福島県の東北道矢吹インターチェンジ(以下ICと略す)が供用を開始してから今日(11月26日)で43年になります(1)。お祝いしたのですが
・近隣の福島空港の利用者が低迷している。
・周辺から若い女性が逃げて行き、今後の人口減が見込まれる。
・利用台数が減少傾向にある。
との特徴があり、未来は暗そうです。
東北道の福島県白河ICと郡山IC間は1973年11月26日に開通しました。福島県最初の高速道路です。これに合わせ矢吹ICも同日に供用が開始されました(1)(2)。供用を開始してから今日(11月26日)で43年になります(1)。以下に位置を示します。
※1(2)(3)にて作成
※2 避難区域は(4)による。
※3 各市は、矢吹ICが(1)、東北道が(2)、あぶくま高原道路が(5)、福島空港が(6)による。
図-1 矢吹IC、あぶくま高原道路、福島空港
図に示す様にICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(8)を全ての地域で超えています。矢吹ICは放射能汚染地帯にあります。
矢吹ICから、あぶくま高原道路が分岐しています(1)。この道路は福島空港、石川具を経由し小野町の小野ICまで伸びでいます。福島空港は東北道の近隣施設です。以下に福島空港の利用者を示します。

※(6)(9)にて作成
図-2 福島空港の利用者数
図に示す様に、開港後は利用者が順調に増え1999年度にが76万になりました。しかし、今世紀に入ると利用者が減少しています。2007年3月に仙台空鉄道が開通し、近隣の仙台空港が便利になりました(10)。2009年には日本航空が撤退しました(6)。2011年に福島原発事故が起こると、国際定期便が無くなりました(9)。そして2020年はコロナ禍で利用者が大幅減です。なにより名前は福島空港ですが、時刻表でみると福島市からは仙台空港が便利です。福島空港の利用者が減れば矢吹ICを経由して福島空港に行かれる方も減っていると推定されます。
あぶくま高原道路は小野ICまで伸びていますが、小野ICは磐越道があり、4車線です(11)。一方であぶくま高原道路は2車線です。矢吹町の北隣りの鏡石町にも南隣の白河市にもICがあるので(2)、矢吹ICは矢吹町とあぶくま高原道路で繋がる石川郡の方が主な利用者になります。
今からほぼ10年前の2011年6月に矢吹町と石川郡を合わせ2,578人の10代後半女性が住んでいました。10年を経て、彼女たちは20代後半になっています。2021年6月に住んでいる20代後半女性は矢吹町と石川郡を合わせ609人です(12)。2011年6月当時10代後半だった女性のうち残ったのは31%(609÷1568×100)です。このようにして集計した矢吹町・石川郡合計の10代後半女性が10年後に残っている割合を示します。

※1(12)を集計
※2 日付は10代後半時点
図-3 矢吹町・石川郡の10代後半の方が10年後に残っている割合
図に示す様に女性ででどんどん減少しています。原発事故の影響がない2001年3月⇒2011年3月では
男性 68.2%
女性 65.4%
で、共に65%以上の方が残り、男女に大きな差はありませんでした。事故後の10年の2011年6月⇒21年6月では
11年3月では
男性 53.3%
女性 38.6%
で、女性が大きく落ち込みました。福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。

※(13)を引用
図-4 福島の綺麗な女性
何処へいっても歓迎されます。敢えて汚染されている福島に残る必要はありません。
若い女性が出て行けば子供が生まれなくなります。以下に各年10月から翌年9月までの1年間の出生数を示します。

※(12)を各年10月から1年間で集計
図-5 矢吹町・石川郡合計の出生数
図に示しようにどんどん減っています。これからも減っていきます。これからも人口減が進みます。人口が減れば利用者を減ります。以下に矢吹ICの利用台数の推移を示します。

※(1)を集計
図-5 矢吹ICの利用者数
図に示す様にどんどん減っています。
矢吹ICは、福島県最初のインターチェンジの一つとして1973年11月26日に供用を開始しました(1)。今日(11月26日)で48年になります。お祝いしたのですが
・近隣の福島空港の利用者が低迷している。
・周辺から若い女性が逃げて行き、今後の人口減が見込まれる。
・利用台数が減少傾向にある。
との特徴があり、未来は暗そうです。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
福島から若い女性が出て行くには放射能に対する不安があるからだと思います。そして残らざるを得たかった方も不安なようです。
福島の日本酒は日本一です(14)。福島県は福島産は「安全」だとしています(15)。でも、福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産日本酒はありません。

※1(16)を引用
※2 産地は(17)(18)による。
図-6 福島産日本酒が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県郡山市の皆さまを見習い「フクシマ産」は飲食しません。
―参考にさせて頂いたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
矢吹インターチェンジ - Wikipedia(2)
東北自動車道 - Wikipedia(3)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会⇒
福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和2年8月25日~10月30日測定)(4)
第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会⇒
資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB(5)
避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ(6)
あぶくま高原道路 - Wikipedia(7)
福島空港 - Wikipedia(8)
ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -(9)
福島空港データ - 福島県ホームページ(10)
仙台空港鉄道仙台空港線 - Wikipedia(11)
磐越自動車道 - Wikipedia(12)
福島県の推計人口(令和3年10月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ(13)
【2021/11/10】郡山特産のコイ 小学校の給食で提供 - YouTube(14)
福島県産日本酒「8連覇」達成!全国新酒鑑評会 17銘柄が金賞:福島県産「日本酒」ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet(15)
福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ(16)
イトーヨーカドー 郡山店(17)
八海山(18)
朝日酒造 (新潟県) - Wikipedia
スポンサーサイト
- 2021/11/26(金) 19:48:38|
- -
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0