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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

新型コロナまとめ(2月25日)―高止まる陽性率―

 陽性率は新規陽性者数÷検査数×100(%)で計算します。この数字が高いと陽性者の全体像が正確に把握できず、見逃している新規陽性者が多くいたと推測できます(1)。検査には試薬を使いますが、試薬などが不足し、検査ができなくなっています。そして陽性率は上昇が続き、48%になっています。一方で、検査は減っています。検査ができず感染者を把握できなくなっています。
 2月25日時点の新型コロナの累積の感染者は
 ①プリンセス・ダイヤモンド  712人(3)
 ②検疫等        11,530人(チャーター便15、検疫11,515)(3)(4)
 ③国内感染    4,805、241人
 合計       4,816,871人
で、約433万人です。日本の人口は12,384万人なので(5)、人口の4%が感染しました。新型コロナは今や国民病です。
 以下に東アジア各国の日々の感染者数を示します。
失政の後で増える新型コロナ感染
 ※1(3)(6)を集計
 ※2 東アジアは(7)による。
 ※3 春節は中国・春節(8)。
 ※4 武漢縛りは、初期のコロナ対応で、武漢関係者以外検査しないとの自公政権の方針(9)
 ※5 gotoはgotoトラベル発表(10)
 ※6 goto東京はgotoトラベル東京適応(11)
 ※7 聖火は聖火リレー開始(12)
 ※8 五輪は東京オリンピック開会式(13)
 図―1 日本の日々の感染者数とイベント

 図に示し通り増加しています。。
 自公政権はGoto等の経済促進策(11)やオリンピック(13)等のイベントを強行しました。図に示す様に、そのあとで感染が拡大しています。自公政権はコロナ拡散政権です。自公政権は「GoToトラベルが感染拡大の主要な要因であるとのエビデンスは、現在のところ存在しない」(14)とか「(オリンピック、パラリンピックについて)安全安心な大会実現できた」(15)と言っていますが、gotoトラベルが感染を増加させたり(16)、大規模イベントによる人流の拡大が感染を広げた(17)と専門家の皆様は見ています。
 水際対策では在日米軍とゆう穴を放置しました。そこららコロナが染み出しました(18)。その後にオミクロン株が主流となりました。研究用を除くとオミクロン株を簡易(とって行っても相当な熟練が必要と思いますが)に検査する試薬はありません(19)。オミクロン株を見つけるにはデルタ株であるか否かを調べ、デルタ株でなければ詳細な遺伝子解析を実施してオミクロン株と特定しています(20)。東京都は母数と前段階のデルタ株でない新型コロナの件数を発表しています(21)。概ねデルタ株出ない件数÷母数でオミクロン株の感染割合を集計できます。以下に示します。
今年に入りオミクロン株に置き変わった東京都の新型コロナ感染
 ※(21)を集計
 図-2 オミクロン株の疑い割合(東京都)

 図に示す通り、国内では今年に入りオミクロン株が蔓延し、図‐1に示す通り感染が拡大しました。
 既に述べた通り第1~5波は自公政権の失政(たとえばオリンピック強行)の後で拡大しました。岸田政権は在日米軍とゆう水際対策の穴を放置しました。そこからコロナが染み出し、その後に感染拡大がおきました。これも失政です。新型コロナ感染拡大の前には自公政権の失政があります。
 以下に新型コロナ死者数の推移を示します。
4、5波を超えた6波の死者数
 ※(4)(6)を集計
 図-3 新型コロナの日々の死者数

 図に示す様に増加し、累積で2万人を超えました(4)。そして6波で5波のピークを越えました。感染してから死に至るまでには時間がかかります。オミクロン株は症状が軽いと言われていますが(22)、このまま行けば死者数は第五波を上回ります。感染拡大防止に努めるべきです。
 新型コロナの感染拡大は防止は重要な課題です。感染拡大防止には行政が
  ①感染者を早く見つける。
  ②感染者を保護・隔離し、感染防止を図る
  ③ワクチンを普及させる。
を実施することが大事です。ただ、現状はどれも不十分です。
以下にPCR検査能力と7日間(週)平均のPCR検査数を示します。
ピークに比べ減少したPCR検査数
 ※(6)を集計
 図-4 PCR検査能力とPCR検査数(7日間平均)

 図に示すように、PCR検査数が減少しました。数値を記載すると
  ピーク(1月28日~2月4日) 23万件
  近々7日(2月18~25日)  17万件
です。岸田政権は1日当たり39万件PCR検査ができると主張しています。ただし、単に瞬間風速(1日だけなら検査できる件数)で、継続しては無理のようです。
 陽性率は 陽性率は新規陽性者数÷検査数×100(%)で計算します。この数字が高いと陽性者の全体像が正確に把握できず、見逃している新規陽性者が多くいたと推測できます(1)。7日間(週)平均の推移を示します。
上昇し高止まる陽性率
※(6)を集計
 図ー5 陽性率の推移(7日間平均)

 図に示す要に上昇が続いています。数値を記載すると近々(2月11~17日)で48%で、50%に迫る勢いです。検査を受けた方の2人に1人はコロナ陽性なので、コロナ疑いが相当に濃厚でないと検査を受けられない状態です。新型コロナの検査には検査装置の他に試薬などの資材が必要です。このうち試薬が不足しています(2)。急増しても初期には在庫の試薬が使えますが、在庫が切れれば新規供給分しか検査できません。検査資材の在庫を使い切り、検査ができなくなって検査数が減ったと考えるのが自然です。これから、感染者発見数が減ったとして、実際に感染者が減ったのでなく、検査ができず感染者の発見ができない可能性が高まります。
 以下に東京都のPCR検査数と新規感染発見者数を示します。
 新規感染者数とほぼ同じになった東京都のPCR検査数
※1(6)(23)を集計
 ※2 PCR検査数は7日間の平均、日付は平均区間の最初の日
 図-6 東京都のPCR検査数と新規感染発見者数

 図に示すようにPCR検査数が減少し、新規感染者数とそれほど変わらない状態になっています。図に示すように、感染者数は微減していますが、実際に減ったのか、検査ができず単に発見できなかったかが分かりません。
 以下に東京都の感染経路不明者の割合の推移を示します。
6割程度で推移する東京都の感染経路不明者割合
 ※(23)を集計
 図‐7 東京都の感染経路不明者の割合

 図に示す様に6割程度で推移しています。新型コロナは感染症なので、感染者に感染させた陽性者が必ずいます。感染経路不明とは感染させた陽性者が特定できていないことを意味します。この陽性者は市中におり、ウイルスをばらまき続けます。東京都の発表(23)を見ると図‐1と同様に昨年10、11月は感染者が少なくなっています。この間は行政の負荷が減っています。生じた余力を感染者の周囲の調査向け、新たな感染者の発見に努めれば感染経路不明者の割合は下がるはずですが、現実は下がりませんでした。行政は新型コロナ感染者を探し出すことには消極的です。
 感染者を医療につなげ早期治療や宿泊療養での保護・隔離をして、感染を防止すべきです。以下に入院治療等を要する者の人数と収容能力(病床数と宿泊療養施設居室数の合計)の推移を示します。
収容能力を大幅に超えた新型コロナ要治療・療養者すう
 ※(6)(24)を集計
 図‐8 入院治療等を要する者の人数と収容能力

 図に示す様に入院治療等を要する者の人数が収容能力を大きく超えています。新型コロナ感染が判明しても、治療・保護は受けられません。自宅に放置され、家庭内感染のリスクを増します。家庭内での濃厚接触の感染率は、他の濃厚接触者に比べ高くなっています(25)。
 ワクチンは最低でも2回接種が必要です(26)。東京都は接種回数別の感染者数を公表しています(23)。内閣府は当道府県別のワクチン接種人数を発表しています(27)。
 ワクチンを1回も打っていない方=東京都の人口(28)‐ワクチンを1回でも打った方
で推計できます。それぞれの感染率は
 ワクチンを2回打った方の感染率=2回打った方の感染者数÷2回打った方
 ワクチンを1回も打っていない方の感染率=1回も打っていない方の感染者÷1回もうっていない方
で計算できます。以下に東京都の1日当たり、人口十万人当たりの感染者数の推移を示します。
未接種者に比べ低い2回接種者の東京都のコロナ感染率
 ※(23)(27)(28)を集計
 図-9 ワクチン2回接種者と未接種者の感染率推移(人口十万人当たり、東京都)

 対数表示で分かり難いかとは思いますが、ワクチンを2回打った方の感染率は打たなかった方に比べ低くなっています。ワクチンは完璧ではありませんが、確実に感染リスクを下げます。図-2に示す様に東京都では1月4日以降にオミクロン株が主流になりました。1月4日から2月11日にまでの人口10万人当たりの感染者数は累積で
 接種していない方 6,428人
 2回接種をした方 2,436人
で、2回接種によって感染を63%((6,428-2,436)÷6,336×100(%))低減できています。
 以下にワクチンの累積の接種状況を示します。
1億人が2回接種を終えた日本
 ※(27)を集計
 図-10 日本のワクチン接種人数(累積)

 図に示す様に6月以降に接種がある程度は進みました。内閣府の発表を集計すると、2月24日時点で
 1回でも接種   10,035万人(81%)
 2回以上接種完了  8,963万人(80%)
です(27)。なお、()内は全人口に対する割合です。
 図に示す様に2回接種の合計人数の増加は止まっており、ワクチン接種希望者は概ね2回目の接種は終えています。
 40代以下に多いワクチン未接種者
※(27)を集計
 図-11 ワクチン未接種者人数
 
 40代以下を中心に多くの方が未接種です。合計で約1,472万人になります。岸田政権は「新型コロナワクチンは、感染を防止し収束に向かわせる切り札です。」と主張していますが(27)、多くの若い方に信用されていません。
 岸田政権は3回目のワクチン接種を進めています。概ね7ヵ月の間隔を空けて打つとしていますでも、上手くいっていません。
 7ヵ月前(昨年7月24日)の2回接種完了者 3,403万人
 3回目接種                 2,197万人
 で、遅れています。
 以下に近々1週間(2月18~25日まで)の陽性率上位・下位各5都府県を示します。
兵庫、京都、東京で高いPCR陽性率
 ※(3)(35)を集計
 図-12 陽性率、上位・下位各5都府県

 図に示す通り地域によってばらつきがあります。陽性率が高い都府県は、新型コロナがまん延していて検査が追いつかないところです。このような所にお出かけするとコロナをもらって帰る可能が高いはずです。
 新型コロナもインフルエンザ予防策は同じでマスク、手洗い、密の回避です(37)。こういた予防策が広く行わていれば、インフルエンザも減ります。以下にインフルエンザの定点報告数を示します。
 2019-20シーズンに比べ3桁低いインフルエンザ
※(38)(39)(40)を集計
 図-13 インフルエンザの定点観測数

 対数表示で分かり難いかもしれませんが、図に示す様にコロナ前に比べ大幅に減少しています。今年7週目までの合計は
 コロナ前(2019-20シーズン) 922,628人
 今シーズン(2021-22シーズン)    687人
で千分の1以下です。一人一人の感染しない努力、させない努力によってインフルエンザは減少しました。コロナを抑えきれて言いませんが、それなりの効果があったはずです。ただし、新型コロナは抑えきれていません。
 PCR検査が資材不足からできにくくなっっています。これからは新規感染発見数が減ったとしても、感染が終息に向かっている事になりません。検査できず感染者発見ができなくなっている可能性が大です。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 自公政権のコロナ対策は失政続きです。岸田政権になってからは
 ①在日米軍とゆう水際対策の「穴」を放置し、国内へのオミクロン株の侵入を許しました(41)。事態は改善していないのに在日米軍の外出自粛を事実上容認しました(42)。在日米軍基地から新型コロナ染み出しが再び始まります。
 ②オミクロン株の日本上陸後の感染拡大で、検査需要が増えるのに検査資材の在庫積み増しを怠り、不足が生じ検査ができにくくなりました。。
 ③3回目のワクチン接種を進めません。
等がかります。
 新型コロナを防ぐには、国に頼らず一人一人が感染しない行動、させない行動をとるしかないと思います。そのためにはデータ分析が必要なだと思います。そこで、この記事を書くことにしました。週一回程度の更新ができれば良いなと思っています。厚生労働省は土日の発表を簡略化しています(6)。そこで、概ね金曜日までをまとめ土曜日に掲載するつもりです。
 拡大するコロナに有効な対策が取れない岸田政権では福島の皆さまは不安だと思います。
 福島では約79万羽のブロイラーが飼育されています(43)。福島もそこそこ養鶏が盛んです。福島の鶏肉は美味しいとの事です(44)。福島県は福島産は「安全」だと主張しています(45)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産鶏肉はありません。
他県産はあっても福島産鶏肉が無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 他県産はあっても福島産鶏肉が無い福島県福島市のスーパーのチラシ
※(46)を引用
 図―14 福島産鶏肉が無い福島県福島市のスーパーのチラシ 

(=^・^=)も福島県福島市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)新規感染者数や検査陽性率などの感染の指標から何が分かる? | 済生会
w(2)岸田政権が都道府県に「PCR検査を抑えろ」の大号令 交付金差配の内閣府を通じた圧力か(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
(3)新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和4年2月25日版) 
(4)新型コロナウイルス情報 #TBS生活防災 │ TBS NEWS 動画ニュースサイト>>新型コロナウイルス情報 #TBS生活防災 │ TBS NEWS 動画ニュースサイト
(5)日本の人口、12年連続減の1億2384万人…コロナで減少幅は鈍化 : 政治 : ニュース : 読売新聞オンライン
(6)報道発表資料 |厚生労働省
(7)>東アジア - Wikipedia
(8)2020年の中国春節連休は1月24日からスタート!今年の旧正月の傾向は? | やまとごころ.jp
(9)コロナウイルスは正しく知れば「防御」できる | コロナウイルスの恐怖 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
(10)GoToキャンペーンの開始日決定、7月22日以降の旅行なら予約済みでも後日還付、地域共通クーポンは9月以降に|トラベルボイス(観光産業ニュース)
(11)Go To キャンペーン - Wikipedia
(12)>3月25日(木)福島県 | 東京2020オリンピック聖火リレー | NHK
(13)2020年東京オリンピック - Wikipedia
(14)GoTo全国停止は「予防」? 「エビデンスない」強調で、政府説明は苦しい「後付け」 | 毎日新聞
(15)丸川五輪相 東京五輪・パラ “安全安心な大会実現できた” | オリンピック・パラリンピック | NHKニュース
(16)「GoToトラベル」感染者拡大に影響か 京大の西浦教授らが分析:東京新聞 TOKYO Web
(17)"尾身氏「人流の意味で人々の意識に影響」 五輪巡り見解 日本経済新聞
(18)疑われるオミクロン「染み出し」 ずさんな米軍、後手に回った政府 [新型コロナウイルス] [オミクロン株]:朝日新聞デジタル
(19)[SHIMADZU] オミクロン株のスクリーニングに貢献 「E484Aプライマー/プローブセット」を発売 | 2022年 | ニュース | 島津製作所
(20)オミクロン変異株、どうやって検知するのか 新型コロナウイルス - BBCニュース
(21)変異株スクリーニングの状況について(第2957報) 東京都福祉保健局
(22)オミクロン株が軽症なのは「健康で体力ある人の場合」…沖縄の感染者、重症者・中等症も増加 : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン
(23)報道発表 東京都福祉保健局
(24)療養状況等及び入院患者受入病床数等に関する調査について|厚生労働省
(25)新型コロナウイルスQ&A | 診療科・部門 | 浜松医療センター
(26)ファイザー社のワクチンについて|厚生労働省
(27)新型コロナワクチンについて | 首相官邸ホームページ
(28)住民基本台帳による東京都の世帯と人口 令和3年1月
(29)新型コロナワクチンの追加接種(3回目接種)についてのお知らせ|厚生労働省
(30)新型コロナウイルス感染症患者・無症状病原体保有者の発生について/沖縄県
(31)オミクロン、ワクチン3回接種でもブレイクスルー感染 それでも暮らし淡々のアメリカ:朝日新聞GLOBE+
(34)首相、3回目接種の2カ月前倒し表明 医療従事者や高齢者が対象 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル
(35)新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和4年2月18日版)
(36)インフルエンザ・新型 コロナウイルスを予防 しよう! - 千葉市
(37)インフルエンザに関する報道発表資料 |厚生労働省
(38)インフルエンザに関する報道発表資料 |厚生労働省
(39)インフルエンザに関する報道発表資料 |厚生労働省
(40)在日米軍、コロナ検査手抜かり 水際対策「穴」あらわ:時事ドットコム
(41)米軍の外出解禁は「時期尚早」 玉城知事「まだ解除できる状態じゃない」 引き続き対策徹底を求める | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス
(42)SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)について(第5報)
(43)福島県畜産のすがた - 福島県ホームページ
(44)-福島三大プライド鶏対決- | 伊達物産株式会社
(45)福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ
(46)イオン 福島店のチラシ・特売情報 | トクバイ
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  1. 2022/02/26(土) 19:42:40|
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