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めげ猫「タマ」の日記

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食品中の放射性セシウム検査のまとめ― 群馬県産ワラビは120(Bq/kg)のセシウム、福島産は最大43(Bq/kg)―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)(3)。6月23日に6月4日までの食品中のセシウム検査結果が19日遅れで発表になりました(4)。まとめてみたので、お買い物のの参考に頂ければ幸いです。前回に続き今回もセシウム汚染食品が見つかって(5)。基準値は(6)を参照ください。
 牛肉を除く厚労省発表分の検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数 234件中2件の基準超え
  ②平均は1キログラム当たり7ベクレル、最大180ベクレル(長野県産コシアブラ)。
 事故から10年以上ですが、確りセシウム汚染食品が見つかっています。
 従前や今回のデータを解析すると
 ・群馬県産ワラビは120ベクレルのセシウム、福島産は最大43ベクレル
 ・福島市でジャンボニンニク収穫、検査結果がありません。
 ・事故後最高を記録した福島県会津若松市産牛肉のセシウム
等の特徴があり、福島産は「安全」とは言えません。

1.群馬県産ワラビは120ベクレルのセシウム、福島産は最大43ベクレル
 福島は事故によって汚染されました。
事故から10年を経て特異的に汚染されている福島凡例 
 ※1(7)(8)にて作成
 ※2 避難区域は(9)による
 ※3 浜通り、中通り、会津、阿武隈山地、奥羽山脈は(10)による。
 図―1 特異的に汚染されている福島

 図に示す様にICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(11)を超えた地域が、概ね福島だけに広がっています。事故10年以上経過しましたが、福島は特異的に汚染されています。だいたい避難地域が設定されたには「フクシマ」だけです。通常で考えれば人為的に制御されていない野生生物の汚染は福島が酷いはずです。
 ワラビは山菜で、野生で生育します(12)。群馬県産ワラビから1キログラム当たり120ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(13)。福島産が気になります。以下に検査結果を示します。
隣県比べ低い福島産ワラビの検査結果
 ※1(1)(2)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは収穫日
 図―2 ワラビの検査結果

 図に示す様に、福島産は群馬県産に比べ低く出ています。2020・21年以降をみると最大値は1キログラム当たり43ベクレルです。図に示すように宮城県産に比べても低く出ているので、福島県の検査は他に比べ低くでる検査です。
 ワラビ等の福島産農林水産物の出荷前検査は厚生労働省の発表(1)を見ると、概ね福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(14)で実施しています。中立性に疑問があります。
 福島産は他よりも低くでる検査で「安全」とされ、出荷されます。


2.福島市でジャンボニンニク収穫、検査結果がありません。
 ジャンボニンニクは、ネギ属に属する植物で、ニンニクとは別の種で、リーキと同じ種(Allium ampeloprasum)の別変種です(15)。福島県ではジャンボニンニクの収穫が始まりました(16)。
巨大ニンニクの収穫を報じる福島県の地方紙・福島民報
 ※(17)を6月23日に閲覧
 図-3 ジャンボニンニクの収穫を報じる福島県の地方紙・福島民報

 販売もされるようです。検査結果が気になります。厚生労働省や福島県の発表(1)(2)を見たのですが「ジャンボニンニク」も「リーキ」の検査もありません。地元農協の自主検査結果は自主検査結果を発表していません(18)。それでも、福島県は福島産は検査で「安全」を主張しています(19)。

3.事故後最高を記録した福島県会津若松市産牛肉のセシウム
 福島を代表する食材に牛肉があります(20)。福島県福島県会津若松市産牛肉からセシウムが見つかったと発表がありました(21)。以下に検査結果を示します。
上昇する福島県会津若松市産牛肉のセシウム
 ※(1)(2)を集計
 図-4 福島県会津若松市産牛肉の検査結果

 図に示しように事故以降で最高です。
 事故から10年以上になりますが、事故後最高のセシウムを記録しました。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・他より低く出る検査で「安全」とされ出荷される福島産
 ・検査されていなくても検査で「安全」され出荷される福島産
 ・セシウムが上昇し、10年以上経ても事故後最高を記録する福島産
 これでは「福島産、食べて応援、あの世行き」です(22)。
 (=^・^=)は心配なので
  「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
福島はくだもの王国を自称しています(33)。福島では今、サクランボ狩りが楽しめます(34)。福島はサクランボの季節です。福島のサクランボは果肉が老化を防ぎ、栄養たっぷりだそうです(35)。福島県は福島産は「安全」だと主張しています(36)。福島県磐梯町でスーパーが開店しました(25)。でもそこのスーパーのチラシには福島産サクランボはありません。
他県産はあっても福島産サクランボが無い福島県磐梯町のスーパーのチラシ
 ※(37)を引用
 図―5 福島産サクランボが無い福島県磐梯町のスーパーのチラシ 


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)野生鳥獣の放射線モニタリング調査結果 - 福島県ホームページ
(4)食品中の放射性物質の検査結果について
(5)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月16日発表)― 宮城産ソウハチからセシウム、福島産は362件連続ND―
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和2年8月25日~10月30日測定)
(8)第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB
(9)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(10)"福島県 - Wikipedia
(11)ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -
(12)放射線Q&A7:山などに生えている山菜は食べても大丈夫? | 会津若松市
(13)(4)⇒1 自治体の検査結果⇒ 検査結果(Excel:55KB)⇒No12
(14)農林水産部 - 福島県ホームページ
(15)ジャンボニンニク - Wikipedia
(16)大きいけど臭いが少ない 福島・飯野で巨大ニンニク収穫開始 | 福島民報
(17)福島民報社
(18)JAふくしま未来
(19)水・食品等の放射性物質検査 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(20)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(21)(2)⇒令和3年6月18日公表:牛肉(R3.6.17採取分) [PDFファイル/77KB]⇒No1
(22)>めげ猫「タマ」の日記 福島産、食べて応援、あの世行き(2021年1-4月)
(23)くだもの図鑑 – くだもの消費拡大委員会>
(24)【ほたるの里 荒井農園】予約・アクセス・割引クーポン - じゃらんnet
(25)特産品を知る | JAふくしま未来について | JAふくしま未来
(25)「公有民営」方式のスーパー「リオン・ドール磐梯店」がオープン 福島県磐梯町 | 福島民報
(26)福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ
(27)磐梯店|店舗・チラシ情報|リオン・ドール
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  1. 2021/06/25(金) 20:03:07|
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