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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月20日発表)―福島産海産魚は2,946件連続(ND)、他からはセシウム―

食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)(3)。7月20日に7月7日までの食品中のセシウム検査結果が13日遅れで発表になりました(4)。まとめてみたので、お買い物のの参考に頂ければ幸いです。前回に続き(5)今回もセシウム入り食品が見つかりました。事故から11年以上ですがセシウム入り食品が見つかり続けています。
 牛肉を除く厚労省発表分の検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数 473件
  ②平均は1キログラム当た4ベクレル、最大91ベクレル(岩手県産シイタケ)。
 厚生労働省や福島県の発表(1)(2)を解析すると
 ・福島産海産魚は2,946件連続(ND)、他からはセシウム
 ・福島で露地栽培キュウリの出荷が始まる。汚染がひどい主産地を検査しない福島県
 ・今年の福島産小麦はセシウム入り
等の特徴があり、福島産は「安全」とは言えません。なお、基準値は(6)に記載の通りです。

1.福島産海産魚は2,946件連続(ND)、他からはセシウム
 以下に海産魚の検査結果を示します。
福島産海産魚はNDの連続、他からはセシウム
 ※1(1)(2)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは採取日
 図―1 海産魚の検査結果

 図に示すように北海道から神奈川県まで広い範囲で見つかっています。一方で、福島県が検査した福島産海産魚は厚生労働省や福島県の発表(1)(2)を数えると2,946件連続で検出限界未満(ND)です。海は繋がっているのに汚染源がある福島産からはセシウムが見つから無い等はおかしな話です。
 海産魚の農水産物の出荷前検査は厚生労働省の発表(1)を見ると概ね福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(7)実施しています。中立性に疑問があります。
 福島産は他よりも低く出る出荷前検査で安全とされ出荷されます。


2. 福島で露地栽培キュウリの出荷が始まる。汚染がひどい主産地を検査しない福島県
 福島を代表する野菜にキュウリがあります(8)。露地栽培が主流です(9)。今年も露地栽培キュウリの出荷が始まりました(10)。伊達市、二本松市、須賀川市が主要な産地です(8)。以下に示します。
事故で汚染が残る伊達市、二本松市、須賀川市  凡例 
 ※1(11)(12)にて作成
 ※2 避難区域は(13)による。
 図―2 伊達市、二本松市、須賀川市

 図に示す様に、旧避難区域に隣接し、ICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(14)を超えた地域が広がっています。さらに避難区域指定後に新たに放射線量が高いことが判明し、避難支援が行われた特定避難勧奨地点もこに地域に設定されいます(15)。福島のキュウリは、避難指示がでなかった場所としては最も汚染がひどい場所で栽培されています。確り検査して欲しいと思います。以下に主要産地(伊達市、二本松市、須賀川市)の検査結果を示します。
 検査結果が出てこない福島産露地栽培キュウリ
※(16)を引用
 図-3 福島県伊達市、二本松市、須賀川市産キュウリの検査結果

 図に示すように検査結果が出て来ません。それでも、福島県は福島産の安全を検査で安全を確認していると主張しています(17)。
 福島産は検査されていなくても、検査で「安全」とされ出荷されます。

3.今年の福島産小麦はセシウム入り
 福島産小麦からセシウム見つかったと発表がありました(18)。以下に検査結果を示します。
セシウムが見つかる福島産小麦
 ※1(1)(2)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは採取日
 図-4 福島県小麦の検査結果

 図に示すようにしばらくは検出限界未満(ND)が続いていたのですが、今年はセシウムが見つかりました。今年の福島産小麦はセシウム入りです。事故から11年以上が経過しましたが、福島産はセシウムが上昇するとがあります。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・他より低く出る出荷前検査で「安全」とされ出荷される福島産
 ・検査していなくとも、検査で「安全」とされる福島産
 ・セシウムが上昇する福島産
 これでは「福島産、食べて応援、あの世行き」です(19)。
 (=^・^=)は心配なので
  「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
だと思います。
  福島を代表するくだものにモモにがあります(20)。今年もTOKIOのテレビCMが始まりました(21)。福島はモモの季節です。福島県福島市は福島最大のモモの産地です(22)。福島のモモはとってもおいしいとの事です(23)。福島県は福島産は安全だとしています(24)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産モモはありません。
他県産はあっても福島産モモが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(25)を引用
 図―5 福島県産モモが無い福島県福島市のスーパーのチラシ

―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)加工食品等の放射性物質検査について - 福島県ホームページ
(4)食品中の放射性物質の検査結果について(1298報)
(5)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月12日発表)―宮城県産ホウボウからセシウム、福島産は582件連続(ND)―
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)農林水産部 - 福島県ホームページ
(8)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(9)特産品を知る | JAふくしま未来について | JAふくしま未来
(10)トピックス | JA夢みなみ
(11)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和3年8月31日~10月25日測定) 令和4年03月04日
(12)第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB
(13)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(14)ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -
(15)>緊急時避難準備区域について -首相官邸ホームページ-
/a>
(16)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報⇒果物⇒か行⇒き⇒キュウリ、伊達市、二本松市、須賀川市で検索
(17)水・食品等の放射性物質検査 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(18)(2)⇒令和4年7月19日公表:穀類(R4.6.30-7.12採取分) [PDFファイル/96KB]⇒No4
(19)めげ猫「タマ」の日記 福島産、食べて応援、あの世行き(2021年6月~22年5月)
(20)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(21)TOKIOが福島県産農林水産物の魅力アピール 県が新CMを3編制作 東京で発表会 | 福島民報
(22)福島県[福島市]の農作物 | 梨 桃 きゅうり 夏秋きゅうり りんご 西洋なし | 雑穀類, いも類, 米, 野菜, 果物 | 生産/収穫/作付面積 | 福島県と日本の中の順位 | 市町村 | ジャパンクロップス
(23)特産品を知る | JAふくしま未来について | JAふくしま未来
(24)福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ
(25)福島西店 | お店を探す | ヨークベニマル
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  1. 2022/07/21(木) 19:41:32|
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