福島産を許容する方が約67%の福島県郡山市・三春町の各年1年間の葬式(死者数)は
事故前(2010年)3,140人
昨年(2021年) 3,751人
で19.5%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約5.5兆分の1でした。一方で福島産を許容する方は約7%の福島県相馬・南相馬市の葬式(死者数)は
事故前 1,300人
昨年 1,310人
で、殆ど変わりません。(=^・^=)は
「福島産、食べて応援、あの世行(2021年)」
と思ってしまいました。
福島は事故によって汚染されました。


※1 (1)(2)にて作成
※2 避難地域は(3)による。
図―1 福島県郡山市・三春町、相馬・南相馬市、いわき市
図に示す様にICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(4)を超えた地域が広がっています。原発事故から10年半以上経て福島は汚染されています。食べてよいか心配です。
これについて、自公政権は、福島(産)は「安全」であり、避ける行為を「風評被害」と呼んでいます(6)。でも、信じて良いか不安です。福島原発事故がおきるまでは自公政権は原発は安全と主張していました(7)。福島県も同様です(8)。でも大爆発です。そこで(=^・^=)なりに調べてみることにしました。福島産を許容する地域とそうでない地域を比較し、差が無ければ福島産は「安全」、差があれば「安全」とは言えないです。
福島県にあるひらた中央病院は、福島産米や野菜について避けるか否かのアンケート結果を発表しています。以下に示します。
表―1 福島産を許容すかのアンケート結果
※(8)を集計

福島県は福島を7つの生活圏に区分しています。県中地域に属する郡山市・三春町、相双地域に属する相馬・南相馬市(9)をひとまとめにして比較してみることにしました。表から計算すると、郡山市・三春町では福島産米や野菜を許容するからが67%です。一方で相馬・南相馬市では23%です。同じ福島県内でも地域によって福島産に対して温度差があります。
以下に各年1年間(通年)の郡山市・三春町の合計の葬式数を示します。

※1(10)を通年(1年間)で集計
※2 震災犠牲者は(11)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―2 郡山市・三春町の葬式の推移
図に示す通り事故後に葬式が増えています。福島産米と野菜を共に許容する方が67%の福島県郡山市・三春町の葬式(死者)数は
事故前(2010年)3,140人
昨年(2021年) 3,751人
で19.5%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約5.5兆分の1でした。
表―2 偶然に起こる確率の計算結果
※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(12)による。

以下に各年(通年)の相馬・南相馬市の合計の葬式数を示します。

※1(10)を通年(1年間)で集計
※2 震災犠牲者は(11)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―3 相馬・南相馬市の葬式の推移
福島産米と野菜を共に許容する方が7%の相馬・南相馬市の葬式(死者)数は
事故前(2010年) 1,300人
昨年(2021年) 1,310人
で、殆ど変わりません。無論、統計的な差もありません。
以下に各年1年間(通年)のいわき市の合計の葬式数を示します。

※1(10)を通年(1年間)で集計
※2 震災犠牲者は(11)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―4 いわき市の葬式の推移
福島産米と野菜を共に許容する方が37%のいわき市の各年1年間(通年)の葬式(死者)数は
事故前(2010年) 3,975人
昨年(2021年) 4,354人
で9.5%増えています。郡山市と相馬市・南相馬市の中間でしょうか?
以下に表―1および図―2~4から作成した、葬式(死者数)の増加率と福島産米や野菜を共に許容する方の割合をまとめました。

※(8)(10)を集計
図―5 葬式(死者数)の増加率と福島産の許容割合
図に示す様に福島産を許容する程に葬式(死者数)が増えています。以下に相関図を示します。

※(8)(10)を集計
図―6 葬式(死者数)の増加率と福島産の許容割合との相関
図に示す様に1直線です。
(=^・^=)は
福島産、食べて応援、あの世行き(2021年)
と思ってしまいました。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
こんなデータが出て来ると(=^・^=)は不安なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでありません。
福島の冬を代表するくだものにイチゴがあります(52)。福島県鏡石町あたりの特産品でもあります(53)。同町のイチゴは美味しいとの事です(54)。福島県は福島産は「安全」だと主張しています(55)。でも、福島県鏡石町のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。

※(56)を引用
図-7 福島産イチゴが無い福島県鏡石町のスーパーのチラシ
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会⇒
福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和2年8月25日~10月30日測定)(2)
第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会⇒
資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB(3)
避難区域見直し等について - 福島県ホームページ(4)
ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -(5)
処理水放出「先送りできず」 福島第1原発を初視察―岸田首相:時事ドットコム(6)
原子力安全・保安院関係(7)
福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ(8)
研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ(9)
福島県の位置・人口・面積 - 福島県ホームページ(10)
福島県の推計人口(令和4年1月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ(11)
平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(月1回更新) - 福島県ホームページ(12)
めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q18.統計的な差ってなんですか?(13)
冬 | ふくしまの果物 | JA全農福島(14)
特産品 - すか
がわ岩瀬 | JA夢みなみ(15)
甘~い完熟いちごが自慢! 福島県鏡石町の石井果樹園(16)
福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ(17)
鏡石店 – イオンスーパーセンター公式ウェブサイト
2月2日追記
表-1から、共に許容する割合をどのように計算するのか問い合わせがなりました。相馬市・南相馬市の例で説明します。
福島産米と野菜についていえば
①米も野菜も避けている
②米ののみ避けている。
③野菜のみ避けている。
④米も野菜も避けていない。⇒許容する
の4パターンです。
①の米も野菜も避けている表―1の「共に許容する」欄より362人です。
②の「米のみ避けている」は米を避けている492人から共に避けている362人を引いて134人です。
③の「野菜のみ避けている」は米を避けている465人から共に避けている362人を引いて113人です。
①、②、③の合計は417人です。総数(表では母数)は638人ですので、「④米も野菜も避けていない。⇒許容する」は51人(638-417)です。割合は7.1%(51÷417×100)になります。
ご質問では23%との数字が出て来ましたがこれはお米を許容する割合かと思います。米を避けているにが551人なので、許容する方は総数(母数)715人-551人=164人で、全体に対する割合は23%(≒164÷715×100)です。
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- 2022/01/28(金) 19:42:51|
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