めげ猫「タマ」の日記食品中の放射性セシウム検査のまとめ（２月１６日発表）―宮城県産シログチからセシウム、福島産は４５６件連続ND―

食品中の放射性セシウム検査のまとめ（２月１６日発表）―宮城県産シログチからセシウム、福島産は４５６件連続ND―

　食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています（１）。また、厚労省以外の発表もあります（２）（３）。２月１６日に１月２７日までの食品中のセシウム検査結果が２０日遅れで発表になりました（４）。まとめてみたので、お買い物のの参考に頂ければ幸いです。前回に続き（５）、今回もセシウム混入食品が見つかっています。事故からまもなく１１年ですが、セシウム混入食品が見つかり続けています。。
　牛肉を除く厚労省発表分の検査結果の概要は以下の通りです。
　　①検査数　４３７件
　　②平均は１キログラム当た１ベクレル、最大３５ベクレル（茨城県産イノシシ）。
　種々の発表および従前や今回のデータを解析すると
　・宮城県産シログチからセシウム、福島産は４５６件連続ND
　・福島県桧原湖で氷上のワカサギ釣り。検査結果がありません。
　・上昇する福島産凍みもちのセシウム
等の特徴があり、福島産は「安全」とは言えません。

１．宮城県産シログチからセシウム、福島産は４５６件連続ND
　宮城県産シログチからセシウムが見つかったと発表がありました（８）。以下に検査結果を示します示します。

　※１（１）（２）を集計
　※２　NDは検出限界未満（見つからない事）を示す。
　※３　日付けは捕獲日
　図―１　シログチの検査結果

　図に示す様に宮城県産だけでなく、茨城、千葉県産からも見つかっています。一方で福島県が検査した福島産シログチは厚生労働省や福島県の発表（１）（２）の発表を数えると４５６件連続で検出限界未満（ND)です。
　茨城県産ギスからセシウムが見つかったと発表がありました（９）。以下に検査結果を示します示します。

　※１（１）（２）を集計
　※２　NDは検出限界未満（見つからない事）を示す。
　※３　日付けは捕獲日
　図―２　ギスの検査結果

　図に示す様福島産ギスは検出限界未満（ND)が続いています。厚生労働省や福島県の発表（１）（２）の発表を数えると２０６件連続で検出限界未満（ND)です。
　海はつながっています。隣県では見つかっているのに、汚染源がある福島産海産物からセシウムが見つからないなどはおかしな話です。シログチ、ギス等の福島産農水産物の出荷前検査は厚生労働省の発表（１）を見ると、概ね福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター（１０）で実施しています。中立性に疑問があります。
　福島産は他よりも低くでる検査で「安全」とされ、出荷されます。

２．福島県桧原湖で氷上のワカサギ釣り。検査結果がありません。
　今、福島県の檜原湖で氷上のワカサギ釣りが楽しめます（１１）。以下に福島産ワカサギ検査結果を示します。

　※（１２）を引用
　図－３　福島産ワカサギの検査結果

　図に示すように檜原湖産ワカサギの検査結果が出て来ません。それでも、福島県は福島産の安全を検査で安全を確認していると主張しています（１３）。
　福島産は検査されていなくても、検査で「安全」とされ出荷されます。

３．上昇する福島産凍みもちのセシウム
　福島県産から凍みもちからセシウムが見つかったと発表がありました（１４）。以下に検査結果を示します。

　※（１）（３）を集計
　図―４　福島県産凍みもちの検査結果

　図に示すよに、しばらくは検出限界未満（ND)が続いたのですが、突然のセシウムです。福島産はセシウムが上昇する事があります。福島産は過去の検査で問題ないとしても「安全」とは言えません。

＜余談＞
　図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
　・他より低く出る検査で「安全」とされ出荷される福島産
　・検査していなくとも、検査で安全とされる福島産
　・セシウムが上昇する福島産
　これでは「福島産、食べて応援、あの世行き」です（１５）。
　(=^・^=)は心配なので
　　「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ３原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
　福島県本宮市には乳業メーカーがあります（１６）。そこの牛乳は美味しいとの事です（１７）。福島県は福島産は「安全」だと主張しています（１８）。でも、福島県本宮市のスーパーのチラシには福島産牛乳はありません。