食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。週末なので、今週(7月1日~6日)の食品中の放射性セシウムの検査結果をまとめてみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。
①検査数1,875件中27件の基準値超え(全体の1.4%)
②平均は、1キログラム当たり6.8ベクレル、最大は640ベクレル(福島産カレイ)
③基準超の食品は、岩手、宮城、福島で見つかっています(過去1か月でみると、これに青森、茨城、栃木、群馬、千葉、神奈川、長野が加わります)。
※1集計期間7月9日から7月13日
※2牛肉を除く

図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(7月2週)
色分けは以下の通りです。
橙出荷制限・自粛対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県
※ 基準値はおおむね1キログラム当たり100ベクレルです。
1.土用の入り・山椒は大丈夫?
来週の19日は夏の土用の入りです(2)。お店には鰻さんが並んでいます。かなり高いですが・・・。でも食べる方もいると思います。鰻には山椒がつきものです。そこで、山椒の今年の検査結果をまとめてみました。
表―1 2012年の山椒の検査結果まとめ

岩手県、栃木県は基準(1キロ当たり100ベクレル)超えです。福島県は基準以下でしたがそのほとんど検査は、福島県内でも比較的安全な会津地方のもので、会津地方を除くと1回しか検査されていません。群馬県も基準内ですが検査はたった1回です。これ以外の県の山椒の検査結果の発表はありません。(=^・^=)には他にも怪しげな県がありそうな気がしますが・・・
これは山椒だけはないような気がします。
2.モモの検査が始まった。
福島県のモモの生産量は、全国の約20%です(3)。モモの5個に1個は福島県産です。いまのところ、最大でも1キログラム当たり11ベクレルで、問題はないレベルです。でも、少し心配なことがあります。検査する度に放射性セシウム濃度が上がっています。

※1 (Bq/kg)は1キログラム当たりのベクレル数を示す単位
※2 厚生労働省のデータ(1)を(=^・^=)が編集
図―2 福島県産のモモの放射性セシウム濃度推移
先週の検査で、福島県産のブルーベリーから基準超の放射性セシウムが見つかりました(4)。そこで検査結果をまとめてみました。

図―3 福島県産ブルーベリーの放射性セシウム濃度推移
最初は低かったのですがだんだん上がっていき、最後は基準越えです。木になっている間にどんどん放射性セシウムを取り込んでいたりして・・・
―参考したサイト様および引用いた過去の記事―
(1)
農林水産省/厚生労働省(食品中の放射性物質の検査結果)(2)
土用 - Wikipedia(3)
うつくしま旬の果物(もも)(4)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月1週)
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- 2012/07/14(土) 20:10:39|
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