食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)(3)。2月19日に1月29日までの食品中のセシウム検査結果が21日遅れで発表になりました(4)。まとめてみたので、お買い物のの参考に頂ければ幸いです。従前に続き今回もセシウム混入食品が見つかっています(5)。しかも基準超です。事故から10年ですが、セシウム汚染食品が見つかり続けています。基準値は(6)を参照ください。
牛肉を除く厚労省発表分の検査結果の概要は以下の通りです。
①検査数 562件
②平均は1キログラム当たり1ベクレル、最大44ベクレル(福島県産イノシシ)。
まもなく事故から10年ですが、福島産は今もセシウム入りです。
従前や今回のデータを解析すると
・福島産スズキは177件連続ND、隣県ではセシウム
・福島はイチゴの季節、汚染が酷く・出生異常が起きている最大産地を検査していません。
・福島県広野町産牛肉から解除後の最大のセシウム
等の特徴があり、福島産は「安全」とは言えません。
1.福島産はスズキは177件連続ND、宮城、茨城、千葉産からはセシウム
(=^・^=)は従前に福島産スズキの検査で検出限界未満(ND)が続いている旨を報告しました(7)。データが追加になったので、以下に検査結果を示します。

※1(1)(2)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日
※4 淡水は除く
図―1 スズキの検査結果
図に示す様に、福島産スズキは検出限界未満が連続しています。厚生労働厚生労働(1)や福島県(2)の発表を数えると177件連続で検出限界未満(ND)です。宮城、茨城、千葉県産からはセシウムが見つかっています。見つかっています。
隣県では見つかっているのに、汚染源がある福島産から見つからないなど、海はつながっているのに、おかしな話です。スズキ等の玄米を除く福島産農水産物の出荷前検査は厚生労働省の発表(1)を見ると、全てを福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(8)で実施しています。中立性に疑問があります。
福島産は他よりも低くでる検査で「安全」とされ、出荷されます。
2.福島はイチゴの季節、汚染が酷く・出生異常が起きている最大産地を検査していません。
福島の冬を代表するくだものにイチゴがあります(9)。福島県伊達市が最大の産地です(10)。同市では今シーズンもイチゴの収穫が始まりました(11)。位置を以下に示します。
※1(12)(13)にて作成
※2 避難区域は(14)による
※3
●は、イチゴ検査1件を示し(16)による。
図―2 特異的に汚染されている福島県伊達市
事故10年目ですが、図に示す様にICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(16)を超えた地域が広がっています。同市は旧避難区域に接しています。避難区域外で、事故発生後1年間の積算線量が20ミリシーベルトを超えると推定される特定避難勧奨地点(17)が設定されたのは、避難指示が出なかった市町村では同市だけです(14)。伊達市は避難しなかった市町村の中では最も汚染が酷い市です。
2019年、20年に、同市で生まれた赤ちゃんは福島県の発表(18)を集計すると
男の子 274人
女の子 336人
です。このような事が偶然に起こる確率を計算したら、統計的に差があるとされる5%(19)を下回る1.2%でした(20)。
通常は男の子が多く生まれる(21)ので異常な事態です。
福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。

※(22)をキャプチャー
図―3 福島の綺麗な女性
でも、喜んでばかりもいられないようです。放射線影響研究所は広島・長崎の原爆投下では遺伝的影響がないとしています。その根拠の一つに生まれて来る赤ちゃんの男女比(出生性比)に異常がなかったことあげています(23)(24)。
伊達市は図―2に示すように汚染が広がり、女の子が多く生まれる出生異常が起きています。確り検査して欲しいと思います。でも、福島県伊達市産イチゴの検査結果はありません。
福島産は汚染が酷く、出生異常が起きた産地を検査せずに出荷されます。それでも、福島県は福島産は検査で「安全」を主張しています(25)。福島産は検査していなくても、検査で「安全」とされ出荷されます。
3.福島県広野町産牛肉から解除後の最大のセシウム
福島県広野町は、原発事故により全域が緊急時避難準備区域に指定され町民が避難しました。緊急時避難準備区域は2011年9月30日に解除されました(26)。以降の同町産牛肉の検査結果を示します

※1(1)(2)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日
図―4 福島県福島市産牛肉の検査結果
図に示しように、解除後、しばらくは検出限界未満が続いていたのですが、突然のセシウムです。
福島産はセシウムが上昇する事があります。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・他より低く出る検査で「安全」とされ出荷される福島産
・検査でしていなくても検査で、「安全」とされ出荷される福島産
・解除後、最大のセシウムが見つかる福島産
これでは「福島産、食べて応援、あの世行き」です(27)。
(=^・^=)は心配なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
福島県に水揚げされる魚のなかで、年間の水揚げ額が最も高いのがカツオです。福島県の小名浜港は全国主要43港のなかでも水揚げ額で上位を誇ります。福島のかつおは季節に応じて味の変化が楽しめるのが魅力です(28)。TOKIOのテレビCMも流れてました(29)。福島県は福島産は「安全」だと主張しています(30)。でも、福島県いわき市小名浜のスーパーのチラシには福島産カツオはありません。

※(31)を引用
図―5 福島産カツオが無い福島県いわき市小名浜のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県いわき市小名浜の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
報道発表資料 |厚生労働省(2)
農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ(3)
野生鳥獣の放射線モニタリング調査結果 - 福島県ホームページ(4)
>食品中の放射性物質の検査結果について(5)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2月10日発表)― 岩手県産アイナメからセシウム、福島産は229件連続ND―(6)
食品中の放射性物質への対応|厚生労働省(7)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月13日発表)― 福島産はスズキは163件連続ND、宮城、茨城、千葉産からはセシウム―(8)
農林水産部 - 福島県ホームページ(9)
冬 | ふくしまの果物 | JA全農福島(10)
福島県[伊達市]の農作物 | 夏秋きゅうり さやえんどう 桃 すもも ニラ 柿 | 雑穀類, いも類, 米, 野菜, 果物 | 生産/収穫/作付面積 | 福島県と日本の中の順位 | 市町村 | ジャパンクロップス(11)
真っ赤な実、甘味十分 霊山・イチゴの収穫最盛期 | 福島民報(12)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会⇒
福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和元年8月29日~11月2日測定)PDF(13)
第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会⇒
資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB(14)
避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ(15)
品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報⇒野菜⇒あ行⇒い⇒イチゴ、イチゴ(施設)で検索
(16)
ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -(17)
特定避難勧奨地点とは - コトバンク(18)
福島県の推計人口(令和3年1月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ(19)
有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書(20)
出生性比(21)
めげ猫「タマ」の日記 2020年も女の子が多く生まれる避難指示解除の葛尾村(22)
大熊中生徒8年間の感謝伝える|NHK 福島県のニュース(23)
原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 ? 公益財団法人 放射線影響研究所 RERF(24)
全文 - 放射線影響研究所(25)
食品の検査体制 - 福島県ホームページ(26)
広野町 - Wikipedia(27)
めげ猫「タマ」の日記 福島産、食べて応援、あの世行き(2020年)(28)
小名浜のカツオ|福島県|全国のプライドフィッシュ|プライドフィッシュ(29)
ふくしまプライド(30)
福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ(31)
>小名浜店 | お店を探す | ヨークベニマル
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