を迎えました(1)。

※(2)をキャプチャー
図―1 福島の稲刈りを喧伝するNHK
でも、原子炉が爆発した地、食べよいか心配です。福島県郡山市・三春町、相馬・南相馬市、いわき市を示します。

※1 (3)(4)にて作成
※2 避難地域は(5)による。
図―2 福島県郡山市・三春町、相馬・南相馬市、いわき市
図に示す様にICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(6)を超えた地域が広がっています。事故10年目の福島も汚染されています。福島産米は10シーズン連続で汚染された地で栽培されています。
以下に福島産米の詳細および抽出検査検査結果を示します。

※1(7)(8)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからないこと)を示す。
※3 日付はサンプル日
図―3 福島産米の検査結果
図に示すように今シーズンもセシウム入りです。福島産は10シーズン連続で、福島産米はセシウム入りです。
福島産米は昨年度までは、全数を検査する全量全袋検査が行われていましたが、今年からは大部分で抜き取りで検査する抽出検査に移行しました(9)(10)。以下に今年の抽出検査結果を示します。

※1(8)を集計
※2 検出限界値は検出限界未満(ND)のものに記載
※3 検出限界値はセシウム134と137の合計
図―4 2020年福島産米の検査結果
当初は1キログラム当たり数ベクレルの検出限界値で検査をしていましたが、セシウムが見つかると同20ベクレルに上昇しました。セシウムがあっても見つかりにくい粗い検査に変えました。
福島産農水産物の出荷前検査は厚生労働省の発表(7)を見ると、全てを福島県農業総合センターで実施しています。米の抽出検査も福島県農業総合センタ―で実施しています(9)。以下にスズキの検査結果を示します。

※1(7)(8)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日
※4 淡水は除く
図―5 スズキの検査結果
図に示すように隣県の宮城、茨城、千葉産からはセシウムが見つかっているのですが、福島県が検査した福島産スズキからは見つかっていません。 隣県では見つかっているのに、汚染源がある福島産から見つからないなど、海はつながっているのに、おかしな話です。検査をした福島県農業総合センターは福島県農林水産部に属します。中立性に疑問があります。
今年の福島産米の検査は信頼できない検査機関で実施されています。
福島県にあるひらた中央病院は、福島産米について避けるか否かのアンケート結果を発表しています。以下に示します。
表―1 福島産米を許容すかのアンケート結果
※(12)を集計

福島県は福島を7つの生活圏に区分しています。県中地域に属する郡山市・三春町、相双地域に属する相馬・南相馬市(13)をひとまとめにして比較してみることにしました。表から計算すると、郡山市・三春町では福島産米を76%((570-135)÷570×100)の方が許容しています。一方で相馬・南相馬市では23%((715-551)÷715×100)です。同じ福島県内でも地域によって福島産に対して温度差があります。
以下に各年1月から8月までの1年間の郡山市・三春町の合計の葬式数を示します。

※1(14)を各年1月から8月までの8ヵ月で集計
※2 震災犠牲者は(15)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―6 郡山市・三春町の葬式の推移
図に示す通り事故後に葬式が増えています。福島産米を許容する方が76%の福島県郡山市・三春町の葬式(死者)数は
事故前(2010年1-8月)2,113人
今年(2020年1-8月) 2,422人
で15%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約50万分の1でした。以下に偶然に
表―2 偶然に起こる確率の計算結果
※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(16)による。

以下に各年1月から8月までの1年間の相馬・南相馬市の合計の葬式数を示します。

※1(14)を各年1月から8月までの8ヵ月で集計
※2 震災犠牲者は(15)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―7 相馬・南相馬市の葬式の推移
福島産米を許容する方が23%の相馬・南相馬市の葬式(死者)数は
事故前(2010年1-8月)878人
今年(2020年1-8月) 895人
で、ほとんど増えていません。むろん、統計的な差はありません。
以下に各年1月から8月までの1年間のいわき市の合計の葬式数を示します。

※1(14)を各年1月から8月までの8ヵ月で集計
※2 震災犠牲者は(9)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―8 いわき市の葬式の推移
表―1から計算すると、いわき市の福島産米を許容する方の割合は51%((291-142)÷291×100)ですが、同市の葬式(死者数)は
事故前(2010年1-8月)2,672人
今年(2020年1-8月) 2,788人
で8%増えています。郡山市と相馬市・南相馬市の中間でしょうか?
以下に表―1および図―6~8から作成した、葬式(死者数)の増加率と福島産米や野菜を共に許容する方の割合をまとめました。

※(6)(7)を集計
図―9 葬式(死者数)の増加率と福島産米の許容割合
図に示す様に福島産米を許容する程に葬式(死者数)が増えています。以下に相関図を示します。

※(6)(7)を集計
図―10 葬式(死者数)の増加率と福島産米の許容割合との相関
図に示す様に1直線です。
「フクシマ」は新米の季節です(1)。食べて大丈夫か(=^・^=)なりに調べたら
①福島は汚染されている。
②10シーズン連続でセシウム入り。
③福島県の検査は信頼できない。
④福島産米を許容する方の割合が大きい地域ほど、葬式が増えている。
との特徴を見出しました。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
なんか「福島産米、食べて応援、あの世域」って感じです。こんなデータが出て来ると(=^・^=)は不安なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけではないようです。
福島の秋を代表するくだものにリンゴがあります(17)。福島県二本松市では今年も出荷がはじまりました(18)。同市のリンゴは羽山リンゴと言って、色つやのよく、実がしまっています(19)。福島県は福島産は「安全」だと主張しています(30)。でも、福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産リンゴはありません。

※(21)を引用
図―11 福島産リンゴが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
香りが見えた(10月5日) | 福島民報(2)
浪江町 津波被災地で初稲刈り|NHK 福島県のニュース(3)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会⇒
福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和元年8月29日~11月2日測定)PDF(4)
第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会⇒
資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB(5)
避難区域見直し等について - 福島県ホームページ(6)
ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -(7)
報道発表資料 |厚生労働省(8)
農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ(9)
福島米の抽出検査始まる 全量全袋から移行 | 河北新報オンラインニュース(10)
>全量全袋検査の流れや測定機器 - 福島県ホームページ(11)
農林水産部 - 福島県ホームページ(12)
研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ(13)
福島県の位置・人口・面積 - 福島県ホームページ(14)
福島県の推計人口(令和2年9月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ(15)
平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(月1回更新) - 福島県ホームページ(16)
めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q18.統計的な差ってなんですか?(17)
くだもの図鑑 – くだもの消費拡大委員会(18)
色香り甘みよし 二本松の早生リンゴ : ニュース : 福島 : 地域 : ニュース : 読売新聞オンライン(19)
羽山りんご - Wikipedia(20)
福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ(21)
ベイシア安達店 | 店舗・チラシ | ベイシア
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- 2020/10/06(火) 20:28:44|
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