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めげ猫「タマ」の日記

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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月24日発表)―福島県南会津町産シモフリシメジから61(Bq/kg)のセシウム、福島県検査は平均24(Bq/kg)―

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)(3)。11月24日に11月5日までの食品中のセシウム検査結果が19日遅れで発表になりました(4)。まとめてみたので、お買い物のの参考に頂ければ幸いです。事故から11年半ですがですが、前回に続き(5)、今回も基準超のセシウム汚染食品が見つかっています。基準値は(6)を参照ください。
 牛肉を除く厚労省発表分の検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数 466件 4件の基準超え
  ②平均は1キログラム当たり3.3ベクレル、最大190ベクレル(群馬県産クリタケ)。
 従前や今回のデータを解析すると
 ・福島県南会津町産シモフリシメジから61(Bq/kg)のセシウム、福島県検査は平均24(Bq/kg)
 ・福島県須賀川市・鏡石町はニラの季節。検査結果はありません。
 ・上昇する福島産ユズのセシウム
等の特徴があり、福島産は「安全」とは言えません。


1.福島県南会津町産シモフリシメジから61(Bq/kg)のセシウム、福島県検査は平均24(Bq/kg)
 国立医薬品食品衛生研究所の検査で、福島県南会津町産シモフリシメジから61(Bq/kg)のセシウムが見つかったと発表がありました(7)。以下に検査結果を示します。
国立医薬品食品衛生研究所に比べ低く出る福島県の検査
 ※1(1)(2)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは収穫日
 ※4 凡例中NIHSは国立医薬品食品衛生研究所の略(8)
 図―1 福島県南会津町産シモフリシメジの検査結果

 図に示しように、福島県の検査は全て低く出ています。平均値で比較すると、1キログラム当たりで
 福島県          24ベクレル
 国立医薬品食品衛生研究所 61ベクレル
で福島県の検査は国立医薬品食品衛生研究所の半分以下です。どちらかがおかしいようです。そこで、海の魚の検査結果を隣県と比較してみました。海は繋がっているので、汚染源がある福島産は高くでるはずです。仮に福島県の検査結果が低くでれば、本来は高いものが低く出ているので、福島県の検査は他に比べ低く出る検査です。
 図に示す様に、茨城県産だけでなく青森、岩手、宮城、茨城、千葉県産からも見つかっています。
 以下にスズキの検査結果を示します。
隣県では見つかっても福島産スズキからは見つからないセシウム
 ※1(1)(2)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 淡水は除く
 ※4 日付けは捕獲日
 図―2 スズキの検査結果

 図に示す様に、宮城、茨城、千葉県産からセシウムが見つかっています。一方で、福島県が検査した福島産スズキは厚生労働省(1)や福島県(2)の発表を数ええると244件連続で検出限界未満(ND)です。福島県の検査は他に比べて低く出る検査です。
 シモフリシメジやスズキ等の福島産農水産物の出荷前検査は厚生労働省の発表(1)を見ると、概ね福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(9)で実施しています。中立性に疑問があります。
 福島産は他よりも低くでる検査で「安全」とされ、出荷されます。

2.福島県須賀川市・鏡石町はニラの季節。検査結果はありません。
 福島の冬を代表する野菜にニラがあります(10)。福島県須賀川市や鏡石町も産地です。
11月から出荷が始まります(11)。もう、11月下旬なので、出荷が始まっているはずです。以下に検査結果を示します。
 検査結果が気になります。以下に示します。
検査結果が無い須賀川市・鏡石町産ニラ
 ※(12)を引用
 図-3 福島県須賀川市産・鏡石町産ニラの検査結果

 図に示すように検査結果が出ていません。それでも、福島県は検査で安全を確認していると主張しています(13)。
 福島産は検査されていなくても、検査で「安全」とされ出荷されます。

3.・上昇する福島産ユズのセシウム
 福島県産ユズからセシウムが見つかったと発表がありました(14)。以下に検査結果を示します。
上昇する福島産ユズのセシウム
 ※(1)(2)を集計
 図―4 福島県産ユズの検査結果

 図に示すよに今年に入り、急に上昇しました。
 事故から10年半以上になりますが、福島産はセシウムが上昇する事があります。福島産は過去の検査で問題ないとしても「安全」とは言えません。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・他より低く出る検査で「安全」とされ出荷される福島産
 ・検査していなくとも、検査で安全とされる福島産
 ・セシウムが上昇する福島産
 これでは「福島産、食べて応援、あの世行き」です(15)。
 (=^・^=)は心配なので
  「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
 福島を代表するの秋野菜にシイタケがあります(16)。福島のシイタケは美味しいとの事です(17)。福島県は福島産は「安全」だと主張しています(18)。でも、福島県須賀川市のスーパーのチラシには福島産シイタケはありません。
 他県産はあ
※(19)を引用
 図-5 福島産シイタケが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ



―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)野生鳥獣の放射線モニタリング調査結果 - 福島県ホームページ
(4)食品中の放射性物質の検査結果について(1263報)
(5)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月17日発表)―市場流通品から基準超のセシウム、即公表も出荷制限もしない岸田政権―
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(4)⇒3 国立医薬品食品衛生研究所における検査⇒検査結果(Excel:18KB)⇒No4
(8)国立医薬品食品衛生研究所 - Wikipedia 
(9)農林水産部 - 福島県ホームページ
(10)冬 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(11)特産品 - すかがわ岩瀬 | JA夢みなみ
(12)>品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報を野菜類⇒な行⇒に⇒ニラ、ニラ(施設)、須賀川市・鏡石町で検索
(13)水・食品等の放射性物質検査 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(14)(2)⇒令和3年11月19日公表:野菜・果実(R3.11.10-11.16採取分) [PDFファイル/302KB]⇒No32
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島米、食べて応援、あの世行き(2021年1-9月)
(16)秋 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(17)いわき菌床椎茸組合 いわきの逸品"いわき菌床椎茸組合 いわきの逸品
(18)福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ
(19)ザ・ビッグ須賀川店 | 宮城県、福島県のイオングループのスーパーマーケット「ザ・ビッグ」 | マックスバリュ南東北
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テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2021/11/25(木) 19:41:57|
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