今日(7月13日)に、福島再生基本方針を決定され、その中で除染に注力すとニュースが流れていました(1)(2)。でも、国は除染をしないと(=^・^=)は思います。今の国の除染目標は、2013年8月までに2011年8月の半分にすることです(3)が、福島県が発表する空間放射線量率のデータ(4)を元に(=^・^=)なりに計算すると間違いなく2013年8月には2年前の半分になります。その後は大変ですが・・・
環境省のホームページの「除染の工程表」に除染の目標として

図―1 環境省の除染工程表の目標
が記載されています(5)。
(=^・^=)なりに解釈すると
来年の8月には、空間放射線量を去年の8月の50%(半分)にする
ことが目標だと思います。そこで、除染をしないとして、来年8月の空間放射線量がどれくらになるか、(=^・^=)なりに計算してみました。計算方法は、過去の記事(5)を見てください。なお、6月の放射線量のデータ(3)の実績に合わせる修正をしています。福島市と郡山市について計算して見ました。こんな結果になりました。

図―2 福島市の空間線量率推移(2011年8月より)

図―3 福島県郡山市の空間線量率推移(2011年8月より)
福島市
2011年8月 毎時1.12マイクロシーベルト
2013年8月 毎時0.47マイクロシーベルト
約60%減(除染目標達成!)
郡山市
2011年8月 毎時0.97マイクロシーベルト
2013年8月 毎時0,44マイクロシーベルト
約55%現(除染目標達成!)
で、除染目標達成は確実です。でも、環境省はなにもしていないと思います。
でも、この後が大変です。急に放射線の減り方が小さくなります。放射線が減るメカニズムは二つあると思います。
①雨などに流され川から海に移動する。
②自然崩壊
これからはどちらも期待できなくなります。以下の図は、福島県のすりかみ浄水場(阿武隈水系)の浄水ケーキの放射性セシウム濃度の推移を(=^・^=)なりにまとめたものです。

※1 データは(7)による。
※2 (Bq/kg)は1キロ当たりのベクレル数を示す
図‐4 福島県すりかみ浄水場の汚泥(浄水ケーキ)の放射性セシウム濃度推移
ガンガンと下がっていまいます。それ自体は良い事ですが、雨水によって放射性セシウム(死の灰)が、流され川に流れ込む量が減っている事も意味します。今後は「雨などに流され川から海に移動」は期待できなくなくなると(=^・^=)は思います。
放射性セシウムにはセシウム134と137があります。おなじベクレル数でもセシウム134の方が2.8倍強烈です。でも、セシウム134の方が半減期が短い(セシウム134は2年、137は30年)ですので、セシウム134由来の放射線は割と早く(2,3程度)でなくなりますが、セシウム137由来の放射線は直ぐ(数年以内)にはなくなりません(8)。

※(9)より引用
図―5 放射線量の低減計算結果(2012年4月を100%として)
だから、除染目標達成後はなかなか放射線量は下がらないとおもいます。
<余談>
福島復興再生基本方針には
「福島県全域の年間被曝ひばく線量を1ミリ・シーベルト以下にする
長期目標を明記」
とある見たみたいです(2)。長期とは自然に放射性セシウム無くなり、1ミリシーベルト以下になる時期を計算し、設定されるような気が(=^・^=)にはします。どう見ても国に除染の意思があるとは(=^・^=)のは思えません。
実施する気もない除染、ポーズの為に税金を無駄使いはやめて欲しいと思います。ご主人様は1,050円でキャットフードを買ってくれました。50円は消費税です。(=^・^=)だって納税者でーす。
‐参考にしたサイト様-
(1)
「除染の迅速化、福島再生基本方針を決定」 News i - TBSの動画ニュースサイト(2)
政府、福島復興再生基本方針決定…新産業育成 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)(3)
めげ猫「タマ」の日記 除染工程表 2年で半分が目標だが、なにもしなくても半分になる。(4)
福島県ホームページ - 組織別 - 空間線量モニタリング結果(5)
「除染特別地域における除染の方針(除染ロードマップ)」の公表について (6))
福島市が放射線を気にしなくなるには30年以上は必要だ!(7)
すりかみ浄水場 浄水ケーキの放射性物質測定結果について(第1報) -福島地方水道用水供給企業団ウェブサイト-(8)
めげ猫「タマ」の日記 国は除染の意思なし!でも税金は使っている!
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- 2012/07/13(金) 21:07:13|
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