fc2ブログ

めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島第一原子力発電所3号機の格納容器温度が下がりだした。

東京電力のホームページでは、福島原子力発電所のデータがいろいろ発表されています。その内の原子力圧力容器下部の温度データをグラフにしてみました。3号機では5月23日の98.3℃から、6月11日の188.2℃まで、ずっと上がり続けていたのですが、それから急に下がりだし今日(6月15日)では、156℃でした。ひとまず安心です。
圧力容器温度推移
 ところで、どうしてこんな事がおこるのか「めげ猫」なりに考えてみました。ここまた核分裂が始まり温度が上がりだすと思います。

によれば、福島第一原子力発電所3号機の崩壊熱は2MW以下です。ところで、6月11日の3号機の注水量は1時間あたり、11.2トンで、毎秒に直すと3.111リットル(11.2×1000(1トンは1000リットル)/(3600秒))です。真水の温度が25度とし、188.2℃に上げるには、153.2度だけ温める必要があります。ところで、水1リットルを1度温度を上げるのに4200J(ジュール)必要です。毎秒3.111リットルの水を153.2度上がるには、3.111×153.2×4200=2、000、000J=2MJです。ワット(W)は、1秒当たりのエネルギーです。毎秒2MJとは2MWのことです。でも崩壊熱2MW以下ですので、崩壊熱以外の別の熱源が3号機にあったのは確かです。

 また図を見てください。3号機はメルトダウン後に2回、明らかな温度上昇を経験しています。1回目は、4月28日で、この時の温度は109.6度でした。2回目は、5月23日で、98.3℃です。ともにほぼ100℃から温度が急に上がり出しています。100℃は水の沸点です。いいかえれば、100℃を超えると蒸気が発生し水がなくなりますが、100℃を切れば蒸発が止まり水浸しになります。別の言い方をすれば水浸しになると急に温度が上がりだします。ところで、水は核分裂を促進する機能があります。そこで考えられるのは、水びたしになると核分裂が促進され、再び核分裂が始まり、エネルギーが発生し、温度が上がったと思います。すなわち、再臨界がおこると思います。こんどは温度が上がると、水が蒸発しなくなるので、核分裂が止まりエネルギーがなくなるので温度が下がりだすと思います。でも、温度が下がるとまた水びたしになるので、
 ひょっとして、東京電力の人が、注水量を微妙に調整し、温度を100℃より少し高く保つようにするかもしれませんが。。。。注水量も東京電力のホームページで公開されていますので、見守っていきたいと思います。

スポンサーサイト



  1. 2011/06/15(水) 21:41:13|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<お魚さんは大丈夫? | ホーム | 放射線による劣性遺伝の突然変異はまったくわかっていない!>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/tb.php/36-3ab70230
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)