そして1945年8月15日に最後まで連合国(アメリカ、中国、イギリス、ソ連、フランスなど)と戦っていた日本が連合国に対し、無条件降伏を発表し、事実上終結しました(1)。 第二次世界大戦が終わった日を各国がどう呼んでいるのか調べてみました。アメリカやイギリスはVictory over Japan day(対日戦勝記念日)と呼んでいます(9)(10)。同じ枢軸国であるドイツは「解放の日」(3)、イタリアは「解放記念日」と呼んでいます。共にファシズムから解放された日としています。歴史を反省した呼び方です。 第二次世界大戦当時、韓国は日韓併合により日本の一部であり(11)、韓国も敗戦国です。サンフランシスコ講和会議への参加は拒否されています。それでも「戦勝国」を主張しています(12)。そして日本と共に連合国に敗北した日を「光復節」と呼んでいます。「1945年8月15日に朝鮮が日本の統治から脱し自主独立を取り戻した」とされています。でも、韓国も日本同様に敗戦後のしばらくの間はアメリカの軍政下に置かれました(12)。韓国は歴史をねつ造する国ですが(13)、これもまた歴史のねつ造です。 一方で、歴史を隠蔽する国もあります。1945年9月2日に日本は降伏文書に調印しました。これで、日本の敗戦が外交文書上固定されました(14)。アメリカはこの日を「V-J day」とそています(10)。そして、アメリカの軍政下にあった1952年4月までは、この日を降伏の日や降伏記念日や敗戦記念日と呼んでいました(呼ばされていた?)。歴史的にはこの呼び方が正しいはずです。ところがいつの間にか8月15日が「終戦の日」になりました(1)。この言葉には軍部の暴走を許し(15)、日本をそして世界を戦争の惨劇に陥れた反省がありません。